医療コラム

コロナ感染で自宅療養する際に気をつけること5選|医療従事者が解説

こんにちは!なおです!
このブログでは『心を軽くする考え方』『医療』『リハビリ』の3つを柱に情報発信を行っています。

ブログを通しあなたの人生を少しでも良い方向に変えていけるような“お手伝い”が出来るようになることが最大の目標です!是非、参考にして頂きながら今よりも良い毎日を歩んで下さい!

あれだけ気をつけていたのにコロナに感染してしまった・・・。さいわい現時点では軽症と診断され在宅療養の状態になったけど何をどう気をつければ良いんだ? 自宅療養の怖さもあるし他人にも絶対移してはいけないと思う。何か参考になるものないかな?

コロナに感染してしまい自宅療養を行う際は、様々なことに気をつけて過ごして行かなければなりません。

過ごし方を間違えてしまうと自分が感染源となり様々な人をコロナ感染者にしてしまう可能性もありますし大切な人を死に追いやってしまう可能性もあります。

なお
なお
コロナに感染してしまうことはしょうがないことです。感染してしまったら次は『コロナを治す』ことと『誰かに感染させないようにする』という意識が重要になります。

今回は、総合病院に勤務する医療従事者の立場からコロナ感染で自宅療養をすることになった際に気をつけるべきことを詳しくお伝えしていきます。

より分かりやすく誰でも理解しやすいようにまとめていきます。

コロナ感染で自宅療養になった方やコロナに感染してしまった家族のお世話をする方は、熟読して頂けると今後の過ごし方の参考になるかと思います!

コロナ感染で自宅療養する際に気をつける基本的なこと

コロナに感染してしまったら発熱の状態酸素飽和度の状態は慎重に経過を追うようにして下さい!

なお
なお
テレビで報道されていますがコロナに感染してしまうと急激に症状が進行することがあります。気づいたら重症化命の危険に晒されていることもあります。

保健所からの指定では、1日2回の体温測定・酸素飽和度測定は最低限やって下さいと指示が来るかと思いますが、それ以上、過剰になるぐらいチェックしても構わないと思います。

高熱(38℃以上)に加えて酸素飽和度が93%を切ったら黄色信号90%を切ったら赤信号だと思って下さい。

なお
なお
93%を切ったら酸欠状態一直線です。躊躇せず保健所に相談して下さい。一刻を争う状態に突入していきます。

また、当たり前ですがコロナに感染してしまったら外出は禁です。
一人暮らしの人は、家族や友人に買い物を頼むのが基本になります。
そして、買ってきてもらったものは玄関に置いてもらうようにし、友人・家族との接触はしてはいけません(感染させてしまうから)。

次の項目からは、更に医療従事者の視点から気をつけるべきことをお伝えしていきます!



コロナ感染で自宅療養する際に気をつけること5選


コロナに感染してしまい自宅療養する際、気をつけることを5つ紹介します。

・適切に消毒を行う

・換気を適時行う

・ゴミの出し方に注意をする

・飲酒、喫煙は絶対にしない

・お世話をする時は短く感染対策をバッチリ行う

が重要です。

どういうことかを1つずつ詳しく解説していきます!

適切に消毒を行う

コロナに感染してしまい自宅療養する際、気をつけることは適切に消毒をすることです。

・手の消毒はアルコール

・テーブルやイス、ドアノブの消毒は次亜塩素酸

・食器類や箸は80℃の熱水に10分間浸す
(沸騰したお湯の中に突っ込むでも良いです)

なお
なお
テーブルなどの消毒を行う際は、次亜塩素酸水ではダメです!ちゃんと次亜塩素酸を希釈したものを使いましょう!作り方は市販の家庭用漂白剤25mlに対して水1Lです(次亜塩素酸ナトリウムの濃度が0.05%)。その後、水拭きしましょう!

消毒方法を間違えてしまうことで菌を部屋の中に広めてしまうことになります。
せっかく治っても不適切な消毒のせいで再度、コロナ感染してしまう可能性もあります。

過剰になり過ぎるぐらいでも良いと思います。
消毒だけは徹底的に行いコロナ菌をなくすようにしていきましょう!

不用意にものに触らない・自分の部屋からは最低限度しか出ないということも菌を拡散させない為の大切な対策の1つになるかと思います!

是非、意識してみて下さい!

換気を適時行う

コロナに感染してしまい自宅療養する際、気をつけることとして適時、換気を行うようにしてみて下さい!

なお
なお
とにかく部屋の空気がこもらないように注意して下さい!

暑い時期や寒い時期では、中々窓を開けたくないと思われる方も多いかもしれませんが、それを行なってしまうとコロナ菌を部屋の中に滞在させてしまうことになります。

コロナ菌を再度吸い込んでしまったり、治りが悪くなってしまったり、更に重症化してしまう可能性もあります。

また、同居する人がいるとすれば、コロナを移してしまう可能性も上がります。
なので外が暑かろうが寒かろうが我慢して部屋の中を常に新鮮な状態にできるように心掛けてみて下さい!

最低1時間に2回、10分程度行なってみて下さい!
もちろん時間が長ければ長いほどしっかりと換気出来るので良いですよ!!!

ゴミの出し方に注意をする

コロナに感染してしまい自宅療養する際、気をつけることとしてゴミの出し方に注意して下さい!

感染させてしまう可能性があるものの例

・マスク

・ティッシュ

・嘔吐物

・手を吹いたペーパータオル

・消毒に使用したペーパータオル

・使用したタオル類

などがゴミにでた際は、一般ごみと分けて管理しても良いかと思います。

ゴミ処理をしてくれる清掃員に感染させない為にも①袋は空気をなるべく抜きしっかりと縛る(庭やベランダがあれば庭やベランダでやった方が良いかも)②できればゴミ袋を2重にして出す③ゴミを出した後は手洗いうがい消毒をしっかり行う。ようにして下さい!

この配慮を行うだけで感染させない・感染しないが行えるようになるかと思います!
コロナに感染してしまった方も辛い中にいるかもしれませんが絶対に他人への配慮を忘れてはいけません!

ゴミの管理もしっかりと行なっていきましょう!



飲酒、喫煙は絶対にしない

コロナに感染してしまい自宅療養する際、気をつけることとして飲酒、喫煙は絶対に行わないようにして下さい!

飲酒をすれば

・大声を出してしまう可能性がある

・感染対策を忘れてしまう可能性がある

・症状を悪化させてしまう可能性がある

・症状が悪化しても気づきにくくなる

・急性アル中になっても対応し辛くなる

・怪我をしてしまった際にすぐに対処できなくなる

などの問題が発生します。
命に関わることばかり起こるので絶対にやめておきましょう!

どんなにストレスが溜まっていたとしても飲酒は絶対にダメです!

なお
なお
他人に迷惑をかける可能性が計り知れないです。

ごめんんさい。では済まなくなります。
飲酒は絶対に我慢しましょう!!!

そして喫煙も同じです。
飛沫を飛ばすことや症状の悪化を招く可能性が非常に高いです。
また、消毒しなければならない範囲も非常に広くなってしまう可能性もあります。

コロナに感染してしまったら治るまで禁酒・禁煙は絶対です!

お世話をする時は短く感染対策をバッチリ行う

コロナに感染してしまい自宅療養する際、気をつけることとしてコロナに感染してしまった人をお世話する時は短く感染対策をバッチリ行うようにしましょう!

具体的に気をつけることとしては

・基礎疾患がなく健康的な人が行う

・お世話する人は基本的に固定

・なるべく1m以上離れる

・1回のお世話は15分以内にする

・換気をして行う

・ガウン(プラスティックエプロン、使い捨てカッパ)、N95マスク、ゴーグル、
 アイシールド、手袋をつけて接する

・お世話が終わったら手洗い、うがい、消毒の徹底

です。
更にガウン(プラスティックエプロン、使い捨てカッパ)、N95マスク、ゴーグル、アイシールド、手袋は一度使ったらすぐ破棄しましょう!

なお
なお
感染物なので一般ゴミと分けることを強くオススメします!

上記のものは一度使ったらコロナ菌が多く付着している可能性があります。
放置したり、再度使用するとお世話した人が感染してしまうリスクを格段にあげてしまいます。

勿体無いとは思いますが破棄するものはして徹底とした感染管理のもとお世話をして下さい!

また、物々しい格好で対応することになるかとは思いますが、それぐらい行わないとお世話している人が感染してしまいます。

割り切って対応するようにしましょう!

繰り返しになりますがコロナに感染しない・させないが基本中の基本です!
過剰になるぐらい慎重に行動していきましょう!

自宅療養解除の目安


自宅療養解除は、基本的に保健所が判断しますが厚生省でまとめている基準があります。
以下に厚生省が出している基準を引用し載せておきます!

コロナの症状のある方については、次の①又は②に該当する場合に、自宅療養は解除されます。

① 発症日から 10 日間経過し、かつ、症状軽快後 72 時間経過した場合
② 発症日から 10 日間経過以前に症状軽快した場合に、症状軽快後 24 時間経過した後に核酸増幅法の検査(PCR 検査及びランプ法による検査)又は抗原定量検査を行い、陰性が確認され、その検査の検体を採取した 24 時間以後に再度検体採取を行い、陰性が確認された場合

コロナ症状の出たことのない方(無症状病原体保有者)については、次の③又は④に該当する場合に、自宅療養は解除されます。

③ 陽性確定に係る検体採取日から 10 日間経過した場合
④ 陽性確定に係る検体採取日から6日間経過した後に核酸増幅法の検査又は抗原定量検査を行い、陰性が確認され、その検査の検体を採取した 24 時間以後に再度検体採取を行い、陰性が確認された場合

これらの基準をクリアし保健所に連絡し解除となれば自宅療養終了となります。
それまでは、自宅内で最低限度の活動のみとし休息を中心に過ごしていきましょう!

間違っても暇だからといって何か作業したりすのはやめましょう!

安静第一です。自分の命を守る行動をしましょう。何か作業するのは治ってからにしましょう!

感染管理は徹底していきましょう!

いかがだったでしょうか!?
コロナ感染で自宅療養する際に気をつけること5選|医療従事者が解説と題して記事をまとめて参りました。

感染管理は徹底していきましょう!

とにかく感染者を増やさない、重症化しないということが重要です。
コロナと対峙して非常に長い年月が経っていますが、まだまだ収束する兆しも何も見えない状態です。

とにかく気を抜かずに生活していくことが大切になります。
早くコロナが収束することを願いつつ自分の健康状態にも最善の注意を払いながら過ごしていきましょう!

みんさん、ご自身のお身体をご自愛下さい!

以上、本日のブログでした。
最後まで目を通して頂き本当にありがとうございました。
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