作業療法

作業療法士・理学療法士・言語聴覚士の違いを詳しく説明します!

こんにちは!なおです!
このブログでは『心を軽くする考え方』『医療』『リハビリ』の3つを柱に情報発信を行っています。

ブログを通しあなたの人生を少しでも良い方向に変えていけるような“お手伝い”が出来るようになることが最大の目標です!是非、参考にして頂きながら今よりも良い毎日を歩んで下さい!

なお
なお
今回は、作業療法士・理学療法士・言語聴覚士の違いを詳しく説明します!リハビリ職に興味のある方は是非、みてってください。

リハビリの資格に関して皆様、詳しくご存知でしょうか?
リハビリの資格には大きく分けて3つあります。
作業療法士、理学療法士、言語聴覚士があります。それぞれ専門性があり役割が異なります。

本日はリハビリの資格に関して詳しくご紹介出来ればと思います!
意外と役割が分からない方も多いのかなと思い様々なことをお伝えしていきます。

その他にも作業療法士10年目の自分が病院勤務の経験から、それぞれのリハビリスタッフと接してきて『スタッフにこんな特徴があるな〜』っと思ったところから、自分が思う『こんな人がなったら向いてそう』というものも書いていこうと思います。

気軽な気持ちで楽しんで見て頂ければと思います!

作業療法士・理学療法士・言語聴覚士の違いを詳しく説明します!


上記にも述べさせてもらいましたがリハビリの資格には大きく分けて3つ存在します。
それが、作業療法士(OT)、理学療法士(PT)、言語聴覚士(ST)となります。

全ての資格共に3〜4年生の大学あるいは専門学校に行き国家試験を受け、合格したら晴れてリハビリのスタッフとなります。

リハビリの資格を取るまでは『少し医療のことに詳しいタダの人』になってしまいます。
我々の仕事は資格がなければ患者さんに触れることやクライエントさんの話を聞くことすらできません。
資格は非常に重要となります。

では、実際それぞれの専門性に関して深く掘り下げていこうと思います。

作業療法士(Occupational Therapist)

定義を紹介したいと思います。

作業療法は、人々の健康と幸福を促進するために、医療、保健、福祉、教育、職業などの領域で行われる、作業に焦点を当てた治療、指導、援助である。作業とは、対象となる人々にとって目的や価値を持つ生活行為を指す。

日本作業療法士協会ホームページより 一部抜粋

作業療法士は生活全般のリハビリテーションを行います。
病気や怪我をしてしまい、今まで通りの生活が不自由になってしまった方に対し、もう一度元の生活が行えるように支援していきます。

また面接やフリートークを通して『本人の大切にしていること』や『趣味活動』といったものに対しても着目しリハビリを行なっていきます。

『身体を治す』という観点からもリハビリを行うことがありますが、それはあくまでも手段であり『身体を治すこと』が主目的ではありません。

作業療法の世界では『精神科』の分野があることも特徴的な1つです。
理学療法士、言語聴覚士にはない分野となります。

その為、統合失調症や気分障害(うつ病や躁病)、解離性障害など様々な精神疾患の方に対してのリハビリテーションも提供していきます。

なお
なお
10年目作業療法士が考える作業療法士に向いている人の特徴としては、遊びが好き・人と話すことが好き・おばあちゃん子だった・オモチャが好き・ゲームが好き・トイザらスが好き・100キンが好き・細かい作業や継続することが得意・相談を受けやすい人などが適正かなと思います。

病気や怪我をされた人が、どのように思い、何をして欲しいのかを観察や言動から察する能力が非常に重要かと思います。

ぜひ、作業療法士を目指す方がいらっしゃれば、参考にして頂ければと思います。

理学療法士(Physical Therapist)

定義を紹介したいと思います。

理学療法とは病気、けが、高齢、障害などによって運動機能が低下した状態にある人々に対し、運動機能の維持・改善を目的に運動、温熱、電気、水、光線などの物理的手段を用いて行われる治療法です。

日本理学療法士協会ホームページより 一部抜粋

理学療法士は『身体を治す』リハビリテーションを主に行なっています。
リハビリと言ったら、こちらの方をメインで思いつくのではないでしょうか?

病気や怪我をしてしまった人に対して、直接身体に触れ筋力練習やストレッチなどを実施し、身体を治していくリハビリを行います。

その為、身体を診る為の『検査の正確性』や『方法』に関してはしっかりと理解する必要があり、治療に関しても『即時的な効果』を求められる事があります。

身体を治していくことに加えて寝返り、起き上がり、座る、立つ、歩くといった基本的な能力の改善も行なっていきます。

なお
なお
10年目作業療法士が考える理学療法士に向いている人の特徴としては、体育会系・アクティブな人・アウトドアの人・キャンプや山登りが好きな人・筋トレが好きな人・体力に自信がある人・力持ち・話が聞ける人・面白い話ができる人・うんちくが好き・調べるのが好き・自分を常に高めていたい人などが適正かなと思います。

作業療法士同様、病気や怪我をされた人が、どのように思い、何をして欲しいのかを観察や言動から察する能力が非常に重要かと思います。

ぜひ、理学療法士を目指す方がいらっしゃれば、参考にして頂ければと思います。



言語聴覚士(Speech-Language-Hearing Therapist )

定義を紹介したいと思います。

言語聴覚士とは、厚生大臣の免許を受けて、言語聴覚士の名称を用いて、音声機能、言語機能又は聴覚に障害のある人々に対して、その機能の維持向上を図るため、言語訓練その他の訓練、これに必要な検査及び助言、指導その他の援助を行うことを業とする者をいうものです。

厚生労働省ホームページより 一部抜粋

言語聴覚士は『話す・聴く・食べる』に関してリハビリテーションを行なっていきます。
作業療法士・理学療法士とは、また少し角度が違う視点でリハビリを展開しているのかなとは思いますが、基本的にはリハビリを行う専門職種としては変わりはありません。

主に病気や老衰により話せなくなってしまった、聴こえなくなってなってしまった、食べれなくなってしまった人に対して口腔や顔面のリハビリ、聴覚の検査や補聴器に関することを取り扱っていきます。そして、なるべく元の生活に近い状態になれるように支援を行なっていきます。

顔面・口腔・脳機能のことに関してはスペシャリストだと思っております。
言語聴覚士の重要な所は人間の三大欲求でもある『食欲』という部分に対して介入をすることですね。非常に存在意義は大きいと思います。

なお
なお
10年目作業療法士が考える言語聴覚士に向いている人の特徴としては、食べる事が好き・食の好みにこだわりがある・話すのが好きだし聞くことも好き・料理が好き・音楽が好き・おっとりしている性格・カフェなどが好き・1人で作業をするのが好き・計算が好き・理系・どちらかというとインドア派などが適正かなと思います。

長い沈黙の空間に我慢ができる、滅裂な発言から『何が言いたいかを読み取れる』、食に関して対象者の視点から推察できる、より聴きやすいように工夫が出来るなどの能力が必要となります。

ぜひ、言語聴覚士を目指す方がいらっしゃれば、参考にして頂ければと思います。

自分に合った職業を選択しよう!


いかがだったでしょうか!?
作業療法士・理学療法士・言語聴覚士の違いを詳しく説明します!と題して記事をまとめてきました。

今回のブログのまとめです。

・作業療法士(OT)
日常生活上を支援するスペシャリスト。精神科に関する勉強もするのでメンタルフォロー、精神科特有の疾患に関しても介入可能。

・理学療法士(PT)
身体を診るスペシャリスト。人間の基本的な動き(寝返り、起き上がり、座る、立つ、歩く)のリハビリを担う。

・言語聴覚士(ST)
話す、聴く、食べるに対してリハビリを展開するスペシャリスト。人間の三大欲求に1つにフォーカスをしている。

それぞれ、専門分野が存在しています。

作業療法士も理学療法士も言語聴覚士も身体のことに関しては勉強して来ているので、身体に関する質問に対しては答えられますが、より具体的なことを知りたければ、それぞれの専門分野の人に聞いた方が『より良い返答』がかえってくると思いまう。

また、リハビリ職を目指されている方も上記に記載した内容を参考にして頂ければざっくりと分かると思います。分からないこと・聞いてみたい事があれば、どしどし連絡待ってます。

今回はリハビリの資格に関して書いてみました。

以上、本日のブログでした。
最後まで目を通して頂き本当にありがとうございました。
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