リハビリコラム

リハビリ職はキツい仕事?|現役作業療法士が本音をお伝えします!

こんにちは!なおです!
このブログは『医療現場で得た後悔しない為の生き方』『作業療法学生と若手に作業療法の考え方』『生活と暮らし』を柱に人生頑張っている方に向けて情報発信をしていくブログです!
ブログ×ツイッターを通し様々な方と楽しみながらコミュニケーションを取れればなと思っています!

将来、リハビリの仕事をやってみたい!だけど、実際リハビリの仕事ってどうなのかな?大変なのかな?具体的に知りたいな!

リハビリの仕事には、作業療法士、理学療法士、言語聴覚士の3種類があります。
実際、リハビリの仕事って大変なのか気になる人もいるかと思います。

そこで今回は、リハビリの仕事が“キツい”のか“キツくない”のかを現役の作業療法士が具体的にお伝えしていきます!

リハビリ職に興味のある方、息子・娘がリハビリ職を目指そうとしている親御さんに必見の記事になります!

是非、最後まで目を通してみてください!

リハビリ職はキツい仕事?

結論からお伝えします!

なお
なお
リハビリ職は、物凄くキツいと言う訳ではありませんが、それなりにキツい。

が正直な感想です。

では、それが一体何故なのか?その理由が

・体力と精神力が必要になる

・コミュニケーション能力が求められる

・やりがい搾取を受けやすい

・常に勉強しなければならない

・失敗は許されない

の5つが挙げられます。

常にプレッシャーとの戦いの中で仕事をすることになりますので『1人でコツコツ仕事をやりたい』や『机上に向かって作業をしたい』と思われる方には向かない仕事なのかなと思います。

では、具体的に上記の5つがどう言うことかを解説していきたいと思います。

体力と精神力が必要になる

リハビリ職は、物凄くキツいと言う訳ではありませんが、それなりにキツい理由として体力と精神力が必要となります。

なお
なお
作業療法士、理学療法士、言語聴覚士全て体力勝負です。

リハビリ職は、体力がないと本当に長続きしないかと思います。

急性期病院(総合病院・大学病院)に勤務するとなおさらです。

自分の場合ですが1日中ズッと動き回っています。
右に行き、左に行き、上に登り、下に降りを毎日、毎日繰り返しています。
加えて当たり前ですが患者さんの診療も行なっています。

なお
なお
頭も常にフル回転状態です。

回復期や生活期、精神科領域では、急性期程動き回ったり頭を常にフル回転させることは、少ないのかもしれませんが、それでもそれなりに体力が必要になるのは事実かと思います。

また、様々な病状・状態の患者さんとも対面しなければなりませんので精神力を強く持っていないと患者さんに感情移入してしまいセラピスト側のメンタルが保てなくなります。

自分と言う人間をしっかりと持っておく必要があります。

学生時代である程度鍛え上げられますが、それでも『体力がない』『メンタルが不安定になりやすい』などの特徴があるとセラピストとして働いていくには、それなりの覚悟が必要になります。

これがセラピストとして働く上でそれなりにキツい理由の1つです。

コミュニケーション能力が求められる

リハビリ職は、物凄くキツいと言う訳ではありませんが、それなりにキツい理由としてコミュニケーション能力が求められる所にあります。

なお
なお
リハビリ職として働くと常に誰かとコミュニケーションを取るようになります。1日中、誰とも話さないと言うことは、まずあり得ません!

とにかく話します。これでもかと言うぐらい話します。
話す相手は

・同職種

・医師

・看護師

・コメディカルスタッフ

・ソーシャルワーカー

・患者さん、利用者さん

・患者さん、利用者さんの家族

・他施設のスタッフ

などです。

正直言ってコミュニケーションが苦手、人と話す事が苦手だと思われている方は、リハビリ職として働いていくのは大変になるかと思います。

なお
なお
かと言って向いていないと言うわけでもありません。

研究職もあるのでそちらで頑張って行きたいという方は、そんなにコミュニケーション能力が必要にならない場合もあります。

ですがリハビリ職の横の繋がりに関しては狭い所があります。

結局、リハビリ職同士でコミュニケーションを頻回に取らなければならないと言う場面も多いかと思います。

人と話すことが苦にならないと言う方にとっては、何の問題もないことですが話すのが苦手という方にとっては、ややキツいことになるかと思います。

やりがい搾取を受けやすい

リハビリ職は、物凄くキツいと言う訳ではありませんが、それなりにキツい理由として、やりがい搾取を受けやすい事があります。

なお
なお
もちろん全ての病院、施設で『やりがい搾取を受ける』とは言いません。

やりがい搾取になりやすい事として

・サービス残業の常習化

・発表、研究をやらされる

・土日も仕事のことを考えなければならなくなる事がある

が挙げられます。

お金の流れが見えない分、『患者さん・利用者さんに多く尽くしすぎてしまったり』『周りがやっているから自分もやらなくてはいけないとなりやすかったり』『義務感から学習をしなければならない』となってしまう事が多いです。

もちろん、上記のやりがい搾取に関しては患者さん・利用者さんにとっては、決して悪いことではありませんが意識して働いていかないとリハビリ職側のライフワークバランスが崩れやすくなってしまいます。

ライフワークバランスが崩れてしまうとリハビリ職側の人生における幸福度が下がってしまう可能性があります。

いわゆるプライベートが全然豊かになって行かないということです。

仕事がするのが好き、勉強しているのが好きという人に関しては、問題になりにくいことかもしれませんが、自分のプライベートもしっかりと充実させたいと思われている方にとっては、やや大変になる可能性があると言えます。



常に勉強しなければならない

リハビリ職は、物凄くキツいと言う訳ではありませんが、それなりにキツい理由として常に勉強しなければならない所にあります。

なお
なお
常に医療は日進月歩です。新しい情報を取り入れて患者さん・利用者さんに還元していかなければ適切な医療を展開していく事が出来なくなってしまいます。

リハビリ職につくと常に勉強を求められます。
仕事中に分からない疾患に出会えば、患者さん・利用者さんに会いにいく前に勉強をしなければなりません。

また治療法に関しても常に情報が更新されています。

少し前までは常識的に使われていた治療法でも数年経ってしまうと非常識の治療法に変わってしまうことだって普通に起こりえます。

勉強しないが故に非常識な治療法をやり続けてしまい患者さん・利用者さんの大切な時間を無駄に使ってしまったり、しっかりと勉強しているリハビリ職に後ろ指を指されてしまう可能性もあります。

なお
なお
常に勉強しなければならに環境に身をおきます。

患者さん・利用者さんに不利益をもたらさないようにする為にも常に勉強していかなければならないのが大変な所になります。

逆に『最新の治療方法を知れて楽しい』『人の身体の事が知れて楽しい』と感じれる人なら苦痛に感じることは、ほとんどないと思います!

失敗は許されない

リハビリ職は、物凄くキツいと言う訳ではありませんが、それなりにキツい理由として失敗が許されない所にあります。

なお
なお
リハビリ職が相手にするのは人です。人に対して失敗する訳には行きません。

リハビリ職が患者さん・利用者さんに対して失敗してしまうと患者さん、利用者さんは一生苦しませてしまう可能性があります。

最悪の場合、身体の状態を悪くしてしまい一生寝たきりにしてしまうリスクさえ存在します。

すみませんでした。では許されない環境で働いていくことになります。
常に責任とプレッシャーの中で働いていくことになります。

中途半端は許されませんしサボることなんて絶対にできません。

失敗してしまったら普通に訴訟されます。
訴えられて自分に非があれば罪を償わなければなりません。

罰金、懲役。そんな言葉も普通に出てくる世界になります。
人を相手にする上でここが医療職全般の大変な所の1つになるかと思います。

普段の日常で『小さなミスを連発してしまう人』や『時間を守れない人』は、要注意が必要になる所だと思います。

責任重大で仕事をしていかなければならないので神経を使う仕事になります。

大変な分、やりがいも感じやすい

上記の項目では、比較的ネガティブなことばかり書いてきましたが大変な分、やりがいも感じやすいのがリハビリ職になります。

なお
なお
本当に大変なことばかりではないんですよ!良いところもたくさんあるんです!

例えば

・ありがとうを言ってもらえる

・自分の存在意義を感じれる

・勉強した分、直接患者さん利用者さんに還元できる

・自分の考えで患者さん、利用者さんを良くする事ができる

・お金に物凄く困ることがない

・復職しやすい

などがリハビリ職として働くメリットになります。

なお
なお
どんな仕事をするより直接『人の役に立っているんだ!』というのが感じやすいです。

病気や怪我で困っている人を誰よりも近くで直接支援出来るのがリハビリ職です。

良い方向に患者さん、利用者さんを向かわせる事が出来れば自分の努力も認めやすいですし『もっと、もっと頑張ろう!』と思えやすいのがリハビリ職です。

少しでも患者さん・利用者さんを良くしたいという思いが『やみつき』になりどんどんリハビリの世界にのめり込んで行くことも出来ます。

そうなれば手に職となり歳をいくつ重ねても働き続けることだって可能です!

基本的に資格職に定年はありません。

自分で何かをしようと思えば一生働くことだって出来ます。
それもリハビリ職の良いところの1つかと思います。

大変そうだからリハビリ職になることを諦めてしまうのではなく、大変だということを理解した上でリハビリ職を目指していけると必ず立派なセラピストになれるかと思います。

自分がどうして行きたいかを大切に行動してみて下さい!

メリット、デメリットを知った上で行動する事が大切!

いかがだったでしょうか!?
リハビリ職はキツい仕事?|現役作業療法士が本音をお伝えします!と題してブログをまとめました!

なお
なお
メリット、デメリットを知った上で行動する事が大切です。

良い部分だけを知り行動しても失敗します。
悪い部分だけを知り行動しても失敗します。

良い部分、悪い部分両方を知った上で『自分で考えて行動する』事が大切です。

このブログを見て感じることは人それぞれだと思います。
ですが、それで良いんだと思います。

ここに書いているのは事実のみです。
事実を受け取った後、どう感じるかは読み手次第だと思います。

たくさん色んなことを考えてみて下さい。色んなことを感じてみて下さい。
その上で結論を出し行動する事が重要です。

最後に1つだけお伝えするとするのなら自分は『作業療法士という仕事が好きですし、作業療法士になれて本当に良かった』と8年以上作業療法士をやってきて感じています!

以上、本日のブログでした。
本日も観てくださっている方、本当にありがとうございました。また、時間がある時に気軽に観にきてくださいね!
そして、何かあればTwitter、お問い合わせから連絡下さいね!!!
1人で悩まず一緒に歩んでいきましょう!

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