こんにちは!なおです!
このブログでは『心を軽くする考え方』『医療』『リハビリ』の3つを柱に情報発信を行っています。
ブログを通しあなたの人生を少しでも良い方向に変えていけるような“お手伝い”が出来るようになることが最大の目標です!是非、参考にして頂きながら今よりも良い毎日を歩んで下さい!
みなさん脳卒中はご存知ですか?脳卒中とは、脳梗塞や脳出血、くも膜下出血などあらゆる脳血管疾患の総称をいいます。発症されたあとの再発率は脳梗塞で発症1年目で約8%、4年で約25%、10年で約50%になり、経過と共に年々再発率が上がるとされています。脳出血では最初の1年で約25%の再発が認められるという文献も存在します。
なので、再発予防を徹底的に行なって行かなければ死のリスクを挙げてしまうことになります。
今回は『脳卒中予防』と題して、現役作業療法士である立場からみなさんに重要なことをお伝えしていければ良いなと思います。
再発予防は同時に、脳卒中にならない為の予防にもなります!
ぜひ、この記事を読んで頂き、脳卒中にならない人生を歩んで頂ければと思います!
脳卒中を予防する為に大切なこと|現役作業療法士からのメッセージ
脳卒中になってしまうと、様々な症状が出現します。
闘病生活(内科的治療やリハビリ)は非常に大変なものになり『あの時、こうしておけばよかった』など思われても遅い状態になります。
そうならない為にも、適切な予防や1度発症されてしまった人は再発予防に努めていかなければなりません。
予防や再発予防を行なっていくにあたっては以下のことを重点的に行なっていく必要があります。
・食生活に気をつける
・睡眠時間を気をつける
・適度な運動を行う
・タバコを吸わない
・脱水に気をつける
上記の5つに気をつけて生活を行なっていけば限りなく脳卒中の発症を避けることが出来ます。
では、1つずつ深く解説していきたいと思います。
食生活に気をつける
脳卒中を予防する為に大切なことは、食生活に気をつけることです。
意識していく食生活のポイントがあります。
・しょっぱいものを取りすぎない
・脂質を取りすぎない
・甘いものを取りすぎない
これら3つは、意識して気をつけないと、すぐに脳卒中の再発となってしまいます。
しょっぱいものの取りすぎ
しょっぱいものを摂りすぎてしまうと体内に水を貯めようとする反応を引き起こします。
難しく言ってしまうと体内の電解質バランスを適切に保とうとします(ナトリウム、カリウム、水など)。
結果、腎臓は体内でより多くの水分を維持しようとしていきます。
身体の水分量が多いと静脈や動脈に流れる血液の量も増えます。
すると、時間とともに血管が固くなり、高血圧を引き起こす可能性が出現します。
高血圧は血管にかかる圧を高めてしまうので、破裂のリスクとなり脳卒中になってしまうリスクを上げてしまいます。
脂質の取りすぎ
脂質を取りすぎてしまうと動脈硬化を引き起こします。
脂質とは、油物です。
血管がボロボロになり最終的には破裂リスクを伴うことになります。
もし脂質を取るのであれば動物の肉より魚の肉を食べるようにして、良質な油を取るように心がけてみてください。
甘いものの取りすぎ
甘いものを取りすぎてしまうと言わずと知れた糖尿病のリスクをあげることになります。
糖尿病の症状として血管が脆くなる(動脈硬化)リスクを生じます。
結果、上記の脂質取りすぎと同様に血管の破裂を引き起こします。
チョコレート、ケーキ、生クリームなどは極力控えましょう!
睡眠時間を気をつける
脳卒中を予防する為に大切なことは、睡眠時間を気を付けることです。
睡眠不足も脳卒中のリスクを上げることをご存知ですか?
睡眠不足に陥ることで循環動態の破綻を引き起こすリスクに繋がります。
結果、高血圧や低血圧のリスクに繋がり、血管破裂や血栓の詰まるリスクを上げていきます。
また、脳卒中だけではなく、心筋梗塞、大動脈解離など様々な病気のリスクを上げてしまう可能性も存在します。
現代社会人は非常に睡眠不足に陥りやすい状態にあります。
この機に睡眠不足=脳卒中リスクや他の疾患リスクをあげてしまうということを理解して頂きしっかりと睡眠を取るように心掛けて下さい。
少し意識して睡眠を取るようにするだけで病気を防いでいくことは可能ですよ!!!
適度な運動を行う
脳卒中を予防する為に大切なことは、適度な運動を行うことです。
運動不足に陥ると様々な症状が出現していきます。
・肥満体型になる
・心肺機能が落ちる
・ストレスがたまる
・眠れなくなる
などが生じてきます。
肥満になると
動くのが億劫になり、体力低下や筋力低下を引き起こすようになっていきます。
食事は好きなものを食べブクブク太り、上記で説明したように動脈硬化などのリスクを急激に上げます。
その他にも足腰も弱るので転倒リスクに繋がったり、脂肪肝や高尿酸血症からくる痛風、ガンなどのリスクを上げます。
肥満になることは、死に近ずいていくだけなので、なるべく防いでいきましょう!
心肺機能が落ちると
体力がなくなり、筋力低下を引き起こします。
少し動くだけでも、胸がドキドキしたり、息切れを生じるなど、生活を営むことが苦となっていきます。
心臓のポンプ機能も落ちて、循環不全を起こす可能性もあります。
血栓が詰まりやすくなってしまったり、心不全などの重篤な症状も出現してしまいます。
運動不足は、脳卒中だけではなく様々な症状を引き起こすので注意が必要です。
ストレスが溜まる
身体を動かさないことによりストレスが蓄積しやすい状態になります。
ストレスは身体の中のホルモンバランスを容易に変えてしまいます。
ホルモンバランスが変わると血圧の変動を起こしやすくなり、血管の破裂や詰まりを生じさせてしまいます。
適度にストレス発散をして、身体を適切な状態にしておくということは非常に重要になります。
眠れなくなると
睡眠に関しては、上記で詳しいことは述べたので割愛しますが運動不足によって身体が疲れないので、良質な睡眠をとることが出来なくなってしまいます。
中途覚醒をしてしまったり、寝付けなくなる原因にもなります。
適切に運動を行い良い睡眠を取れるように心掛けることが脳卒中予防に良い影響を与えます。
タバコを吸わない
脳卒中を予防する為に大切なことは、タバコを吸わないことです。
喫煙ほど身体に悪いことはありません!!!
是非、積極的にやめて下さい!
自分の欲求を満たすだけで、あとは死へのカウントダウンを早めているだけです。
喫煙は言わずと知れた『動脈硬化』を出現させてしまう代表的なものです。
脳卒中一直線です。
一度脳卒中になった方は、絶対にやめといた方がいいです。圧倒的に再発リスクを上げます。
今現在、喫煙をされている方も、ある文献では『たばこを長年吸っていても、2年間禁煙するとリスクが減少してきて、5年間禁煙すると、もともとたばこを吸ってない人と同じリスクまで戻る』といわれています。
行動するなら早めに行動することをオススメします。
禁煙こそ、脳卒中予防になりますので。是非心掛けて下さいね!
脱水に気をつける
脳卒中を予防する為に大切なことは、脱水に気を付けることです。
脱水になってしまうと、血液がドロドロになってしまい血管が詰まってしまいます。
結果、脳梗塞や脳出血のリスクを格段に上げてしまいます。
特に歳を重ねると、脱水に気づきにくくなる傾向にあります。
夏場に限らず冬場も脱水になる方は多いです。
積極的に水分をとり、脱水状態を防ぐようにしましょう!!!
推奨する飲み物
・水
・OS-1
・スポーツドリンク
・麦茶
非推奨の飲み物
・コーヒー
・緑茶
・エナジードリンク
・アルコール
です。
ぜひ、参考にして頂き脱水を防いで下さい!
意識して行動していけば脳卒中は防ぐことが出来る
脳卒中予防を意識して行っていけば脳卒中を発症する確率を大きく下げることができます。
日々の生活習慣を見直す。
たったそれだけで健康で長生きをすることができます。
今からの生活が未来の自分の在り方を大きく変えると言っても過言ではありません。
出来る予防は、しっかりと行っていき苦しまない生活がなるべく長く出来るようにして行きましょう!
上記にも記載しましたが“あの時、ああしておけばよかった”と思うような未来を迎えないように行動していくことが大切です。
人生一度きり!
なるべく長い時間楽しめるようにして行きましょう!
健康寿命を伸ばしていこう!
いかがだったでしょうか!?脳卒中を予防する為に大切なこと|現役作業療法士からのメッセージと題して記事をまとめてきました。
本日のまとめです。
脳卒中予防には
・塩分、糖分、脂質の取りすぎには要注意
・睡眠時間をしっかりと確保する
・運動をする
・絶対禁煙
・脱水はとにかく防ぐ
です。
1つ1つの心掛けで脳卒中再発予防や発症リスクを下げることが出来ます。
やるかやらないかは、あなた次第ですが、脳卒中になり苦労されている方を何人も見てきています。
脳卒中にならないに越したことはありません!
繰り返しになりますが今のうちにできる対応は全力で行なっておいた方が後悔しない人生を送れるようになります。
1度なったから再発しないなどと思わずしっかりと対策して下さい。
若い方も若いからと言って油断せず対策はしていきましょう。
平均寿命を伸ばしていくのではなく、いつまでも元気に楽しく生活していくことの出来る期間、いわゆる健康寿命を伸ばしていけるように行動して行きましょう!
以上、本日のブログでした。
最後まで目を通して頂き本当にありがとうございました。
その他にも
などの記事を書いています。気になる記事がありましたら是非、覗いてみて下さい。
少しでもあなたの未来が良い方向に向かうことを祈っています。
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