リハビリコラム

認知症にしない為の介入方法〜現役作業療法士が実践していること〜

こんにちは!なおです!
このブログは『医療のこと』『生きための知恵』を柱に人生頑張っている方に向けて情報発信をしていくブログです!
ブログ×ツイッターを通し様々な方と楽しみながらコミュニケーションを取れればなと思っています!

なお
なお
急性期病院に勤めていると、患者さんの中には、環境の変化や不動の影響により認知症へと移行してしまう方が沢山いらっしゃいます。今回のブログでは、少しでも認知症にならない為に普段行なっている工夫点をみなさんに紹介していきたいと思います。

入院している人に限らず
自分のおばあちゃん、おじいちゃん、お父さん、お母さんに対しても
いずれは『認知症予防』を行なっていく立場となる可能性は、誰にでもあることだと思います。

認知症予防を行なっていくに当たって、みなさん共通して思われることがあります。
それは

・認知症予防ってどういうことをやれば良いのか

・計算問題をやらせれば良いのか

・間違い探しや数独をやらせれば良いの

などを思われます。

確かに計算問題や間違い探しをすることは間違ってないですが、もっと良い方法があります。
今回は、それについてお伝えしていこうと思います。

現役で病院勤務をしている立場からお伝えさせて頂きますので参考になるかと思います。

ぜひ、最後まで目を通して見てください。

認知症にしない為の介入方法

大切なポイントを5つお伝えしていきます。
そして、1つずつ深く詳しく書いていきたいと思います。

・リアリティーオリエンテーションを行う

・回想法を用いる

・実生活の動作は自分で行う

・環境は変えない

・人と関われる環境を作る

です。
わからない用語も出てきていると思いますので1つ1つ触れていきたいと思います。

リアリティーオリエンテーションを行う

なお
なお
リアリティーオリエンテーションは1968年にアメリカのフォルソムさんが提唱した言葉です。

リアリティーオリエンテーションは認知症予防や認知症予備軍、認知症の方に実践すると非常に良い反応を得られることがあります。

具体的に行うこととしては

・24時間のタイムスケジュールを作り一緒に確認しながら日中を過ごす

・その都度、正しい月や曜日を伝えて『今日が何日』なのかを把握してもらう

・ここがどこであるかを伝える

・自分の名前や妻、旦那、子どもの名前を伝え認識してもらう

・今日の天気などを答えてもらう

などが当てはまります。

これを行うことにより、自分自身がどのような存在か今自分がどのようなことを行なっているのかを認識出来るようになります。
この体験が非常に重要で脳の活性化や賦活に繋がってきます。

現実が理解できていくと、前回は答えられなかった日付けや名前、場所を答えられるようになったりします。
これは、認知症予備軍の方に対しても実践が出来るものであり、相手の自尊心を傷つけない程度で物事をお伝えしたり考えてもらうようにしたりします。

臨床の現場でも作業療法士だけではなく、看護師さんも積極的に実践されている方法になります。
認知症予防のまずとっかかりとしては非常に導入しやすいものなので是非、実践してもらえればと思います。

回想法を用いる

なお
なお
回想法は1960年代にアメリカの精神科医、ロバート・バトラーさんが提唱した言葉です。

回想法に関しても臨床の現場ではたくさん用いる方法の1つとなっています。
実際に行う方法としては以下のことになります。

・今まで経験してきたことをきく

・仕事内容をきく

・楽しかった思い出、辛かった思い出をきく

・子どものころに夢中になっていたものをきく

・子育てで大変だったことをきく

など、昔の思い出に関して思いを巡らせて様々なことを考えてもらいます。
認知症の方は直前のことは忘れてしまう方は多いですが、昔のことであればバッチリ覚えている方は多いです。

昔のことを思い出して言葉にしたり、相手の話を聞いて刺激を受けたりすることで脳が活性化し、活動性・集中力・自発性の向上や自発語が増加していくことや、認知症の進行の予防となります。

また、回想法を用いると
暴力的な人でも穏やかになったり、騒いでた人が穏やかになるなど精神面に対しても効果絶大の結果が得られることが多いです。

五感を刺激しながら行う回想法も有効で

・昔よく作ったご飯の匂い

・好物な食べ物を食べる

・好きだった音楽をきく

・好きなぬいぐるみに触れる

など、思い出すだけではなく五感を刺激してエピソードも交えながら接していくと更に効果UPが期待できます。

会話の中で、自己開示も行いながら一緒に時間を過ごしていくと信頼関係も築けて行ったりします。
絶対にやってみる価値はある方法です。明日からも使えるので是非、実践してみてください。

実生活の動作は自分で行う

なお
なお
過介助しない。出来ることは自分で行なってもらうのが認知症予防になります。

日常生活において介助『しすぎない』ということは非常に大切なことです。
本人が『出来る』のに介助してしまうことは、本人に考えさせる『時間』や『思考過程』を奪ってしまうことになります。

日々の生活では、様々なことに身体を動かし頭を働かせています。
例えば

・起きる

・トイレをする

・洗面、歯を磨く

・食事をする

・買い物をする

・料理をする

・洗濯をする

・お風呂に入る

・趣味活動をする

など、書き出すとキリがありませんが、様々なイベントがあります。
認知症の方や認知症予備軍の方にとって、自分で考えて工夫して身体を動かし頭を働かせ生活をしていく経験は重要なこととなってきます。

10分以上掛けても本当に『できない』ものに対しては手を差し伸べて良いと思いますが
『本人にやってもらう』という体験・経験が『本人の為になる』ということだけは忘れずに接していって下さい。

病院内でも、基本的にはご自身のことはご自身で行えるように環境設定したり促したりしています。
是非、参考にしていただき実践して頂ければと思います。

環境は変えない

なお
なお
環境が変わるということは、今まで行なっていたルーティンワークが行えなくなってしまったり、精神的なストレスがかかり易くなってしまいます。

環境が変わると生活も変わっていき、何がなんだか分からなくなってしまったり(パニックになってしまったり)、精神的にストレスがかかりやす状態となってしまいます。
これが急遽、病院に入院することになり、認知症が進行してしまう原因の1つにもなります。

『今までの環境を保つ』

ということも重要な認知症進行予防となります。

なので、高齢の方(家族など)が入院することになったら

・なるべくベット周りを家に近い環境にしてあげる

・出来る限り知っている顔の親しい人が面会にいく

・起きる生活を意識する

を心掛けていくと認知症進行予防を行なっていくことが出来ると思います。

人と関われる環境を作る

なお
なお
コミュニケーションを取るということは、非常に脳を使うことであり難易度も難しいこととなります。考えて物事を発するという体験が認知症予防となっていきます。

入院していても、していなくても
人と関わる環境を作るということは認知症予防や進行予防になっていきます。

上記に記載した『リアリティーオリエンテーション』や『回想法』を人と関わることで無意識下に生じさせることも出来ます。
考える体験、言葉を表出する体験、五感を使用し物事を進める体験は脳にとっては良い刺激となります。

さらに人とコミュニケーションを取ることにより

・誰かと楽しく過ごせる体験

・相手の発言に対して考える体験

・笑う体験

・悲しむ体験

・怒る体験

など、感情の面にも働きかけることが出来ます。
ただ、ただ計算問題もしていたり、間違い探しをしているよりもよっぽど脳に刺激を与えることが出来ますよ!!!

まとめ

本日のブログまとめです。

認知症の予防をしていくにあたり大切なこと
・自分が何者で何処にいて、何をしているのかを理解する

・昔のことを思い出して語りべをする

・自分でやれることは自分で工夫してでもやる

・環境はむやみやたらに変えない

・人とコミュニケーションをたくさん取るようにする

いかがだったでしょうか?

認知症にしない為に関わる方法を書いてきました。

このブログを読んで頂ければ、ただ計算問題を行わせたり、暗記をさせたりすることは少なくなると思います。

人と関わる経験、物事を思い出す経験、環境に対する配慮を行い
様々な刺激を脳に与えながら認知症にならない為の予防がいかに重要なことなのか理解して頂けたと思います。

認知症予防に関して何をどうして良いか分からない方はぜひ参考にして頂き自分の大切な人を適切に守っていきましょう!!!

以上、本日のブログでした。
本日も観てくださっている方、本当にありがとうございました。また、時間がある時に気軽に観にきてくださいね!
そして、何かあればTwitter、お問い合わせから連絡下さいね!!!
1人で悩まず一緒に歩んでいきましょう!

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