こんにちは!なおです!
このブログでは『心を軽くする考え方』『医療』『リハビリ』の3つを柱に情報発信を行っています。
ブログを通しあなたの人生を少しでも良い方向に変えていけるような“お手伝い”が出来るようになることが最大の目標です!是非、参考にして頂きながら今よりも良い毎日を歩んで下さい!
作業療法士として働きたいなと思っている方にとって楽しい部分・やりがいのある部分だけではなく、大変な部分もしっかりと把握した上で作業療法士を目指された方が『こんなはずじゃなかったのに』ということは回避出来るかと思います。
今回は、自分が勤めている急性期病院に焦点をあてて作業療法士の大変な所をお伝えしていきたいと思います!
良いところも悪いところも知って頂き、作業療法士を目指して頂ければと思います!
前回までも作業療法関連の記事をたくさん書いています。
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https://otclover.com/occupational-hazard-part-2/
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おすすめ記事をいくつかピックUPしてみました!
是非、上記の記事もみて頂きながら、作業療法士のことをより深く知って頂ければと思います!
作業療法士の仕事は大変?|全般的に言える部分
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まず、最初に作業療法士として働く上で大変な部分の全般的な所を軽くお伝えしていこうと思います!
全般的に大変な所は
・体力が必要
・自分を保つ必要がある
・逃げることが出来ない
の3つが挙げられます。
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では、1つずつ解説します!
体力が必要
とにかく、作業療法士になったら体力が必要です。
体力が必要となる部分は学生の時からも変わらない部分になります。
学生時代は、勉強、勉強、実技、実技、実習、実習、論文、論文、国家試験、国家試験に追われる毎日を過ごすことになります。
社会人になれば、診療、診療、カンファレンス、カンファレンス、委員会、委員会、外部の勉強会、学会になります。
それだけ忙しいですし、動き回っていることが殆どになります。
その為、非常に体力を必要とする所が大変な所かと思います!
自分を保つ必要がある
自分を保つことも重要なことで大変となる部分です。
病気や怪我でメンタルが落ち込んでいる患者さんに自分の感情が引っ張られては行けません!
引っ張られてしまい同情や感情的になってしまったら作業療法士の仕事は勤まりません!むしろ働けなくなってしまう可能性も存在します。
作業療法士も人間なので、可哀想だな、大変そうだな、辛そうだなと思うことはありますが
その感情に振り回されてしまうと、特定の患者さんを特別扱いしてしまったり、神経質になりすぎてしまったりしてしまいます。
そうすると自分自身の身が持たなくなっていきます。
どんなに可哀想、大変そう、辛そうと思っても自分を保ち冷静になり医療者として接していかなければなりません。
逃げることが出来ない
作業療法士になれば当たり前ですが逃げることは出来ません。
自分が辛いから、苦しいから、嫌だからという感情で動きその場から逃げてしまうと患者さんに不利益をもたらしてしまいます。
・治るはずだったものが治らなくなってしまう
・動けるはずだったのに動けなくなってしまう
・認知症になってしまう
などの症状を招いてしまうことになります。
作業療法士になった以上、臨床場面から逃げることは絶対に許されません。
患者さんもそうですが、同じ環境で働いている医療スタッフ全員に迷惑をかけることにもなってしまいます。
非常に責任が問われる現場で働くことになるので、そこが大変な部分でもあります!
作業療法士が急性期病院で働く上で大変な所
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次に作業療法士が急性期病院で働く上で大変な所を紹介していきたいと思います!
・より深い医学的な知識を求められる
・理学療法士、言語聴覚士と同じような知識を求められる
・コミュニケーション能力が必要
主に上記3つが挙げられます。
この3つは新人の頃や転職仕立ての頃に一番ぶち当たる壁になるかと思います。
急性期病院は生きるか・死ぬかの瀬戸際な人が多く運ばれていく場所になります。
非常に切迫した現場ですし、日々最新の医療もバンバン用いられる環境になります。
作業療法士もそれについていかなければならなくなります。
やりがいを感じやすく、楽しい部分にはなりますが、非常に大変な部分にもなります。
では、上記の項目1つ1つを解説していきます。
より深い医学的な知識を求められる
急性期病院に働く作業療法士は、作業療法の知識だけではなく医学的な知識を多く求められます。
学校教育では習わないこともバンバン求められる現場となります。
なので、急性期病院に勤めると1から作業療法以外のことを学びなおさなければなりません。
学んでいかなければならないことは
・リスク管理のこと
・血液検査結果のこと
・画像のこと
・手術の術式のこと
・薬剤のこと
・医療器具のこと
・生理学のこと
・運動学のこと
・解剖学のこと
主に上記のことを1から学び直したらり、新たに知っていかなければなりません。
非常に覚えることも膨大で、全ての診療科のことを把握しなければなりません!
急性期病院で働けば大抵の病気の対処方法を理解できるようになりますが、理解するまでが非常に大変な現場になります!
医療は日進月歩なのでズーッと学び続けなければなりませんし完璧になることはありません。
知らない病気に関しては、その都度その場で調べ、必要なものだけを抜粋していき即座に患者さんに会いにいき、リハビリを行なっていかなければなりません。
ゆったり、まったりしていることはまずありません。
スピード感が命の現場になりますので、そこが非常に大変な部分になります!
理学療法士、言語聴覚士と同じような知識を求められる
作業療法士として働いた以上、作業療法を行なっていきたい所なんですが
作業療法を実施するまでに至らない患者さんも多くいらっしゃいます。
そんな時に必要なのが理学療法士、言語聴覚士の知識です。
・身体の使い方
・離床の方法
・歩行の分析
・呼吸
・バイタル管理
・嚥下の方法
などが主に必要になる知識かと思います。
作業療法士だから理学療法、言語聴覚療法のことは無視するは出来ません。
それを行なってしまうと患者さんに不利益を与えてしまいます。
急性期病院では、患者さんにメリットのあることをその場で判断し柔軟に対応していかなければなりません。
作業療法に固執してしまうと他の医療スタッフからも患者さんからも信頼を失ってしまいます。
その為、絶対的に理学療法、言語聴覚療法の知識も必要になります。
自分で学んでいく必要もありますし、理学療法士・言語聴覚士の方に頭を下げて教えてもらうことも必要になります。
患者さんの為に日々勉強していく必要があるのが急性期病院であり、大変な部分でもあります!
コミュニケーション能力が必要
最後にコミュニケーション能力を非常に求められる現場になります。
コミュニケーションをする相手は、各診療科の医師、看護師、薬剤師、コメディカル。
患者さんや患者さんの家族、他施設のスタッフともコミュニケーションをとっていきます。
本当に様々な知識が必要となりますし、基本的には同じレベルで話が行えなければなりません。
作業療法士だから作業療法のことだけをやってれば良いという環境におかれないのが急性期病院の作業療法士になります。
様々な人に合わせて様々なコミュニケーション方法をとって行かなければなりません。
逆にコミュ障と思っている方は徹底的に直すことができるかもしれませんね。笑
多種多様にコミュニケーションを取れるようにならないといけない所が急性期病院であり、大変な所になるかと思います!
作業療法士は求められる事が多い
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いかがだったでしょうか?
作業療法士の仕事は大変?|急性期病院勤務の作業療法士が解説しますと題して記事をまとめて参りました!
作業療法士として働く上で大変な所は非常に多くのことを求められる所です!
作業療法というのは理学療法・言語聴覚療法に比べて自由度が非常に高いです。
高いがゆえに様々なことを求められます。
特に急性期病院というのは医学的な治療が最優先の場所になります。
ゆっくりと作業療法をやっていると患者さんの回復スピードについていけず無意味な治療を行なってしまう可能性もあります。
常にその場で考えてプランを変更しリハビリを実施して行かなければなりません。
わからないことは直ぐに理解しないと患者さんに不利益を与えてしまうこともあります。
あとででいいやが通用しない現場になりますし常に頭がフル回転している現場になります。
そこが急性期病院で働く上で大変な所になるかと思います!
ただ大変は大変ですが患者さんの良くなっていく過程も身近で見れる環境でもあります。
自分が適切に介入出来ていれば、患者さんもみるみる回復していきます!
そんな過程を見たい方にとっては良い環境にもなるのかなと思います!
作業療法士として作業療法以外の多くのことを求められますが学んだ分、直ぐに患者さんへ還元が出来るのでやりがいも感じやすい現場になります!
良いところも大変なところも理解して頂き、急性期で働いて見たいと思う作業療法士が増えれば良いなと思います!
以上、本日のブログでした。
最後まで目を通して頂き本当にありがとうございました。
少しでもあなたの未来が良い方向に向かうことを祈っています。
『悩み事』『もっと聞いてみたい事がある』と言う方はTwitterのDMやブログのお問い合わせから連絡下さい。1人で悩まず一緒に歩んでいきましょう!