作業療法

作業療法士は飽和しない|現役セラピストが解説!目指している方必見

こんにちは!なおです!
このブログでは『心を軽くする考え方』『医療』『リハビリ』の3つを柱に情報発信を行っています。

ブログを通しあなたの人生を少しでも良い方向に変えていけるような“お手伝い”が出来るようになることが最大の目標です!是非、参考にして頂きながら今よりも良い毎日を歩んで下さい!

なお
なお
今回は、作業療法士は飽和しないという話を現役の作業療法士の立場からお伝えしていきたいと思います!目指されている方必見ですよ!

作業療法士を目指そうと養成校に入ろうとしている人、今現在作業療法士になるべくとして頑張って勉強されている学生さんが一度は耳にしたことのある言葉。それは『作業療法士が将来、飽和する』という話。

結論から言います!決してそんなことはありませんので安心してください。と声を大きくして伝えたい。

不安を煽るような人が沢山いますよね!
現役の作業療法士が『飽和する』なんて発言をしている人がいれば、自分は、なんて『危機管理のない発言』をするんだろうと感じます。

むしろ現役の作業療法士なら

なお
なお
これからの作業療法士の未来は明るい!!!

と語っていった方が次の世代の担い手が増えるのではないでしょうか?

今回は『作業療法士は飽和しない』に関しての記事を書いていこうと思います。
ぜひ、この記事をみて作業療法士を目指そうという人が増えてくれれば良いですし、実際に目指しているという方は安心して頂ければと思います。

作業療法士は飽和しない|現役セラピストが解説!目指している方必見

上記にも結論を述べさせて頂きましたが、大事なことなので2度を言わせて下さい!

なお
なお
将来、作業療法士は飽和しません!!!!!安心してください!!!!!

今後の日本の動向としては『少子高齢化』がますます進んでいきます。
そんな中で、どう考えても作業療法士が飽和するわけがないです。

理学療法士より作業療法士の方が今後は需要がますます伸びていきます。
それはなぜかを以下にまとめてみました。

・作業療法士の専門性は人々の『参加』と『活動』にあります。

・身体機能面に特化しないので障害の有無に関わらず支援ができる。

・理学療法士・言語聴覚士ではカバーできない精神科・心療内科の分野に強い。

・開業という最終切り札が残されている。

では、1つ1つ深くお伝えしていきたいと思います。

作業療法士の専門性は人々の『参加』と『活動』にあります。

身体機能面に特化するのが理学療法士
言語・摂食機能に特化するのが言語聴覚士

作業療法士は人々の『参加』と『活動』に特化しリハビリテーションを展開していきます。
『参加』と『活動』ってどんなことか以下にまとめたいと思います。

参加とは
物事に参加する。仲間とのお茶会に参加する。友人との旅行に参加する。遊びに参加する。
などがあるかと思います。

作業療法士は、病気や怪我で上記の行事に『参加』できなくなってしまった人に対して身体機能・認知機能を評価し『一番参加したい行事』に焦点を当ててリハビリテーションを展開していきます。

身体機能・認知機能を強化すれば、その行事に参加出来るのであれば、徹底的に身体機能・認知機能に介入していきます。

身体機能・認知機能を強化してもダメな場合は福祉用具や自助具を使用して行事に参加出来るように介入していきます。

大きな目標が『生活』にあり、それを遂行していくにあたってのリハビリを行なっていきます。

活動とは
行動する事にあります。
起きて、歯を磨き、トイレに行き、ご飯を食べて、目的の場所まで向かう、会話をすることや仕事をすること。など人間が営む全ての行動が活動となりえます。

これらの『活動』に対して治療的展開をしていくのが作業療法となります。
・起き上がれなかったら起き上がれるように練習するや環境を調整する

・トイレの動作が行えなければトイレの練習をする。後始末などの方法を検討する

・信号などを渡れなければ、信号を渡れるようなスピードで歩けるようにリハビリを行なっていく

など、より日常生活に特化して治療・支援を行うのが作業療法士です。

上記のことを見ていただいても作業療法の幅がかなり広い事がわかりますね。
そして、これらは機械では対応できず、人出ないと出来ないものだと思っています。

なのでAIにも負けない分野であることは確かです。
なので、将来的にも作業療法士の可能性は幅が広いかと思います。

身体機能面に特化しないので障害の有無に関わらず支援ができる。

『健康な人』に対しても作業療法を実践出来るという話です。

どういうこと?

そう感じる方も多いと思います。
例えば

どんな人でも今まで行なってきた『活動』や楽しみにしていた活動に『参加』するということは継続して行なっていきたいと思うんですよね。

継続していくには、ずっと健康であり続けなければなりません。

『ずっと健康でい続けたい人』に対して『病気にならない予防』を行なっていくという事は非常に需要があるかと思うんですよね。

その観点で一般向けに講習会を開いても非常に有益的だと思うんですよね。

そうですね!いわゆる『予防リハビリテーション』の分野です。

病気はなってしまってからでは遅いんです!をコンセプトに『健康を維持する方法』『脳梗塞・心筋梗塞にならない方法』と題して講習会を開くことも作業療法士には可能だと思います。

『健康な人に対しても教育を行なっていく』観点は今後の日本にとって1つのテーマでもあるかと思うんです。

日本の医療費は膨らむ一方です。
こういう予防的な所が強化出来たら国から何か補助してもらえる?可能性がまだまだ残されているかと思うんです。

ストレッチや筋トレだけ教え込むのではなく、トータル的に考えて物事を発信できるのは、作業療法士だけかと思います。

非常に可能性を感じている分野です。



理学療法士・言語聴覚士ではカバーできない精神科・心療内科の分野に強い。

作業療法士の特権といっても過言ではない分野かと思います。
もともと作業療法の原点は『精神科領域のリハビリテーション』であることから治療・支援に関しては非常に強い所です。

昨今はメンタル系の疾患を患っている人が増えている世の中になっております。
今後もどんどん増え続ける可能性もありますし、少子高齢化の次に問題となってくる所ではないかと思います。

作業療法士が具体的に支援できるメンタル系の疾患には

『うつ病』

『躁病』

『統合失調症』

『解離性障害』

『自律神経失調症』

『摂食障害』

『引きこもり支援』

などまだまだ支援できるメンタル系の疾患はありますが
ありとあらゆるメンタル系の疾患を持たれている人に対してリハビリテーションを展開していく事のできる唯一の職業です。

ガンガン筋トレ、ガンガン運動ではなく
悩んでいる人が『どんな所で悩んでいるのか』苦しんでいる人が『どんな所で苦しんでいるのか』いまどんな気持ちでいるのかを、ゆっくりと話をきき、そっと寄り添い解決の方法を一緒に考え支援できるのが作業療法士です。

リハビリの養成校でも『傾聴と共感』に関しては徹底的に勉強していきます。

メンタルフォローの仕方に関しても徹底的に勉強していきます。
人に寄り添って、その人の本音を聞き出せる能力には長けてるかと思います。

若い世代に対しても積極的に『リハビリテーション』という形で関わることが可能です。
今後、ますます需要が伸びていく所かと考えられます。

開業という最終切り札が残されている

今現在、リハビリスタッフには保険診療下で開業するという事が許されていない状況です。
医師会・看護師会のお偉いさんからストップがかかっている状態・・・・・なんですかね。笑

今、開業している作業療法士や理学療法士は自由診療下のもとで行なっております。
その為、一度のリハビリテーション費用が莫大であり、なかなかリハビリを受けたくても受けれないという状況が続いております。

また、老人保健施設の施設長となり運営するという手段もありますが、あくまでも管理職なので現場には出れないと思いますし、数字とのにらめっこ、ライバルの老健と差をだすことなどを考えて行かなければなりませんので、どちらかといったら経営者目線になってしまうかと思います。

今後、開業権が取得できれば可能性は物凄く広がっていくかと思います。
そして、1人1人のセラピストが気合いを入れて『開業権』取得に向かって団結していけば(作業療法士議員を増やすなど)、取れる可能性も十分残されているかと思います。

作業療法士の可能性を広げていけばよい!


作業療法士に出来ることは、まだまだ山のようにあります。

なお
なお
言ってしまえば何も病院、施設で囚われた働き方をしなくたっていいんです。

今の現役のセラピストもそうですが、これから作業療法士になる人が様々分野に踏み込んでいき作業療法士の可能性を広げていけば良いんです。

1つに囚われてしまうと、視野をどんどん狭めてしまう結果になります。
見方を変えたり、考え方を変えることで進むべき方向も変わっていきます。

資格を取るまでに得た知識、資格を取ってから得た知識。
様々な知識や技術を駆使して人に接していくことができたら、これほど強い資格は他にはありません。

自分を含めてこれからの時代の作業療法士が作業療法士を作っていけばいいんです。
それが出来れば飽和することはありませんし、もっと可能性に満ち溢れた作業療法士が生まれてきます。

今までの常識。今までの働き方にとらわれることなく活動することで作業療法士は、まだまだ生き残っていけます!

飽和する。生き残れない。なくなっていく。
そんなネガティブな発言をしている人は、相手にしなくていいんです。

明るい未来だけ見据えて自分にできることを模索していけばいいんです!

作業療法士の未来は明るい!

いかがだったでしょうか!?
作業療法士は飽和しない|現役セラピストが解説!目指している方必見と題して記事をまとめてきました。

今回のまとめです。

・作業療法士は飽和しません

・様々な働き方が残されています

・作業療法の焦点は『活動』『参加』にあるので健康な人も含め様々な人に支援を行う事ができる

・精神科、心療内科の分野までリハビリが行える唯一の職業

・開業権が取得出来れば活動の幅がさらに広がります

これだけ働く場が残っているのにも関わらず『作業療法士が飽和する』ってなるんでしょうかね?謎です。

上記の働き方以外でも、今自分が実際に行なっているSNSやブログを通して情報を発信することだって良いと思います。

周りの情報に踊らされず自分で情報を集め、何が正しく、何が正しいくないかを判断できる人でありましょう!!!

以上、本日のブログでした。
最後まで目を通して頂き本当にありがとうございました。
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