こんにちは!なおです!
このブログは『医療のこと』『生きための知恵』を柱に人生頑張っている方に向けて情報発信をしていくブログです!
ブログ×ツイッターを通し様々な方と楽しみながらコミュニケーションを取れればなと思っています!
急性期病院において
作業療法士(リハビリの専門職種)が1日何をしているのかを紹介していこうかなと思います。
意外と過密スケジュールで動いているんですよ!
今回は、自分の1日の過ごし方に関してお伝えしていこうと思います。
みなさんに作業療法を知ってもらうきっかけになれば良いなと思います!
是非、最後まで目を通して頂けると嬉しいです。
作業療法士の1日の流れ〜急性期病院編〜
出勤時間は8:30定時は17:15となっています。
流石にドラマや医療ドキュメンタリー番組みたいに走り回ったりはしませんが毎日が非常に濃い時間となっています。
充実感は非常に得られやすくやり甲斐を感じやすい環境にはあります。
実際にどんなことをしているのかを具体的にお伝えしていこうと思います!
・朝のミーティング
・午前中の診療
・お昼休み
・午後の診療
・カンファレンス
・勉強会
です。
大まかに上記のこと週を通してやっています。
各病院によって1日の流れは多少変わるかもしれませんが、だいたいこんな感じで業務を行なっていきます。
1日を通して右に行ったり左に行ったり上に行ったり下に行ったりと動き回ってはいます。笑
体力勝負と言われる由縁はここにあるのかなと思います!
では、1つずつ深くお伝えしていこうと思います!
朝のミーティング
出勤はだいたい8:15です。
8:30になるまで前日の受け持ち患者さんのカルテチェックを行なっています。
8:30からは
1日の中にどんな会議があるか、家族見学の有無、休みの報告、その他連絡事項を行う時間となります。
それがおわり次第、受け持ち患者さんのプレゼンテーションの時間に入ります。
だいたい1人5〜10人程度行います。
・どんな疾患の人で
・どんな治療が行われていて
・どんな経過を辿っていて
・リハビリではどんなことをしていて
・今後の方向性
に関して、セラピスト1人ずつ理学療法士、作業療法士、言語聴覚士のいる前で発言していきます。
これを8:55までの間に全員回し毎日、毎日行なっています。
頭を整理する時間にもなりますし、他のセラピストがどんなことをやっているのかも参考になります。
午前中の診療
3時間の診療の中で1人20分。MAX9人で3時間となります。
次から次へと患者さんを診ていく形になります。
頭は常にフル回転です。笑
幸い、うちの病院は助手さんが患者さんの搬送をしてくれるので
セラピストが迎えいに行くことなく、時間を効率的に使えるところは良いところかなと思います。
治療の流れは
・バイタルサインチェック
・問診
・治療開始
・バイタルサインチェック
・問診
・終了
の流れになるのが一般的になります。
午前中に患者さんが9人リハビリ室にくる予定のないセラピストはベッドサイド周りをしている人もいます(重症でリハビリ室に降りて来れない人の診療)。
あまり、患者さんが途切れることがないので、あっという間に午前中が過ぎ去ります。
気づいたら12時過ぎているなんて日常茶飯事です!!!
お昼休み
自分は定時に帰ることを毎日の目標としているので・・・笑
お昼休みの時間も有効活用しながら作業をしています。
お昼休みの過ごし方はセラピストによってまちまちで
・食堂にご飯を食べに行く人もいれば
・雑談タイムにしている人もいれば
・テレビを見ている人もいれば
・寝ている人もいます
12:00〜13:00までは
本当に自由な時間で何をやっていても良い時間になります。
ここで一度、息抜きをしなければ午後の診療は乗り越えられません。
午後の診療も全力で行えるように、お昼休みはリラックスする時間になります。
午後の診療
午後の診療も同じくで助手さんが患者さんをリハビリ室まで送迎してくれますがリハビリ室でリハビリを行う人数は少なくなります。
午後は午前中にでた新患さんの情報収集を行なったり実際に新患さんのベッドサイドに訪室したり
重症でリハビリ室に降りて来れないような方のベッドサイドに訪室して、ベッドでリハビリを行う時間になります。
リスク管理が最も求められる所でリスク管理が行えないと患者さんの状態を悪くしてしまう可能性もあります。
医師、看護師と密に連携を取りながら診療にあたります。
午後は右に左に上に下に動き回ります。
お昼にご飯をしっかりと食べてないとエネルギー切れを起こし動けなくなりますw
なのでお昼ご飯は、もりもり食べてますw
そして午後の時間は
移動時間もなかなかシビやになってくるのでなるべく効率性を考えながら1人1人のベッドサイドに伺うようにしています。
ザ・体力勝負の由縁がここにあります!
カンファレンス
カンファレンスを行う相手は主に以下の人になります。
・医師
・看護師
・栄養科
・検査科
・他施設の方
・患者、家族
です。
ほぼ、毎日のようにカンファレンスが行われ活発な意見交換が行われます。
お互い国家資格を持っているとは言え、専門分野は違います。
専門分野が違うと持っている知識も全く違います。
自分の専門的知識を他部署の人に伝えながらも共通の医学的知識を織り交ぜながら
会話をして物事の道筋を整えて行きます。
患者さんの方向性が定まって行くだけではなく、様々な考え方に触れられる時間になるので
セラピストにとっても非常に学びのある時間になります。
恥ずかしがって物事を発することが出来ないでは、患者さんを良くすることが出来ません。
カンファレンスの場では、どんな職種の人も恥なんて捨てて自分の意見をドンドン伝えている人がほとんどです!
『何も発言しない=何も考えてない=患者さんを良く出来ない=相手にされなくなる』
です
自分の発言が聞いてもらえないと患者さんをより良い方向に導けなくなってしまいます。
患者さんにとっては不利益なことが起きてしまいます。
そうならない為にもセラピスト1人1人が自覚して物事を発しています。
勉強会
医療従事者として最新の知識を学ばない人は『医療従事者として失格』と言っても過言ではありません。
患者さんを少しでも良くしたいと思っているスタッフは、必ず知識のアップデートをしています!
院内で学べる知識も様々で
・最新治療のこと
・薬のこと
・感染のこと
・栄養のこと
・褥瘡のこと
・個人情報のこと
・医療倫理のこと
などがあります。
リハビリ科としても
転倒転落の講習会を行なったり、ポジショニングの講習会を行なったり、トランスファー技術の講習会を行なったりと院内でも活発に勉強会を開いたりしています。
また科内勉強会としても
症例検討会、学会の伝達講習会、徒手療法や触診技術の講習会、最新のリハビリ治療方法などの勉強を開き常に知識のアップデートが行われています。
最新の知識を知れるだけではなく、自分が日々行なってきていることもアウトプット出来るので復習を行うことも出来ます。
まとめ
本日のブログまとめです。
作業療法士の1日の流れは
・ミーティングでプレゼンテーションをする
・午前中MAX9人の診療を行う
・昼休みも有効活用しながら過ごす
・午後は重症な人や新患さんのリハビリに従事する
・医師、看護師、コメディカルの人とカンファレンスを行う
・知識のアップデートの為に勉強会に参加する
です。
いかがだったでしょうか。
作業療法士が1日に行なっていることをまとめて見ました。
病院勤務をしていると非常に1日、1日が濃い時間となり時間は、あっという間にすぎて行きます。
新人時代は、このスピード感について行けなかったことが多かったですが、めげずに日々直向きに業務を行うことで
そのうち、スピード感についていくことが可能となります。
非常にやり甲斐を感じられる環境であり、患者さんが良くなっていく姿を間近で見れるのでモチベーションを上げやすい環境でもあります。
是非、作業療法士に興味を持って頂いたり、作業療法士になったら急性期病院で働いて見たいなど思ってくれたら嬉しいです。
以上、本日のブログでした。
本日も観てくださっている方、本当にありがとうございました。また、時間がある時に気軽に観にきてくださいね!
そして、何かあればTwitter、お問い合わせから連絡下さいね!!!
1人で悩まず一緒に歩んでいきましょう!