こんにちは!なおです!
このブログでは『心を軽くする考え方』『医療』『リハビリ』の3つを柱に情報発信を行っています。
ブログを通しあなたの人生を少しでも良い方向に変えていけるような“お手伝い”が出来るようになることが最大の目標です!是非、参考にして頂きながら今よりも良い毎日を歩んで下さい!
今回のブログは、医療ドラマが好きな人、実際に医療現場で働いている人、これから医療現場で働く人に楽しみながら見て欲しい記事になります!
『わかる!!!』
『あ〜あるある』
『私・自分も思ってたんだよな』
『へぇ〜そこが違うんだ』
『そうだよね〜』
など思って貰えると良いなと思います!
暇つぶし、時間つぶしに活用してみて下さい!
医療ドラマありえなシーンまとめ6選|医療現場に勤務する立場から
では早速、まとめていきたいと思います!
・屋上で過ごす
・他の科の看護師さんが手術室に入り手術看護師をする
・急変時の少人数対応
・VIP患者さんを大勢でお出迎えする
・すぐに大きな訴訟に発展する(記者会見並み)
・他の科の医師が大勢集まり患者カンファレンスを行う
です。
上記の項目を更に細かくお伝えしていきます!
屋上で過ごす
医療ドラマありえないシーン1つ目は屋上で過ごすです。
医療者のみや患者さんのみ医療者と患者さんが屋上で語り合うシーンが医療ドラマでは良く流されていますが実際の現場ではまずあり得ないシーンです。
そもそも一般病院では屋上は施錠されていることが殆どですし屋上に行くというのは非常にリスクが伴うものになりますのでまず開いてません。
屋上にいるリスクとは
・自殺されてしまうリスクがある
・急変時に見つかりにくい
・隠れて喫煙や飲酒をされてしまうリスクがある
・風の影響で転んでしまう可能性がある
などが考えられます。
もし仮に屋上に出られたとしてもそれは厳重な監視下におかれるのはまず間違いないですし自由は殆どないことが多いです。
病院の屋上には簡単に出られないのがリアルの病院の実情です!
他の科の看護師さんが手術室に入り手術看護師をする
医療ドラマありえないシーン2つ目は他の科の看護師さんが手術室に入り手術看護師をするということです!
基本的に看護師さんは配属された病棟から抜け出して他の病棟や手術室で業務をすることは、まずあり得ません(あったとしても転入の申し送り程度かと思います)!
人の命を預かる現場において確かな技術と知識というものは絶対になります。
例えば内科の循環器病棟で働いている看護師さんが、ヘルプでいきなり整形外科病棟に行き処置の手伝いをする・患者さんの全身管理をするなんて天と地がひっくり返ってっもあり得ない話です。(もちろん何年も経験を積んだベテラン看護師さんで整形外科病棟の経験も積んだことのある人なら話は別かもしれませんが)
それは、何かあった際に整形外科の知識が乏しく適切な対処が出来ないからです。
看護師さんも医師と同じく自分が勤務する科のこと以外の知識が極端に乏しくなります。
なので一番知識が必要とされる手術室の業務を手術室看護師以外の看護師が行うなんて絶対にあり得ません!
実際にそんな現場があったら恐ろしすぎます。
医療ドラマのみでリアルな現場では絶対にあり得ないシーンとなります!
急変時の少人数対応
医療ドラマありえないシーン3つ目は急変時の少人数対応です!
患者さんが急変しているのに3〜4人で対処するなんて絶対にあり得ません!
そんな人数で対応していたら患者さんが死んじゃいます。
リアルな医療現場では、患者さんが急変したらスタットコール・コードブルーと呼ばれるものを流し医師・看護師・コメディカルをとにかく多く集めます。
その数は多ければ20人以上、少なくても15人程度は招集されます。
部屋は一気に医者・看護師・コメディカルで溢れ返り患者さんの蘇生に向けて騒然とした現場に一気に変わります。
なので医療ドラマにおける急変時対応に3〜4人で対処するなんてまずあり得ないシーンになります!
VIP患者さんを大勢でお出迎えする
医療ドラマありえないシーン4つ目はVIP患者さんを大勢でお出迎えするです。
よくある医療ドラマのシーンとして
・院長、事務局長、看護部長、看護師総勢でお出迎えする
・院長、事務局長、看護部長、関係する医局員全員でお出迎えする
・病院全体でお出迎えする
リアルな医療現場では、まずあり得ません。
もし仮にあるとしたら天皇陛下、総理大臣、各国首脳レベルぐらいかと思います。
それぐらい病院総勢でお出迎えするということはあり得ないことなんです。
一般企業の社長さんや芸能人が入院したとしても出迎えて事務局長ぐらいかと思います!
その後、挨拶として院長、副院長、看護部長などが時間を変えて伺うということはあるかもしれませんが揃ってはあり得ません。
ドラマの中では良い演出ですがリアルな医療現場からは少し引いてしまうシーンになります。
すぐに大きな訴訟に発展する(記者会見並み)
医療ドラマありえないシーン5つ目は、すぐに記者会見級の大きな訴訟に発展することです。
医療現場では、医療訴訟にならないように最善の注意を払って1人1人が行動しています。
もし仮に何か起きたとしてもなるべく大ごとにはならないように全力で配慮もしています。
それぐらい記者会見級の訴訟に発展するのは異例中の異例なことなんです。
リアルの現場で記者会見級の訴訟が起こるとしたら『病院側にあからさまな過失がある』『人が短期間に何人も亡くなってしまっている』ぐらいしかあり得ません。
その他にも論文発表での記者会見、初の術式での手術発表での記者会見などでも医療ドラマでは記者会見を行っていますが、リアルなニュースで見たことある人は殆どいないのではないでしょうか?笑
あるとしたらノーベル賞を取った級の話題がなければ記者会見はありません。
これが医療ドラマ上の記者会見とリアルな医療現場での記者会見の違いです。
他の科の医師が大勢集まり患者カンファレンスを行う
医療ドラマありえないシーン6つ目は他の科の医師が大勢集まり患者カンファレンスを行うことです。
こんなシーンを見たことありませんか!?
外科、内科の医師が大勢集まり院長や部長級の人が司会を行い物事を進めるカンファレンス。
これもリアルな医療現場ではあり得ない話です。
何故かというと、やはり患者さんを後回しにしてしまう可能性がある行為だからです。
リアルな医療現場でのカンファレンスは小さなカンファレンスをちょこちょこと開き情報共有を行うことが多いです。
また基本的には外科なら外科、整形外科なら整形外科、呼吸器内科なら呼吸器内科、消化器内科なら消化器内科のように専門科だけが集まってカンファレンスが行われるのが一般的です。
大勢の人が集まって1人の患者さんの治療方針を決めるカンファレンスが開かれることは本当に稀です。
これが医療ドラマとリアルな現場とのカンファレンスの違いです!
医療ドラマはファンタジーの世界です
医療ドラマは基本的にファンタジーです。
それか実際に起きていることを盛りに盛った演出がされているかです!
ではなぜ、そんなことをするか!?
医療従事者もそれを分かってドラマを見ています。
その他の演出でも医療スタッフが美男美女の集まり集団だったり、突然助っ人医師が現れたり、奇跡のような手術をしてしまったりすることなんてまずあり得ません!笑
医療の知識がない一般の方に注意して欲しいのは医療ドラマをリアルな医療の世界に当てはめすぎないように注意して下さい。
医療ドラマとリアルな医療現場で起きることは全然違うものになります。
リアルな医療現場の方が医療ドラマよりもっともっと生々しいことが沢山起こります。
医療ドラマは良い部分だけを集めて放送しています。
悪い部分、生々しい部分はほとんどカットされています。
そのことは念頭において是非、医療ドラマを楽しんでみてください!
医療ドラマは演出も含めて楽しんでみるべき!
いかがだったでしょうか!?
医療ドラマありえなシーンまとめ6選|医療現場に勤務する立場からと題して記事をまとめて参りました。
それを理解した上で医療ドラマを見ないと自分が医療を受ける立場になった時に理想と現実があまりにも違いすぎて失望してしまう可能性があります。笑
ドラマはあくまでもドラマです!
夢をぶち壊してしまうかもしれませんがフィクションです!
リアルな世界と混合させないで見るのが大切です。
医療ドラマを見る時はフィクションの正解を思いっきり楽しみましょう!
以上、本日のブログでした。
最後まで目を通して頂き本当にありがとうございました。
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少しでもあなたの未来が良い方向に向かうことを祈っています。
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