こんにちは!なおです!
このブログでは『心を軽くする考え方』『医療』『リハビリ』の3つを柱に情報発信を行っています。
ブログを通しあなたの人生を少しでも良い方向に変えていけるような“お手伝い”が出来るようになることが最大の目標です!是非、参考にして頂きながら今よりも良い毎日を歩んで下さい!
新型コロナウイルスの猛威が止まりません。医療現場では、報道で報じられているより切迫している状況に陥ってます。大学病院、感染指定病院では、自院でPCR検査を行うこと(今までは専門機関に提出して行なっていました。)やある病院では、ガン病棟を潰しコロナウイルス対策病棟にしようという案も浮上してきています(ガン患者さんが適切な医療を受けられなくなる危機があります)。
待機的な手術は取りやめになり、外来診療は封鎖になるなど、医療を受けたい人に医療を提供出来なくなって来ています。もう既に医療崩壊が起きていると言っても過言ではないかもしれません。
医療現場で起きていることは報道で報じられているよりもズッと切迫している状況にあります。
医療スタッフは、とにかく毎日必死に患者さんの対応をしています。
医師、看護師、コメディカルスタッフ、事務、助手問わず全職員総動員で新型コロナウイルス対応にあたってます。
今回は医療現場で起きているリアルなことをみなさんにも知って頂き1人1人の今後の過ごし方を再度考え直すきっかけになれば良いなと思います。
ぜひ、この記事を見て頂き病院スタッフに少しでも協力して頂けたら嬉しいです。
数日前にも『医療崩壊とは』という記事も書いているので合わせて読んでみて下さい。
今回の記事、上記の記事共に最後まで目を通して頂けたら嬉しいです。
医療崩壊によって病院で起きているリアルをお伝えします
これ以上、新型コロナウイルスが拡大してしまったら全国の病院が適切に機能しなくなる可能性があります(受けたい医療を受けれなくなる)。
それは、なんとしても食い止めなければなりません!
これから書いていくことは医療現場で起きているリアルなことです。
報道でもほとんど伝えられていないことかもしれません。
少しでも真実を知って頂けたら幸いです。
以下に書くことが更に進んでしまうと、確実に医療崩壊です。
・医療スタッフが疲弊している
・発熱者のたらいまわしが起きている
・マスク、防護服など感染管理に必要な道具が足りていない
・会議、カンファレンスの取りやめ
・医療者の行動制限が厳しくなっている
上記のことは既に起きている事実です。
これから上記のことを1つ1つ深くお伝えしていきます。
とにかく何が怖いって医療スタッフの緊張の糸が切れることです。
かなり過酷な環境で医療スタッフは戦ってます。
緊張の糸が切れた瞬間、感染者は間違いなく爆発的に増えてしまいます。
このままのペースで感染者が増えてしまうと医療崩壊が起きる日は近いです。
もう、すぐそこって言っても過言ではありません。
そうならない為にも1人1人が感染防止に向けて重点的に取り組んで頂くことが大切となります。
医療スタッフが疲弊している
医療崩壊により病院に起きているリアルなことは、医療スタッフが疲弊していることです。
毎日をかなりの緊張感を持ち過ごしています。新型コロナウイルス症状がある方への対応。陽性患者さんへの対応。自分が感染しないように注意を払いながら過ごすこと。スタッフ間同士の接触への配慮。など勤務中はズッと感染のことを考えなければなりません。
ただでさえ人の命を預かる現場に入るだけでも相当なストレスが掛かっているのに輪を掛けて新型コロナウイルス感染への配慮をしなければならないとなるとなると、環境的には過酷です。
1日の仕事が終わったあとは心身共にグッタリです。
医療スタッフも人間です。感染するリスクは十分にあります。
新型コロナウイルスに感染することは世間の一般人同様『怖い』と思っているのがリアルな気持ちです。
キレイごとは抜きで怖いものは怖いです。
ただ仕事柄『怖い』なんて言っていたら仕事が務まりません!
そんな気持ちをグッと押し殺して患者さんの対応を行なっているのが現状です。
今、病院に来られる人全員、新型コロナウイルスに感染しているリスクがある人と捉えて医療スタッフは対応しています。
それぐらいの対応を行わないと院内感染が爆発的に生じてしまいます。
・『怖い』とい感情を押し殺して業務にあたっている
・誰が新型コロナウイルス感染者か分からない状態で患者さん対応を強いられる
・常に人が死んでしまうリスクがある現場で働いている
・ズッと感染のこと頭で考えながら行動しなければならない
上記のことを思いながら働いていたら、いくら強いメンタルを持つ医療スタッフでもパンクしてしまいます。
むしろパンクしかけている状況に既にでも陥っています。
パンクしてしまったら離職率がグンっと上がってしまい、患者さんをケアする人がいなくなってしまいます。
これは、無責任と捉えるのではなく、医療スタッフのケアをしっかりと行なって行かなければならない局面に入っているという状態です。
医療スタッフをパンクさせない為にもこれ以上感染者を増やしてはいけない状況に入っています。
発熱者のたらいまわしが起きている
医療崩壊により病院に起きているリアルなことは、発熱者のたらい回しが起きていることです。
それぞれの病院に様々な事情があります。例えば満床で患者さんの受け入れができない、設備が整っていなく患者さんを診ることができない、感染症の知識がある医師、看護師が居なく受け入れができない、そもそも感染症を診ないようにしているなどがあります。これら全て患者さんにとっては不利益を被る状況ですよね。重症患者さんに関しては1分1秒早く治療に当たらなくてはいけないのに、この状況は非常に好ましくない状況です。
発熱者を受け入れない!
肺炎症状がある人は受け入れ拒否!
恐ろしいことですがこれ、普通に起こってます。
患者さんからしたら、たまったもんじゃないないですよね!
普通に考えて『ふざけるな』って思いますよね!
市や県、国からも『そのようなことがないように(受け入れ拒否)』と通達が来ているぐらいです。
・院内感染を起こさせない為に受け入れ拒否を行う
・病院封鎖を防ぐ為に受け入れ拒否を行う
・収益の確保の為に受け入れ拒否を行う
・自分の病院以外の病院に診てもらうように促す為に受け入れ拒否を行う
・満床で受け入れ拒否を行う
など、本当に様々な理由があり受け入れ拒否をしてしまう病院が後を立ちません。
これでは、どんどん患者さんの容態は悪くなりますし、救急搬送しているスタッフにも新型コロナウイルス感染のリスクを高めてしまう原因にってしまいますよね!
各病院様々なエゴが働いてしまうぐらい受け入れの余裕がない切迫した状態となっています。
国や県、市がしっかりと各病院をサポート(医療費の補助。医療機器の導入。ベッドコントロール、スタッフのケアなど)していくことが重要だと感じます。
また、やはりここでも繰り返しになりますが1人1人が感染予防をして新型コロナウイルスに感染しないことが非常に重要となります。
マスク、防護服など感染管理に必要な道具が足りていない
医療崩壊により病院に起きているリアルなことは、マスク・防護服など感染管理に必要な道具が足りていない状況です。
新型コロナウイルスに感染された患者さんを適切に治療を行なっていくには感染管理道具が絶対に必要です。
感染管理道具がないと患者さんも救えませんし医療者自身を守ることも出来なくなってしまいます。(感染管理道具が底をついてしまうと、全く治療も出来ない感染患者さんに近づけないという恐ろしい状況になってしまいます。)
感染管理道具に関しては、もう底をついてしまっている病院はたくさんあるかと思います。
是非、寄付して頂ける企業様、個人様がいらっしゃいましたらお近くの病院までお声掛けして頂けると本当に助かります。どうかご協力の程よろしくお願い致します。
その道具があれば救える命はたくさんあります。
また、感染管理道具を出来るだけ大切に使って行く為にもこれ以上の感染者を出す訳には行きません。
感染者が増えてしまえば、必然的に感染管理道具もなくなり、新型コロナウイルスの治療が行えなくなり医療崩壊します。
どうか、自分、家族、周りの人ともう一度良く話し合って下さい。
不要不急の外出は避け、買い物も免疫力の強い代表者が行うようにして感染拡大防止に勤めて頂ければ幸いです!
会議・カンファレンスの取りやめ
医療崩壊により病院に起きているリアルなことは、会議・カンファレンスの取りやめが起きています。
では会議・カンファレンスが行えないと何がマズイの?と疑問に思われる方もいるかもしれません。会議・カンファレンスというのは病院における『情報共有』と『決定機構』になります。それが行えなくなることにより、医療スタッフ間での情報交換・共有が行えなくなってしまいます。
このことで院内感染を引き起こしてしまうことや様々な患者さんの退院支援が遅れてしまったり、支援不十分なまま退院を迎えてしまう患者さんが出てきてしまう可能性があります。適切な医療を適切な形で提供出来なくなってしまう可能性が出てきてしまうということです。
病院内で行われる会議・カンファレンスは非常に重要な役割が存在します。
・病院内の情報共有を図る
・院内感染を防ぐ為の位置ずけとなっている
・他職種間での患者さんの情報交換、情報共有を行う
・退院支援に役立てる
・退院のタイミングを決める
・福祉用具の選定、介護保険の申請の有無を決定
など、様々な情報共有、決定事項を出す場になります。
これが行えないことで、院内の情報共有が遅れ院内感染を引き起こしてしまったり、患者さんの退院のタイミングが遅れてしまったり、動けないまま家に返してしまうリスクを生み出してしまいます。
現状でも、会議・カンファレンスを取りやめている病院が殆どだと思いますが、最低限の情報共有はPCで行なったり必要最低限の接触でコミュニケーションを心掛けているのが現状です。
医療崩壊が起きてしまうと、スタッフ間の接触も厳しく制限されてしまうようになり、適切な情報交換・共有が行えなくなってしまう可能性があります。
そうなってしまうといつまでも空きベッドを作ることが出来なくなってしまう、新型コロナウイルス感染患者さんの受け入れが出来なくなってしまう、感染者以外の患者さんの退院をより早く・適切な状態で家に送り出すことが出来なくなってしまうなどが起きてきてしまいます。
医療崩壊が起きる前に、なんとしても感染拡大を防いで行かなければなりません。
医療者の行動制限が厳しくなっている
医療崩壊により病院に起きているリアルなことは、医療者の行動制限が厳しくなっているです。
医療者の行動制限が非常に厳しいことになっています。
・病院から家の行き帰りの外出はOK
・食事は部屋の中、喋らない、対面食事禁止
・職員食堂の時間短縮、席数が減らされている
(過酷労働環境でこれをやられてしまうとご飯も食べれなくなる)
・休日は基本家。外出禁止!
日々、緊張の糸が張り詰めている状況で働いている中さらに行動制限がかかっていると
ストレス発散をうまく出来ない医療スタッフも中にはいます。
結果、耐えきれなくなりスタッフが退職してしまったり病院に来なくなってしまうスタッフも出てきてしまうかもしれません。
医療崩壊が起これば医療スタッフの離職が進んで言ってしまうかもしれません。(医療スタッフも人間です。『今は働かなくていいや』や『感染が落ち着いたら働こう』や『こんなに過酷な環境で働かされるぐらいならもう医療職をやめよう』など思うスタッフも絶対にいるはずです。)
医療崩壊は絶対に起こしては行けません。そして、これ以上医療スタッフを追い詰める状況に置いては行けません。
これ以上感染拡大を招いてしまえば退職・離職がどんどん進み新型コロナウイルスを診る人がいなくなってしまいます。医療崩壊どころか医療機関が起動しなくなってしまいます。
医療崩壊を救えるのは1人1人の行動に掛かっている
医療崩壊を防いでいくには、1人1人の行動が何よりも大切になります。
感染対策をおこなていく上では、1人の油断が周りの油断になってしまうことがあります。
周りの油断がさらに拡大し感染を広げてしまうリスクを高めてしまいます。
そうならないようにする為にも個人が“新型コロナに感染しないぞ!”という意識を持つことが大切になります。
1人が感染しなければ当然ですが周りも感染しません。
自分は罹らないだろうと高を括らず行動していくことが大切です。
それが結果、医療崩壊を起こさないことにもなります。
医療従事者を救う為にも感染対策だけは、しっかりと行って頂ければと思います。
医療崩壊は絶対に起こしてはいけない!
いかがだったでしょうか!?
医療崩壊によって病院で起きているリアルをお伝えしますと題して記事をまとめました。
本日のまとめです。
医療崩壊の危機に面しています。医療崩壊が起きると
・医療スタッフの疲労がピークに達し院内感染を爆発的に引き起こしてしまう
・救急搬送が遅れ、死亡率や感染率をあげてしまう
・感染管理道具がなくなり治療が行えなくなる
・会議、カンファレンスが行えなくなり、適切な支援を患者さんに行えなくなる
・行動制限によりストレスとなり退職、離職を促してしまう
もうこれ以上、感染者を出してはいけない状態です。
報道で報じているより危機的な状況です。
医療者だから『患者さんの対応に当たって当然だ』なんて思っている場合ではありません。
自分がコロナウイルスに感染した時に、適切に治療を行なってくれなかったら、どう思いますか?
自分のことだけではなく、誰かのためを思って是非、感染拡大防止に勤めて頂ければ本当に嬉しいです!
みなさんで力を合わせて医療崩壊だけは引き起こさないようにしていきましょう!!!
以上、本日のブログでした。
最後まで目を通して頂き本当にありがとうございました。
その他にも
などの記事を書いています。気になる記事がありましたら是非、覗いてみて下さい。
少しでもあなたの未来が良い方向に向かうことを祈っています。
『悩み事』『もっと聞いてみたい事がある』と言う方はTwitterのDMやブログのお問い合わせから連絡下さい。1人で悩まず一緒に歩んでいきましょう!