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お見舞いで嬉しかった出来事を実体験でご紹介します!

こんにちは!なおです!
このブログでは『心を軽くする考え方』『医療』『リハビリ』の3つを柱に情報発信を行っています。

ブログを通しあなたの人生を少しでも良い方向に変えていけるような“お手伝い”が出来るようになることが最大の目標です!是非、参考にして頂きながら今よりも良い毎日を歩んで下さい!

なお
なお
今回は、自分が入院している時にお見舞いをしてもらって嬉しかった出来事をご紹介して行きます。これからお見舞いに行かれる人に参考になる記事になります。 

入院生活って非常にストレスが溜まり辛いものなんです。
自分も気胸という病気になり1ヶ月間入院したことがありますが本当に辛い日々が続きました。

自分は今、医療従事者として病院勤務していますが過去には患者さんの経験もあります。

患者さんだった頃の『辛かったこと』『してもらって嬉しかったこと』などを今回の記事で紹介して行きます。

ぜひ、入院している家族や友人のお見舞いに行く前に参考にしてみて下さい。

お見舞いで嬉しかった出来事を実体験でご紹介します!


お見舞いで嬉しかったことは、自分のために会いに来てくれたという事実です。

なお
なお
病院生活はとにかく孤独との戦いです。良くなるのか、良くならないのかも分からない状況で不安も積み重なって行ってます。

そんな中、顔見知りの人が来てくれるだけで本当に嬉しいものです。

孤独や不安が一気に解消されていく瞬間になります。
お見舞いに行かれた際は、しっかりと顔を合わせてコミュニケーションを取るようにしてみてください。

話をするではなく話を聞くを徹底することが大切です。

もしかしたら病気や怪我のことがショックで混乱している状態でツンケンしてしまう人も中にはいるかと思いますが、そんな状態も受け入れてあげながら接することが大切です。

内心はきっと救われているはずですから。

人が会いに来てくれることで治療にも前向きに取り組めるようになります!
入院している人がいれば、どんどん会いに行ってあげてください。

どんな態度を取られてもこりずに会いにいくことが大切です。

入院生活でつらいこと

では、次に入院している人が抱える辛かったことを書いていこうと思います。

入院中の方がどんなことで苦しんでいるのか、どんなことで辛さを感じているのかを知ることができれば適切にお見舞いを行うことも出来るかと思います。

入院中辛かったことは

・環境が変わり眠れなかった

・行動制限をされるので体力が落ちる

・お風呂に入れなかった

・日中暇で寂しい

・ベッドに寝ている時間が長いので節々が痛くなる

です。

これは、自分の例ですが今は医療従事者として様々な患者さんと接し話を聞いている中でも上記のことは良く聞かれる内容かと思います。

これに+α付け加えるのであれば
『食事がまずい』
『看護師さんが話してくれない』
『家族がこない』
『動くのに看護師さんの許可がいる』
『入院生活が長い』
などの声も聞かれたりします。

今回は、上記にあげた5つの項目を深くお伝えしていこうと思います。
つらかったことだけを書いていっても仕方がないので、どうやって欲しかったなども書いていこうと思います。

環境が変わり眠れなかった

これはつらかったですね。
昼夜逆転状態が続き、昼間はすぐに眠たくなるのに夜が全然寝れなくなってしまいます。

夜中に何回も何回も覚醒して

なお
なお
今、夜中の1時だ 
なお
なお
今、夜中の2時だ
なお
なお
あ、看護師さんが見回りにきた
なお
なお
あ、トイレに行きたい 

こんなことの繰り返しでした。

朝は6時起床でバイタル測定があり起こされます。
すぐにご飯がきて、食べ終わってからが長い。
自分はリハビリなんて受けていなかったので、何もすることがなく気がついたら眠っていることが多かったです。

対応策

19歳の頃でこれでしたので、高齢の方にとってはもっと顕著に現れるのかなと思います。
日中寝ない工夫をすることが大切だと感じます。

日中、寝ない為に

・数独や間違え探し、塗り絵などの作業を行うようにする

・読みたい漫画や小説を持ってきてもらう

・パソコンや携帯を使ってみたかったドラマや映画をみる

・ブログをかく

・SNSで入院生活で起きているリアルな出来事を発信する

などを行い、時間を持て余さないようにすることが大切なのかなと思います。
これらって意外と、入院している本人は気づけないことだったりするので家族や友人の方がどんどん提案してあげてもいい内容かなと思います。

もし、昼夜逆転してしまってつらいとおっしゃる方がいたら上記のことを伝えてみてあげて下さい。

行動制限をされるので体力が落ちる

何よりも治療が最優先されるので行動制限がされてしまいます。

なお
なお
体力低下や筋力低下は顕著に感じていました

本当に体力や筋力はガツンと落ちるんです。
若くてもかなり落ち具合を感じていました。

今ならなぜ、そんな状態が起きたのか理解出来るのですが、その当初は学生だったのでチンプンカンプンでした。

以下の内容がその原因です。

廃用症候群
安静臥床のままでは、約1〜3%/日で筋力が落ち、1週間では約10〜15%の割合で筋力低下が起こり、3〜5週間で約50%に低下すると報告されています。

これは若い人でも起こり得る現象です。
これが高齢者の場合、落ち幅はもっとすごいものになり、2〜3日安静に寝ているだけで『歩けなくなる』人もいるぐらいです。

これは非常にシビやな問題になるので
次からお伝えすることを是非、入院されている方にお伝え下さい。

対応策

次から記載する内容は基本的には医師や看護師、リハビリテーションスタッフに確認してから行なっては頂きたいです。

・ベッド上で筋力練習を行う
具体的に
足を片方ずつあげる練習
両腕をあげる練習
膝を曲げてお尻をあげる練習
足首をパタパタさせる練習
などを行う

・握力器具などあればなおよし

・セラバンドなどのゴムがあると良い

・ペットボトルをダンベルがわりにして持ち上げる練習

などをベッド上で行い、可能な範囲で筋力や体力を落とさない工夫をしていくことが大切です。

重篤な疾患を除けば基本的にはベッド上でも動いて良いと思いますので
筋力・体力を落とさないという視点は非常に重要になりますので、お見舞いの際などには
伝えてあげて下さい。

お風呂に入れなかった

これは『つらい』というよりかは『ストレス』だったと言った方が良いと思います。
自分の場合は緊急入院だったので学校終わりの汗のかいた身体、そしてワックスで髪を整えた状態での入院でした。

自分は『気胸』という病気で入院しトロッカーというものが身体に挿入されていた状態だったので
1〜2週間、お風呂に入れない状態が続きました。

なお
なお
本当に辛かったです。体臭はひどくなるわ、抜け毛は止まらないわでストレスがものすごいことになっていました 

身体拭きは出来ていましたが、やはり石鹸を使わないと匂いまでは取れないんです。
思春期のメンズと言ったら、それはそれは凄まじいものがあったと思います・・・。

自分の身体が臭うので面会の人とも長く一緒にいたくないななども正直思っていました。

入院して数週間経ちトロッカーが抜けたある日、看護師さんが『髪の毛洗ってあげるよ』と言ってくれた言葉が今でも忘れられません。

本当に女神かと思えるほど嬉しいことでした。

入院していると些細な一言で『嬉しい』と感じるものなんです。

今、自分も病院で働いているので『些細な一言』というものを大切に患者さんとは接しています。

対応策

では、身体が洗えていない、頭が洗えていな方が居たらどのように対応すれば良いか。

以下にまとめます。

・ボディーシートを買ってきてあげる

・顔拭きシートを買ってきてあげる

・あぶらとり紙を買ってきてあげる

・看護師さんに声をかけて寝た状態で頭が洗えないか相談してみる

が良いかと思います。
ボディーシートや顔を拭くシート、あぶらとり紙などあると非常に嬉しかったりします。

また、寝た状態でもよっぽどのことがない限り頭も洗えるかと思います。
病院に介護士さんや看護助手さんがいれば、その方々行なってくれる場合もあります。
看護師さんは看護業務で忙しく、シャワー・洗髪まで頭が回らないことがありますので、一言声をかけるだけでも、どうにかしてくれることがあります。

ぜひ、積極的に看護師さんとコミュニケーションを取ってみて下さい。



日中暇で寂しい

入院中は、時間を持て余すことが多いので暇ですし、会話をする相手も居ないので寂しいです。
自分はベッドが窓際だったので外を眺めていることも多かったです。(ビルしか見えないんですが)

上記にも記載しましたが、たまにお見舞いにきてくれた友人や家族と話していると時間を忘れるぐらい『楽しい時間』となります。

なお
なお
些細なことで嬉しさを感じたり、感動したりするんです。

入院中は常に不安と孤独に押しつぶされそうになります。
看護師さんやお医者さんは忙しく喋っても少ししかその場に居てくれないので物足りません。

時間を耐え抜くということも非常につらかった思い出として残っています。

また、人と会話をする機会が減ると認知症に移行してしまっていたりうつ病にもなるリスクが存在します。

何も刺激がない環境って本当は控えた方が良かったりします。

対応策

時間が許すのであれば、極力面会しに行ってあげて下さい。
もちろん入院している人の許可を取るのが大前提ですが。

中には静かにしておいて欲しいと感じる人もいるのでケースバイケースかなとは思います。

口では『いやだ』と言っていても本心では嬉しかったりします。
また、毎回来てもらうことに『申し訳なさ』を感じる方もたくさんいるかと思います。

普段、本人がどんな人なのか会いに行った時の表情や声のトーンなど様々な情報を読み取りつつ、その人に寄り添うような関わり合いをしてあげられると良いですよ!

ベッドに寝ている時間が長いので節々が痛くなる

これも切実につらい出来事です。
自分は19歳の頃に入院していましたが、ずっとベッドに寝ていた為、お尻の仙骨が痛くなったり、足の付け根(大転子)が痛くなったりしていました(赤く、皮が剥けてました)。
また、医療器具などにも繋がれていたため、身体を自由に動かすことが出来ず肩こりや腰痛、背中の痛み(筋肉痛由来)など『気胸』による痛み以外も出現していました。

要するに『褥瘡・床ずれ』『節々の痛み』を生じている状態でした。
自分で可能な範囲で身体を動かしたり、マッサージなどをしていましたが全然追いつかなかったのを今でも覚えています。

なお
なお
今、思い出しても二度と入院したくないなと思います。 

若くてもこれだけの苦痛を伴います。
歳を重ねると、これがどうなっていくなんて想像もしたくないです。
本当につらい出来事でした。

対応策

対応策を以下にまとめます。

・マッサージをしてあげる

・背中をさすってあげる

・柔らかいクッションを買ってあげる

これだけでも救われます。
本当にこの配慮をしてくれるだけで、また闘病生活頑張ろうって思えます。
ぜひ、お見舞いに行かれる方は参考にしてみて下さい。

お見舞いにはどんどん行って下さい!


いかがだったでしょうか!?
お見舞いで嬉しかった出来事を実体験でご紹介します!と題して記事をまとめました。

今回のまとめです。

・環境が変わると生活パターンも変わり眠れなくなることがあります。
暇つぶしの道具などを提供してあげてください。

・体力が落ちない方法を伝えてあげてください。
筋トレグッズなどを持っていってあげるのも良いかもですね。

・不潔になりやすいので、ぜひボディーシートを買っててあげてください。

・話し相手になってあげてください

・優しくマッサージをしてあげることやクッションを持っててあげてください。

入院中は常に孤独と不安で押しつぶされそうになっています。

そんな中でも知っている人と会えるって本当に心がホッとしますし思っている以上に安心するものです。

ぜひ、闘病生活を頑張れるように寄り添ってあげて下さい。

以上、本日のブログでした。
最後まで目を通して頂き本当にありがとうございました。
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