リハビリコラム

急性期で作業療法士がやっていることを紹介します|就活・転職者必見

こんにちは!なおです!
このブログでは『心を軽くする考え方』『医療』『リハビリ』の3つを柱に情報発信を行っています。

ブログを通しあなたの人生を少しでも良い方向に変えていけるような“お手伝い”が出来るようになることが最大の目標です!是非、参考にして頂きながら今よりも良い毎日を歩んで下さい!

なお
なお
今回は、総合病院・大学病院など急性期と言われる場所で作業療法士が一体どんなことをしているのかをご紹介して行きます。実体験に基づいてのご紹介になりますので参考になるかと思います!

今回の記事では、普段自分が行なっている“仕事内容”をお伝えしていければと思います!
新たに急性期病院に務める作業療法士さんや臨床実習を迎えようとしている学生さんには必見です。

本日の記事のポイントは

・急性期病院で作業療法士が何をしているか

・新入職の作業療法士が何をするべきか

・急性期病院での臨床実習を控えている学生さんに参考になる記事

の3点を意識しながら書いていこうと思います!

大学病院や総合病院の作業療法士が“一体どんなことをしているのかな”を知って頂く機会になればと思います。

是非、最後まで目を通して頂きご自身の今後の参考や作業療法士の理解を深めて頂ければと思います。

急性期で作業療法士がやっていることを紹介します|就活・転職者必見

急性期病院で作業療法士は何をやっているか?
実際どんなことをしているのか以下にまとめたいと思います。

・カルテを読む、理解する、現状把握をする

・医師に頻繁に電話をかけている

・作業療法の実践

・病棟カンファレンスの司会、進行をする

・委員会活動、病院内勉強会に参加する

を主に日々の病院業務内でやっています。

なお
なお
その他にも研究に熱心な病院は臨床中に研究を行ったり勉強会を行っていたりする病院もあります!

では、1つずつ上記の項目に沿って解説して行きます。

カルテを読む、理解する、現状把握をする

急性期に務める作業療法士は、カルテを読む、理解をする、現状把握をするを毎日、毎日行っています。

なお
なお
朝一番で自分が担当する全ての患者さんのカルテをチェックして業務と平行して新患さんのカルテチェックをしています。1日平均18人前後です。

カルテチェックの内容は

・現病歴、既往歴

・経過

・元々どのくらい動けていたのかを知る

・なんの薬剤が使用されているか

・夕方〜夜間の状態

・レントゲン、CT、MRI、心電図、心エコー、血液検査結果、感染症の有無

・手術していれば術式と術法を確認

をチェックしています。

その他の項目はよっぽどの時にしか見ません。
ぜひ、カルテからなんの情報をとって良いか分からない方は参考にしてみて下さい(新人さん・学生さん必見です)。

もう何年も病院で働いているので1人の患者さんにつき5〜10分程度で全ての情報を取れるようになりましたが新人の時は30〜40分、下手したら1時間程度かかってました。

それほど、情報量が膨大ですし、どれを読み取って良いものか悩みます。
急性期病院に勤務すると本当に様々な疾患に対してリハビリテーションを展開していかなければなりません。
分からない疾患が来たらすぐに教科書を開くなり、文献で調べるなど迅速に対応していく必要があります。

でないと患者さんの前には立てませんし、リスク管理もままならなくなります。(リスク管理が出来ない=死に直結する)

急性期病院でリハビリスタッフとして働くと人間の身体の隅々まで理解することが出来ます。
それがまた面白いところかもしれませんね。

医師に頻繁に電話をかけている

急性期に務める作業療法士は、医師に頻繁に電話をかけています。

なお
なお
自分の病院では、1人1台PHSが配布されているので、頻回に医師に電話をかけます。

医師以外にも看護師、ソーシャルワーカー、外部の施設、ジムの人などに電話をかけます。PHSを使わない日なんてないぐらいです。それぐらい急性期病院にとって電話連絡というものは重要となります。

これは驚かれる方もいるのではないでしょうか?
『医師=忙しくて、なんだか関わるのが申し訳ない存在。何となく気難しいイメージ』
みたいに思われている方いませんか?

急性期病院では医師も忙しいですが、リハビリスタッフも1分1秒を争いながら業務に取り組んでいます。
なるべく、忙しくなさそうな時間を選んで電話はしていますが、それでも『安静度の確認』や『後療法の確認』『状態の報告』などは頻回に密に行なっています。

『お医者さんは、気難しいそうだから電話が掛けられない』なんて言っている暇はありませんし、それをしてしまったら患者さんに取って不利益になってしまうので絶対にやりません。

急性期病院では患者さんがどんどん、どんどん良くなっていくことが多いです。
状態、状態に合わせて対応出来なければ、セラピストとしては失格です。

なので、電話でやり取りを行うということは急性期病院に勤めたら必須になるかと思います。

作業療法の実践

急性期に務める作業療法士は、作業療法の実践をしています。

なお
なお
当たり前のように聞こえますが他の期に比べて急性期作業療法は、リスク管理を行いながらバリバリ実施していきます。

『何だか具合が悪そうだからリハビリが出来なさそう』なんて言っている暇はありません。
やはりここでも重要になるのはリスク管理です。逆を言ってしまえばリスク管理さえ出来ていれば何をやっても構わないということです。

自分が急性期の作業療法を行うにあたって思っていることがあります!
それは『離床が出来ない作業療法士は急性期の作業療法士ではない』ということです。

なかにはいるんです。

・理学療法士に離床してもらってから作業療法を行う

・離床は理学療法士の専門分野だ

・学校教育で離床に関することは習ってないからやらない方がいい

みたいなことをいう人が。

なお
なお
いやいや・・・。笑

学びなさいよ!現場で。最悪離床の仕方が分からないなら離床技術を理学療法士さんから習いなさいよって自分は思ってしまいます。

作業療法士に離床技術があれば、より早く日常生活動作練習、認知機能練習、高次脳機能練習が実践出来るようになります。
患者さんを1分1秒でもベッドから起こした方が、合併症予防にもなりますし筋力低下、体力低下、認知低下も防いでいくことが出来ます。

身体機能を良くすることだけがリハビリテーションではありません。
日常生活動作をいかに改善するかが本来のリハビリテーションです。

日常生活動作を速やかに遂行出来るように介入していくのが急性期の作業療法士の役割だと思います。
もし、身体機能アプローチばかりに特化されて治療・支援を行われている急性期の作業療法士さんがこのブログをみていたら、もう一度自分のやっていることを考え直して欲しいなと思います。

作業療法の実践は本当に多岐に渡ると思います。
いろんな作業療法士さんがいろんな実践をしているので常に情報収集をしながら日々の業務にあたって欲しいなと思います。



病棟カンファレンスの司会、進行をする

急性期に務める作業療法士は、病棟カンファレンスの司会や進行をしています。

なお
なお
看護師さんとのカンファレンスや医師とのカンファレンスに参加し情報共有をはかります。より良い治療・支援が行えるように毎週開催されています。

リハビリで介入している全患者さんのことに関して、曜日を変えて内科、外科、整形外科とカンファレンスを行います。
カンファレンスの場でも作業療法士が黙っているということは殆どありません。

頻繁に発言しますし意見も求められます。
もちろん逆も存在し、頻回に質問しますし分からないところを聞いたりもします。

カンファレンスは頻繁なディスカッションになればなるほど、良い治療・良い支援が行えるようになっていきます。

急性期病院では、非常にカンファレンスを重要な位置に置いている病院が殆どだと思います。
最初は人前で発言するのが怖いや緊張をするなど感じることが多いですが、これも慣れてしまえば恐怖心も緊張感もなくなり

どうしたら患者さんにとって最善の治療・支援がおこなえるか、どうしたらチーム全体で良い支援出来るようになるかばかり考え始めるので大丈夫になります。笑

場数を踏むということが大切になってきますね。

どんな人も最初は初心者。怖がらず恥ずかしがらず新入職作業療法士さん発言してみてくださいね。
学生さんは、現場の作業療法士がどんなことを重点的に話し合っているのかに是非、耳を傾けてみてくださいね。

委員会活動、病院内勉強会に参加する

急性期に務める作業療法士は、委員会活動、病院内勉強会に参加しています。

なお
なお
病院内には、様々な委員会があります。経験年数を積むと必ず委員会の出席を求められます。また、勉強会に関しても毎週何かしらの勉強会が院内で開催されていて、学びの場がたくさんあります。自分たちでリハビリに関する院内勉強会を開くこともあります。 

病院での委員会活動は、今の病院の現状はどうなっているのかを聞き、より良い方向に向かうにはどうしたら良いかを話し合い、1つの方向性を定めていきます。

定まった内容は、自部署に持ち帰り月一回のミーティングの場で情報共有をしていきます。そして、一人一人が現状の病院状態を把握していくことが出来るようになります。

勉強会に関しては『栄養のこと』『糖尿病のこと』『褥瘡のこと』『感染のこと』『医師・コメディカルの症例検討会』などが開かれていてリハビリテーション以外のことも多く学べる環境があります。

大学病院や急性期の総合病院ならではで、様々な科があるからこそ、様々なことが学べる環境でもあります。

上記にも示しましたが、時にはリハビリテーション科が院内に向けて勉強会を実施したりもします。
より良い患者支援のあり方や移乗動作の技術指導、転倒転落の予防など過去に行なったことがあります。

急性期の作業療法士はリハビリスタッフとしてだけではなく、病院の1スタッフとして、様々な活動を日々行なっています。

基本的には動きっぱなし!


急性期病院に勤めている作業療法士は、基本的に動きっぱなしです。

なお
なお
唯一休めるのは、お昼の休みの数十分だけです(昼休みでさえカルテを打っているスタッフはいます)。

回復期、生活期と比較して急性期は、とにかく患者数が多いのが特徴です。
加えて、当たり前ですが各患者さんそれぞれに対してリスク管理を徹底していかなければなりません。

なお
なお
頭は常にフル回転。あ、間違えちゃった。では決して許されない現場になります。

忙しいは忙しいんですが、その分様々な疾患に触れることが出来ることや常に学びを得ながら業務を行うことが出来ることや最新の知識も手に入りやすいのが急性期病院に務める良い部分になります。

常に考えて行動したい人。最新の知識を元に行動したい人。患者さんの回復を常に感じたい人などにはとても良い環境になります。

入職したては、業務の早さや多さ常に頭を回転させながら行動していくことに慣れないかもしれませんが1-2年毎日同じことをしていたら嫌でも慣れて行きます。

きついのは最初だけです!
しっかりと1つずつ向き合って乗り越えていければ誰でも急性期で働くことができます。

個人的に思うのは、どの期よりやりがいを感じることが出来る期だと思います。

急性期は作業療法士として大きく成長させてくれる場


いかがだったでしょうか!?
急性期で作業療法士がやっていることを紹介します|就活・転職者必見と題して記事をまとめました。

本日のまとめです。

急性期の作業療法士は

・カルテから様々な情報を適切に素早く理解している
(解剖・運動・生理学的に)人の隅々のことまで知れるようになる

・医師や看護師、コメディカルの方々と積極的にコミュニケーションをとりチーム医療を行なっている

・作業療法士でも離床を積極的に行い、リスク管理の範囲内で行えるリハビリテーションは積極的に実施している

・病棟カンファレンスに参加し情報共有を積極的に行なっている

・委員会活動で病院内の状態を知り、勉強会でより専門的なことをたくさん勉強している

急性期の作業療法士が現場でどのようなことをしているのかを少しでも知って頂けたらと嬉しいです。

急性期のリハビリテーションって

『何をやっていいか分からない』

『リスク管理が難しいそう』

『心電図、レントゲン画像、血液データーを読めなくてはいけない』

など感じられる方も多いです。

確かに、『リスク管理は絶対に行わなければならない』ですし『検査データー系は読めなくてはならない』のですが一度出来るようになると医師や看護師と対等の立場で物事を話し合えるようになります。

そして1人の患者さんをより良い形で支援出来るようになります。
作業療法士としては、物凄くやり甲斐を感じることが出来ますし患者さんが良くなっていくのが日々感じられる現場でもあります。

様々な知識も身につけることが出来るので、急性期病院で働くのも非常に自分の人生の糧になります。

これから働かれる、臨床実習に行かれる方の参考になれば幸いです!

以上、本日のブログでした。
最後まで目を通して頂き本当にありがとうございました。
その他にも

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