こんにちは!なおです!
このブログでは『心を軽くする考え方』『医療』『リハビリ』の3つを柱に情報発信を行っています。
ブログを通しあなたの人生を少しでも良い方向に変えていけるような“お手伝い”が出来るようになることが最大の目標です!是非、参考にして頂きながら今よりも良い毎日を歩んで下さい!
寝たきりの人に対しての支援・援助。
非常に悩まれたりしますよね!
自分のやっていることがエゴなんじゃないか?
これで本当に良いのか?
そんなことを思われる方は、是非この記事を最後まで読んでみて下さい。
自分のやっている事に納得しながら寝たきりの人の支援・援助が行えるようになりますよ!
あなたのやっていることは間違いない!
自信を持って目の前の人に接してみて下さい!
前回の記事で『寝たきりの人に誰でも出来るリハビリ』をまとめてあります。
こちらも是非、合わせてみて頂けると参考になるかと思います!
寝たきりの人に出来ることをお伝えします|看護師・リハビリ職の方へ
寝たきりの人に出来ることは、以下のようになります。
・褥瘡を作らないようにポジショニングを行う
・拘縮を生じさせないように関節可動域練習をする
・誤嚥性肺炎を併発しないように環境設定、口腔ケアを行う
・馴染みのある物を導入する
・周囲の環境を整える
です。
では、具体的にどういうことかをこれら詳しく解説して行きます。
褥瘡を作らないようにポジショニングを行う
寝たきりの人に出来ることは、褥瘡を作らないようにポジショニングを行うです。
寝たきりの人は、1人で寝返りが行えなかったりします。
褥瘡も出来やすく、そこから感染症を起こし全身状態が悪くなってしまうという事は、非常に起こりやすい現象です。
なので
・こまめな体位交換をする
・クッションを用いて褥瘡好発部位の除圧をする
・シーツのシワをしっかりと伸ばす
・服のシワを伸ばす
・蒸れない環境を作るようにする
を意識して寝たきりの人に支援・援助を行なっていくようにしましょう!
これらを意識して接するだけでも寝たきりの人に出来ることは沢山あります。
自分では気づきにくいことかもしれませんが『常に同一姿勢』『シワがある部分に寝る』というのは、痛いですし不快感が非常に強いものになります。
健常な人が同一姿勢でいる、シワのある部分に寝るというのは、1時間も絶対に耐えられないと思います。
それを寝たきりの人“だから”と言って強いている可能性があります。
適切にポジショニングを行えるように介入して行きましょう!
それが行えるだけで寝たきりの人も非常に救われるかと思いますよ!
拘縮を生じさせないように関節可動域練習をする
寝たきりの人に出来ることは、拘縮を生じさせないように可動域練習を行うです。
拘縮を生じさせてしまうと少し動かすだけでも寝たきりの人にとっては、非常に強い痛みを伴わせてしまいます。
拘縮部位を引き伸ばされる痛みは、計り知れない痛みです(絶対に健常者じゃ耐えられない痛みです)。
拘縮を防いでいく為にも各関節を丁寧に動かしていくことが重要です。
関節を動かすのを怠ると1日、2日であっという間に拘縮が完成してしまいます。
拘縮が完成してしまうと介助者が寝たきりの人に対して、更衣・整容・清拭・トイレなどの生活援助を行う際にも痛みを生じさせてしまい非常に辛い思いをさせてしまう事になります。
とにかく拘縮を作らないこと!
それを意識して支援・援助を行なって行きましょう!
誤嚥性肺炎を併発しないように環境設定、口腔ケアを行う
寝たきりの人に出来ることは、誤嚥性肺炎を併発しないように環境設定、航空ケアを行う。
ご存知かとは思いますが誤嚥性肺炎というのは、口腔内が汚染されていたり、唾液が気管に多く垂れ込んでしまうことが原因で起こる症状です。
誤嚥性肺炎が起こると
・禁食
・禁水
・発熱
・倦怠感
・呼吸苦
など、寝たきりの人にとって苦しい思い・辛い思いをさせてしまいます。
なので、しっかりと毎回、口腔内を綺麗にしておくことや唾液の垂れ込みを防ぐ為にもベッドUPをしておくことが重要になります。
これら2つは、意識できているようで意識出来ていないことだったりします。
特に素人の人では想像しにくい部分です。
寝たきりの人を支援・援助をする側が気づいて積極的に行なっていく部分です。
是非、意識して実施してみてください!
それだけでも寝たきりの人は、救われるかと思います!
馴染みのある物を導入する
寝たきりの人に出来ることは、馴染みのある物を導入する。
寝たきりの人に対して身体的なアプローチばかりしてませんか?
少し想像してみて欲しいんですが自分がズッと寝たきりになってしまったら何を感じますか?
・つまんないな
・何もすることがなくて苦しいな
・ズッと天井を見上げているだけだな
・何もすることがなくおかしくなりそう
・漠然とした不安を感じるな
などを必ず思うはずです。
それに対して自分の好きなこと、馴染みのあることをしてくれたらどう思いますか?
嬉しくないですか?
少しでも寝たきりの人に毎日を楽しんでもらえるように、本人からやりたい事を聴取したり、昔からやっていた事・好きだった事を聞いたり、本人が喋れないのであれば家族や親戚から寝たきりの人が好きだった事、前からやっていた事を聴取し導入出来るように支援・援助が行えると良いかと思います。
目の前の寝たきりの人に対して自分が何をすることができるのか。
それを考えて行動していくことが重要です!
目の前の寝たきりの人に対して自分が何をすることが出来るのかを随時考えながら接することが出来れば絶対に良い支援・援助が行えるはずです。
なんとなく関わるのはやめて、しっかりと出来る事を考えて支援・援助を行なって行きましょう!
周囲の環境を整える
寝たきりの人に出来ることは、周囲の環境を整えることです。
ベッド周りをしっかりと整えていますか?
ベッド周りを整えるだけでも寝たきりの人にとっては良い支援・援助になります!
例えば
・ベッドからずり落ちない工夫をしているか
・時計が見やすい場所においてあるか
・テレビのリモコンが届きやすい場所にあるか
・ナースコールが押しやすい場所にあるか
・カレンダーなど目に入りやすい場所においてあるか
・飲み物が届きやすい場所においてあるか
・ベッドの高さが高すぎないか
・もしも転落した時に大怪我をしない環境になっているか
・首が締まってしまうようなものが置いてないか
など環境をしっかりと確認してみましょう!
寝たきりの人が安全安心に過ごせるようにすることや認知低下を防ぐような工夫・せん妄にならないようにする工夫をしていくことも支援・援助です。
もしかしたら漠然と行なっていることだったり、無意識に行なっている支援・援助かもしれませんが寝たきりの人にとっては、非常に重要なことになります。
意識して上記の支援・援助を毎回行なって行きましょう!
それが支援する側の責務でもありますよ!
なんとなく行なっている事をなんとなくにしない
寝たきりの人に行なっている支援・援助を『なんとなく行なっている事をなんとなくにしない』ことが重要です。
最初に
自分のやっていることがエゴなんじゃないか?
これで本当に良いのか?
と書きましたが、これに至ってしまう理由は、漠然と支援・援助をしていることが原因だと感じます。
毎回同じことを繰り返す。変わらない事を繰り返す。
成果も見えにくい。結果も分かりにくい。
そこに疑問を感じてしまうんだと思います。
そうならないようにする為にも『自分が今何を目的として援助をしているのか』『どうなって欲しくて支援をしているのか』を考えて寝たきりの人には関わって行きましょう!
例えば
なんとなく行なっていた関節可動域練習を『痛みを生じさせない身体づくりをするための練習だ』や『寝たきりの人が介助される際に痛みが出にくい身体づくりが行えるようにするための練習だ』など意味を持たせることで成果や結果が見えやすくなります。
上記の考えが持てれば、あなたが介入した事によって痛みを生じさせず毎日を寝たきりの人が過ごせるようになる。になります。
自分のやっている事に意味を持たせるだけで、エゴなのかな?これで本当に良いのかな?などは思わなくなって行きます。
なんとなく支援するのはやめて意味を持たせて支援・援助を行なって行きましょう!
寝たきりの人に出来ることはいっぱいあります!
いかがだったでしょうか!?
寝たきりの人に出来ることをお伝えします|看護師・リハビリ職の方へと題して記事をまとめて参りました。
自分には何が出来るのか、どうすれば寝たきりの人が幸せになれるのかを考えて支援していくことが大切です。
何も変わらないからやっても無駄ではなく、何も変わらないこともまた成果です。
状態が悪くならないというのも支援する側がしっかりと支援・援助が出来ているからこそ悪くなっていないんです。
物事をネガティブに捉えるのではなくポジティブに捉えられるようにして行きましょう!
それが出来るだけでも支援・援助する内容が変わってくるかと思います!
是非、この記事を参考に寝たきりの人に適切にアプローチ出来るようになってください。
1人でも多くの寝たきりの人を幸せに出来るように頑張ってください!
応援しています!
以上、本日のブログでした。
最後まで目を通して頂き本当にありがとうございました。
その他にも
などの記事を書いています。気になる記事がありましたら是非、覗いてみてください。
少しでもあなたの未来が良い方向に向かうことを祈っています。
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