こんにちは!なおです!
このブログでは『心を軽くする考え方』『医療』『リハビリ』の3つを柱に情報発信を行っています。
ブログを通しあなたの人生を少しでも良い方向に変えていけるような“お手伝い”が出来るようになることが最大の目標です!是非、参考にして頂きながら今よりも良い毎日を歩んで下さい!
上記にも記載しましたが、関節リウマチの方が絶対におこなって行かなければならないのは『関節保護』です!
関節保護の仕方を間違えてしまうと、変形を助長してしまったり、痛みを誘発してしまう原因となってしまいます。
それを防いでいく為にも適切な福祉用具を使っていく必要があります。
今回は、いつも病院勤務を行なっている時にお伝えしているオススメの福祉用具に関して
みなさんに紹介していきたいと思います!
関節リウマチの方、家族や身の回りに関節リウマチの人がいる方、学生さんや現役の作業療法士さん、理学療法士・言語聴覚士、看護師さんなど、ぜひ参考にしてみて下さい!
関節リウマチの人が使える福祉用具を紹介|現役作業療法士が解説!

では早速、関節リウマチの方が日常生活上で使用出来る福祉用具(便利グッズ)を紹介していきたいと思います!
マルチオープナー
解説
これは、非常に便利グッズです!関節リウマチの方はもちろん、高齢になり、ペットボトルやプルタブなどを開けられなくなった方にもオススメグッズです!
デザイン性もあってとても可愛らしいですよね!
これ1つあれば関節に大きく負担をかけずに
・ペットボトルを開けることが出来る
・プルタブを開けることが出来る
・レトルトの中身を綺麗に取り出すことが出来る
・栓抜きが行える
・テープカットが行える
・調味料などのインナーキャップが開けられる
などが行えるようになります!
以下に公式サイトから持ってきた画像を貼っておきます!
使い方に関して参考にして頂ければと思います!

らく切り包丁

解説
手首の関節に負担をかけないように使用していく為の包丁です!
関節リウマチの方が普通の包丁を使用してしまうと、小指側の手首に負担が掛かりすぎてしまい手首の関節変形や痛みを誘発しやすくなってしまいます。
それを防いでいく為に
取っ手の位置を変えることで力の入り方を変えて
関節への負担を軽減させるようなデザインとなっています!
上記の商品はアマゾンでは売ってなく楽天のみ販売している商品になります。
実際の患者さんにも紹介したことのある商品です。
これを使用することにより、関節に負担なく料理動作を再開することが出来ます。
包丁置きもセットでついて来るので良いですよ!
ぜひ、関節リウマチを持たれている人に一度は使ってみて欲しい道具です。
太柄スプーン
曲げ曲げハンドル・シリコンスポンジ付 兼用大 R-21/SS-2
解説
関節リウマチの方は病気の性質上、指が変形して来てしまい、ものが上手く握れなくなって来てしまう特徴があります。
関節保護をしていく視点、なるべく関節に負荷を掛けずに日常生活を自立していくこと、関節が変形してしまっても使えるものを使っていくということは、自立生活を行なっていく上でも、とても大切なことになります。
上記の道具は、食事の際に使用するものです!
関節リウマチの方が食事を行う際
普通のスプーンだと握った時に痛みが出てしまったり、指の変形や腫れなどで上手く握れないことがあります。
上記の道具は、柄の部分を太くすることでスプーンを持ちやすい形状にし
痛みの誘発を防ぐことや、安定性してスプーンを握れるようになります。
フォークの機能もついているのでスプーンとしても使えますし、フォークとしても使用できるメリットがあります。
病院では、関節リウマチの発症したての人や退院に向けて福祉道具導入のタイミングで提示しています。
ソックスエイド
解説
上記の道具は靴下を履く為の道具です。
関節リウマチの方は指が変形してしまい上手く靴下が履けなくなってしまうことや
指の変形を防いでいく為に指に強い力を掛けないようにしていくことが重要となります。
靴下を履く動作に関しても関節を保護していく視点として
福祉用具を導入していく必要性があります。
上記のソックスエイドは、ソックスエイドを棒状に丸めて、その上に靴下を被せます。
被せた後、ソックスエイドを足の指5本が通る程度に穴を広げます(この時靴下は被せっぱなしです)。
広げたらその穴に足を入れて紐を引っ張り上げるだけで
靴下が履けてしまう便利グッズです。
指にも負担を掛けず、腰や首にも負担をかけることを避けることが出来ます!
関節を守りながら生活を自立していく為には、非常に助かるグッズです!
ワンハンド爪切り
解説
名前の通り片手で切れる爪切りです。
台の上に手を乗せて切りたい指の爪を合わせて押すだけです。
通常の爪切りでは、指に負担が掛かりすぎてしまい関節の変形や痛みを誘発してしまう原因になります。
上記の爪切りであれば手の全体の体重を乗せれば爪をきることが出来るので関節保護を行なっていくには、非常に良い道具になります。
関節リウマチ以外の方では、脳梗塞片麻痺などの人にも良く紹介する福祉用具・便利グッズです。
ちなみに、これ足にも使えちゃいます。
伸びた爪をそのまま放置するのではなく、自分で切りたい時に切れるので
生活のストレスを減らすことが出来ます!
関節に負担がかからない道具を増やすことが大切
関節リウマチの人に取って指先を使うや重たいものを持つ捻る動作は関節に大きな負担をかけてしまうことになります。
今まで使っている道具を使用し関節に負担のかからない道具を揃えず先延ばしにしてしまうと
・痛み
・痺れ
・関節の変形
・筋力の低下
・骨折
などに繋がってしまう可能性を高めてしまいます。
病気の進行は待ったなしです。なるべく早く関節を保護していく視点を持ち上記の症状を助長させないことが大切です。
あの時、こうしておけばよかった。
とならないように行動していくことが大切です。
現場の作業療法士としてもなるべく早く関節リウマチの症状に対して適切に対処していくことをおすすめします。
薬だけではどうにもなりません。生活動作をどんどん工夫して行きましょう!
それが苦痛なく過ごしていく為のポイントにもなります。
身体を大切にしていこう!

いかがだったでしょうか。
関節リウマチの人が使える福祉用具を紹介|現役作業療法士が解説!と題して記事をまとめました。
様々な福祉用具が教科書やインターネットに書いてありますが実際、医療の現場ではどのようなものを紹介し使用しているかをこの記事で知ってもらえる機会になったかなと思います。
関節リウマチの人に関しては、どうしても進行性の疾患なので、関節保護の視点は常に考えて行かなければなりません。(それが初期の段階だろうが慢性の段階だろうが関係ありません。)
なるべく早い段階から、様々な福祉用具を導入することや紹介することで、生活の質を良くしていくことが可能です。
ぜひ、この記事を参考にして頂き商品購入をして頂いたり、実際にこの記事を紹介して頂き見に来てもらうのも良いかと思います。
学生さんなどは、参考にして頂き担当ケースさんなどに紹介してあげても良いかと思います!
1人でも苦痛なく日常生活を過ごせるようになることをお祈りしております!
繰り返しになりますがなるべく早く行動することが身体を大切にしていくことにつながります。
毎日の生活を少しでも快適にしていく為の行動は積極的に行って下さいね。
以上、本日のブログでした。
最後まで目を通して頂き本当にありがとうございました。
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