リハビリコラム

【介護業界の皆様へ】リハビリ用語の説明〜転院サマリーの解説〜

こんにちは!なおです!
このブログは『医療のこと』『生きための知恵』を柱に人生頑張っている方に向けて情報発信をしていくブログです!
ブログ×ツイッターを通し様々な方と楽しみながらコミュニケーションを取れればなと思っています!

利用者さんが病院から施設にいらっしゃる時に病院から一緒に送付されてくる『看護サマリー』と『リハビリテーションサマリー』。看護サマリーの方は何となくわかるけど、リハビリテーションサマリーの方は専門用語ばかりでちんぷんかんぷんだ。何でこんなに分かり辛いんだろう。こんなの読んでる暇ないし、看護サマリーの方を参考にして支援をしていこうっと。

こんな事を思われる介護福祉士さん、ヘルパーさん、社会福祉士さんがいらっしゃると思います。

なお
なお
同じ療法士として謝罪します。見にくいリハビリテーションサマリーを送ってしまい申し訳御座いませんでした。

今回は、少しでもそんな悩みを解決出来るように普段書いているリハビリテーションサマリーの用語を説明をしていきたいと思います。
また、療法士が書くであろう用語も想像しながら記載していきたいと思います。

看護サマリーと一緒にリハビリテーションサマリーも読んで頂き
より良い利用者さん支援に繋げて頂ければと思います。

リハビリ用語の説明


では、早速書いていきたいと思います。

V/S、VS

Vital Signs バイタルサインのことです。
血圧(BP)、脈拍(PR)血中酸素飽和度(SpO2)体温(TP、KT)、心拍数(HR)、呼吸数(RR)などが挙げられます。日本語で書いてあることもあれば、カッコ内のように英語を略して書いてあることもあります。

記載理由は
初回介入時と最終評価時で比べてどれぐらい差があるかを示しています(初回介入時のみ書いて問題がない場合は最終評価を省くこともあります)。

その差によりリスク管理をどのようにとっていけばよいかを間接的に示している場合もあります(分かり辛いですよね)。

Com

communication コミュニケーションのことです。
意思疎通が行えるか。を示しています。
認知面と混ぜて書くセラピストもいますが、基本的には話せるか、話せないか、どんな性格なのかを示していることが多いです。

HDS-RとMMSE

HDS-R 改訂長谷川式簡易知能評価スケールのことです。30点満点中で20点以下が認知症の疑いがあるとされています。

MMSE ミニメンタルスケールのことです。30点満点中23点以下が認知症の疑いがあるとされています。27点以下は軽度認知障害(MCI)の疑いとされています。

上記2つとも認知症がどのくらい進行しているかを示しています。
見当識、記憶、語想起能力など多角的に簡易的に評価が行えます。
点数だけではなく、どの項目で点数が取れていないかを知ることで、対象者・利用者の特徴をしる事が出来ます。

MMT

Manual Muscle Testing 徒手筋力テストのことです。
5段階あります。

5 Normal 強い抵抗を加えても、運動域全体にわたって動かせる
4 Good 抵抗を加えても、運動域全体にわたって動かせる
3 Fair 抵抗を加えなければ重力に抗して、運動域全体にわたって動かせる
2 Poor 重力を除去すれば、運動域全体にわたって動かせる
1 Trace 筋の収縮がわずかに認められるだけで、関節運動は起こらない
0 Zero 筋の収縮は認められない

になります。
そして、なぜか筋肉の名前を英語で書きたがる療法士も多いかと思います。
少しだけ英語表記と日本語表記をご紹介
上肢編
・Trapezius 僧帽筋
・Deltoid 三角筋
・Biceps 上腕二頭筋
・Triceps 上腕三頭筋

下肢編
Iliopsoas 腸腰筋
Quadriceps 大腿四頭筋
Hamstring 大腿二頭筋、半腱様筋、半膜様筋の総称
Tibialis anterior 前脛骨筋
Gastrocnemius 腓腹筋

などがあります。当たり前ですが、それぞれの筋肉にそれぞれの英語記載があります。

ROM

Range of motion 関節可動域のことです。
それぞれの関節にそれぞれの可動域が存在しています。
関節可動域を記載する事により、その対象者がどのくらい腕をあげられるか
どのくらい股関節を曲げられるかを示しています。

丁寧な病院・施設では、関節可動域制限がなぜ生じているのかまで書いてくれるところもあるかと思います。

以前に評価に関して書いたことがありますので、こちらも参考にしていただけたらと思います。

作業療法士・理学療法士が用いる測定・評価こんにちは!なおです! このブログは『医療のこと』『生きための知恵』を柱に人生頑張っている方に向けて情報発信をしていくブログです! ...

Sensory

感覚検査の結果を記載しています。
セラピストが記載してきそうな感覚には何種類か存在します。
以下にまとめたいと思います。

・触覚 触った感覚。軽度鈍麻、中等度鈍麻、重度鈍麻、脱失と表記します。
セメスワインスタインモノフィラメントで記載する事もあります。評価バッテリーとして存在します。
どのようなものなのかは『酒井医療さん』のホームページをご参照を。

https://www.sakaimed.co.jp/measurement_analysis/function-test/swt/

二点識別覚を記載するところもあります
どのようなものなのかは『酒井医療さん』のホームページをご参照を。

https://www.sakaimed.co.jp/knowledge/hand-therapy/evaluation/evaluation02/

・しびれ 触覚と分けて書くセラピストもいます。

・温度覚 文字通り。熱い、冷たいを感じるか感じないかを記載します。

・深部感覚
位置覚 自分の手の位置がわかるか。自分の足の位置が分かるかを検査した内容が記載されています。

運動覚 自分の手が動いているか。どっちに動いたかを判断出来るかの内容が記載されています。

振動覚 文字通り。音叉などを使用して振動しているか、振動していないかを認識出来るかを記載しています。

などがあるかと思います。

麻痺系 検査項目

麻痺の程度を表す方法としていくつか種類があります。

BRS

Brunnstrom Brunnstrom stage ブルーンストロームステージ
麻痺の段階を示す検査になります。

Ⅰ:随意運動なし(弛緩)
Ⅱ:共同運動またはその要素の最初の出現期(痙性発現)
Ⅲ:共同運動またはその要素を随意的に起こしうる(痙性著明)
Ⅳ:基本的共同運動から逸脱した運動(痙性やや弱まる)
Ⅴ:基本的共同運動から独立した運動(痙性減少)
Ⅵ:協調運動ほとんど正常(痙性最小期)

となります。
一番支流に使われていると思います。

上田式12段階片麻痺機能検査

ブルーンストロームステージを更に細分化したような評価内容が記載されています。
ブルーンストロームステージがあまりにも支流でなかなか、上田式を使っている方は少ないかと思いますが、細分化されている分、より詳しく対象者さんを捉える事が出来ます。
帝京大学医学部付属市原病院リハビリテーション科さんのホームページに全て載ってます
ぜひ、ご参考にどうぞ!

上肢・下肢編

https://www.noge.or.jp/html/2005old/gaiyou/kango-bu/byoutou/suke-ru/ueda.htm

手指

https://www.noge.or.jp/html/2005old/gaiyou/kango-bu/byoutou/suke-ru/ueda2.htm

SIAS

Stroke Impairment Assessmentの略でサイアスと読みます。
慶應大学が開発した麻痺の程度を示す評価となっています。
慶應系列の病院、回復期病院で使用されていることがあります。

http://www.jsts.gr.jp/guideline/350_351.pdf

上記のサイトに評価内容が載っているので是非、参考にして頂ければと思います。

Fugl-Meyer

Fugl-Meyer Assessment ヒューゲルマイヤーアセスメントと読みます。
少しマニアックですが、上肢運動機能66点、下肢運動機能34点、バランス14点、感覚24点、関節可動域・疼痛88点からなる脳卒中の総合評価として使用するセラピストがいます。
全てを評価しない場合も存在し『上肢運動機能だけ』や『下肢運動機能だけ』などの使い方をする場合があります。

MAL

Motor Activity Log モーターアクティビティーログと読みます。
日常生活動作(ADL)の中で麻痺側をどの程度(量的・質的)使っているかを知るためのツール。14項目を面接や観察から評価して点数化していきます。

面接評価

主に作業療法士が記載してくることが多いかと思います。
リハビリテーションサマリーと別送付されてくることもあります。

MTDLP

Management Tool for Daily Life Performance 生活行為向上マネージメントのことです。
対象者さんと面接して合意の目標を設定する為に使用するツールです。
その他にも他部署や施設間で共通認識を測る為にも使用したりします。
より具体的に書くと以下の事を行うためのツールをです。

・生活行為の目標把握
・関連要素の分析
・改善のための計画立案
・専門職連携などを支援する

『作業療法士の頭の中を表出するツール』として非常に活用できるものとなっています。

ADOC

Aid for Decision making in Occupation Choice エイドックと読みます。
これは、iPadを使用して対象者とセラピストの合意目標設定を定めていくツールとなります。
対象者は絵カードを選択してリハビリで達成した動作を数枚選択します。その後セラピストも対象者にとって必要な動作を絵カードから選択していきます。
両者出揃ったところで絵カードを見比べて『本当に必要な目標』を話合って決めていきます。
紙ベースの物も存在しますが、圧倒的にiPadで行う方が実施しやすいです。

上記のMTDLP同様に対象者の希望、全体像、目標、担当者、期限、支援プランなどを入力して支援計画書を作成し印刷することも可能です。

AMPS

Assessment of Motor and Process Skills アンプスと読みます。
対象者が自分にとって馴染みのあるADL/IADL課題の『遂行の質』を把握すると共に、遂行上問題のある行為を明らかにし、さらにADL/IADL能力を測定するための標準化された対象者中心の作業を基盤とした観察型評価法です。

対象者が行いたい作業・動作を選択して実際に行なってもらう。それをセラピストが観察し点数化する。その後パソコンの分析ツールに点数を入れて結果をだす。
そうすると、今行なっている動作が上手く出来ているのか・安全に出来ているのかを信ぴょう性の高い情報として示せるようになります

ただ料理動作が出来ます。ではなく、AMPSで評価・分析した結果、料理動作が遂行可能かと思います。と論じた方が信ぴょう性がうん十倍と上がります。

おわりに

ざっくりとリハビリテーションサマリーに載っている分からなさそうな言葉はこれぐらいかなと思います。
もちろん、まだまだ、ここには書き出せないほどの色んな評価バッテリーが世の中には存在しています。

医療の現場は日進月歩なので、今後も新しい評価バッテリーも生み出されていくかと思います。

このブログをみて頂き少しでも参考になれば良いなと思います。
その他にも、分からない言葉や評価内容があれば、どしどしDM、問い合わせくだされば答えたいと思います。

以上、本日のブログでした。
本日も観てくださっている方、本当にありがとうございました。また、時間がある時に気軽に観にきてくださいね!
そして、何かあればTwitter、お問い合わせから連絡下さいね!!!
1人で悩まず一緒に歩んでいきましょう!

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