作業療法

【令和3年最新】現役作業療法士が国試の問題を考えてみた〜共通編〜

こんにちは!なおです!
このブログは『医療現場で得た後悔しない為の生き方』『作業療法学生と若手に作業療法の考え方』『生活と暮らし』を柱に人生頑張っている方に向けて情報発信をしていくブログです!
ブログ×ツイッターを通し様々な方と楽しみながらコミュニケーションを取れればなと思っています!

なお
なお
今回は、現役作業療法士が国家試験の問題を考えてみたいと思います!是非、学生さんは腕試しに使ってみて下さい!

この記事では共通問題だけを出題して行きます。
まずは問題を書いて行きます。そして次の項目に答えを書いて行きます!

模試感覚で解いて頂けると勉強にもなると思います!

出題は5問です。完全オリジナルです。全て解けたら自信持って下さい。
解けなければもう一度、解けなかった所を勉強し直してみて下さい!

活用してみて下さい。

現役作業療法士が国試の問題を考えてみたー問題ー

問1
錐体路を構成するのはどれか。2つ選べ
1.外側皮質脊髄路
2.後脊髄小脳路
3.前皮質脊髄路
4.前脊髄視床路
5.脊髄延髄路

問2
心臓で正しいのはどれか
1.ドブタミンは心筋収縮力を減少させる
2.心筋の収縮は主にカルシウムイオンの細胞外流出によって生じる
3.右心房と右心室は同時に収縮が始まる
4.正常な心筋は伸張されると収縮力が増加する
5.拡張期に冠血管の血流は減少する

問3
肩甲骨の運動と筋の組み合わせで正しいのはどれか。2つ選べ
1.内転ーーーーー僧帽筋下部線維
2.下方回旋ーーー小胸筋
3.外転ーーーーー菱形筋
4.上方回旋ーーー肩甲挙筋
5.下制ーーーーー小菱形筋

問4
拘束性換気障害を呈するのはどれか。2つ選べ
1.うっ血性心不全
2.気管支喘息
3.肺水腫
4.筋ジストロフィー
5.肺気腫

問5
前頭側頭型認知症に特徴的な症状はどれか。2つ選べ
1.考え無精
2.幻視
3.滞続言語
4.替え玉妄想
5.パーキンソンニズム



現役作業療法士が国試の問題を考えてみたー解答ー

問1
解剖学からの出題でした。
大脳皮質から脊髄に向かって下降する運動経路のうち、延髄錐体を通過する経路を錐体路と言い随意運動の指令を与えます。

大切なポイントとしては、伝導路は出発点と終着点の名前をつけたものになります。
錐体路は大脳皮質から脊髄に向かっていく伝導路なので皮質ー脊髄という言葉が入ってなければなりません。

問をみて頂けると皮質ー脊髄と入っているのは1.外側皮質脊髄路と3.前皮質脊髄路となります。

よって答えは1.3になります。

豆知識
錐体路は、随意運動の根幹を司っています。ここにダメージを負う事によって運動麻痺が出現します。症状は、障害部位と逆側の痙性麻痺、反射亢進、病的反射の出現を認めます。

逆に錐体路を回避した脳出血、脳梗塞であれば麻痺の出現は少ないと考えても良いと思います!

問2
生理学からの出題でした。
心臓の問題って非常に細かくて分かりにくい問題が多いです。
しっかりと心臓の生理学に関して理解しておく必要があります。

では、解説して行きます。

1のドブタミンに関しては心筋収縮力を増加させる効果があります。いわゆる強心薬と呼ばれています。他にもアドレナリン、ノルアドレナリンなども存在するので合わせて覚えておけると良いかと思います。

2に関しは少し引っ掛け問題でした。引っかからず解けましたか?国家試験を受けるにあたっては問題を読み解く力も大切です!2の間違っているところは『カルシウムイオンの細胞外流出によって生じる』という所です。これが細胞内流入なら正解でした。ちょっとした読み間違いで減点されてしまいます。本番は読み間違えのないようにして下さいね!

3は、心臓の収縮に関してしっかりと理解していないと解けない問題になります。心臓というのは心房の興奮は房室結節に伝わり、ゆっくりとした房室結節の脱分極が起きるようになっています。その後に興奮はヒス束、左脚と右脚、プルキンエ線維に伝えられ、心室筋の興奮が始まるとされています

4はFrank-Starlingの法則を正しく理解しておく必要があります。前負荷が大きい程、心拍出量が増大し左室拡張期容積が増大すると、正常心では心収縮力も増加します。これを理解していないと解けない問題でした!

5は冠状動脈の流れを正しく理解しておく必要があります。冠状動脈は体循環と異なり、心臓の収縮期に減少し、拡張期に増大します。なので拡張期には減少ではなく増大が正しいです!

よって答えは4となります

問3
運動学からの出題でした。
運動学はあの手、この手を変え出題してきます。骨の動き、筋の動きは重点的に勉強しておいたほうが良いポイントです!

この問題でも、肩甲骨の動きと作用する筋肉を正しく覚えておかなと解けない問題となっています。

覚えられていなかった人はここでもう一度おさらいをしておきましょう!

肩甲骨挙上
・肩甲挙筋
・僧帽筋上部
・菱形筋

肩甲骨下制
・僧帽筋下部
・鎖骨下筋
・小胸筋
・前鋸筋下部
・広背筋

肩甲骨内転
・菱形筋
・僧帽筋中部
・広背筋

肩甲骨外転
・小胸筋
・前鋸筋
・大胸筋
・僧帽筋上部

肩甲骨上方回旋
・僧帽筋上部
・前鋸筋

肩甲骨下方回旋
・菱形筋
・肩甲挙筋
・小胸筋
・大胸筋
・僧帽筋下部
・広背筋

となります。

非常にごちゃごちゃになりやすい所ですが過去の国試にも似たような問題が出ています!
上記を参考に導ける答えは2となります!



問4
内科学からの出題でした!

呼吸器に関する問題です。最近では新型コロナウイルスも流行っており国試でも呼吸器系の出題が出てくることが予想されます。もしかしたらコロナ関係も出たりするかもしれませんよ?のでしっかりと勉強されておくと良いです!

この問題は閉塞性換気障害と拘束性換気障害をしっかりと理解出来ているかを問う問題になります。

拘束性換気障害とは肺活量が80%以下となる疾患を指します。
代表的な疾患に
・間質性肺炎
・肺線維症
・塵肺症
・肺うっ血
・肺水腫
・末期筋ジストロフィー
があります。

閉塞性換気障害とは、一秒率が70%以下となる疾患を指します。
代表的な疾患に
・肺気腫
・慢性閉塞性肺疾患
・気管支喘息
・慢性気管支炎
・びまん性汎細気管支炎

があります。
症状の特徴として拘束性換気障害は息が吸えない状態になります。閉塞性換気障害は息がはけない状態になります。

とにかくごっちゃにしないで覚えることが重要です。
上記の表を参考に導かれる問4の答えは3.4となります。

問5
臨床神経医学からの出題でした!
前頭側頭型認知症と言われてピン!ときた人はすぐに解けたのではないでしょうか!?
いわゆるPick病です。Pick病の特徴的な症状を覚えておけば解ける問題になります。

Pick病とは、認知症の1つであり、脳血流量の低下や脳萎縮により人格変化、精神荒廃が生じ植物状態に陥ることがあります。2〜8年で衰弱して死亡することが多いものになります。

認知症の問題に関しては、アルツハイマー型や脳血管性、レビー小体型のものもある為、ごっちゃにならないように整理していくことが大切です!

では、Pick病の特徴的な症状を以下にまとめます!

・考え無精
初期段階で出現してきます。脱抑制の1つであり検査に真面目に取り組まず、考えるのがめんどくさくなるとすぐに『分かりません』を言い出す症状です。考えないようにするのが特徴です。

・時刻表的行動
常同行動の1つにあたります。決められた時間に決められたことをするようになります。それを阻止するように家族や医療者が関わると激怒することが特徴です。

・食行動異常
とにかく同じものを食べ続ける症状が出現します。常同行動の1つになります。

・抑制の効かない反社会的な行動
万引きをする。盗撮をする。暴力をするなど社会では許されないことを繰り返し行なってしまう症状が出現します。

・滞続言語
同じ内容の言葉が会話中に何度も挿入されるようになります。

上記の表を用いて導かれる答えは1.3となります。

国試はごっちゃになりやすい問題がでやすい


いかがだったでしょうか!?
【令和3年最新】現役作業療法士が国試の問題を考えてみた〜共通編〜と題してブログをまとめました。

作業療法士国家試験に触れたことのない方がこのブログを見たらおそらくチンプンカンプンかと思います。

なお
なお
思っている以上に医学の問題が多いと感じられる方がいるのではないでしょうか?。

作業療法士は、これらの問題に加えて専門的な問題も解き一定以上の点数を取ることでやっと作業療法士として医療の現場や介護の現場に立つことが出来るようになります。

生半可な気持ちでは、一定の点数を超えることが出来ませんし何回国家試験を受けても受かることが出来ません。

そしてこの国試を受けるまでには、学校で厳しい試験を降りこえ厳しい実習も乗り越えていかなければなりません。

なので楽に取れる資格ではないのは確かだと思います!

ちょろっと勉強してサクッと資格を取ろうと思っている人は、早めのうちから医療職を目指すのを諦めたほうが良いですよ!それだけ本腰を入れなければ受からない試験になります。

そして、今、国試に向けて勉強を頑張っている学生さん。
とにかく国試は、頭の中で正しく物事が整理できていないと容易に足元を救われます。

本当に問題同士がごっちゃになりやすく、混乱を来しやすい状態に試験中はなりやすいです。

試験中混乱しパニックになってしまうと、解ける問題も解けなくなります。
それがないようにする為にも1つ1つを正しく理解し落ち着いて問題を解いていくことが大切です。

本番の試験中は自分との勝負になります。
本番中の自分に打ち勝っていけるようにしっかりと勉強し自信をつけていきましょう!

是非、このブログを有効活用してみて下さいね!
このブログを見てくれた学生さん全員が合格できることを心からお祈りしております!

以上、本日のブログでした。
本日も観てくださっている方、本当にありがとうございました。また、時間がある時に気軽に観にきてくださいね!
そして、何かあればTwitter、お問い合わせから連絡下さいね!!!
1人で悩まず一緒に歩んでいきましょう!

COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です