医療コラム

医師に報告する際の注意点5つ|効率よく物事を伝えるコツを伝授

こんにちは!なおです!
このブログでは『心を軽くする考え方』『医療』『リハビリ』の3つを柱に情報発信を行っています。

ブログを通しあなたの人生を少しでも良い方向に変えていけるような“お手伝い”が出来るようになることが最大の目標です!是非、参考にして頂きながら今よりも良い毎日を歩んで下さい!

先生(医師)に報告する事があるんだけど物凄く緊張する。効率良く物事を伝えないと忙しい先生に時間を掛けさせてしまう。怒られてしまうかも!?それだけは避けたい。でも、どうやったら効率良く物事を報告できるようになるんだろう。わからない・・・。

今回は、上記のように思われている方に対して医師に物事を報告する際の注意点と効率良く伝えるコツをお伝えしていきます。

なお
なお
自分の勤める病院のリハ科は1人1台PHSを持っており頻回に医師へ連絡を取っています。例外なく自分も様々な科の医師に電話を頻回にかけています。

自分が医師に電話を掛ける時に意識していることも交えながらお伝えしていきたいと思います。

この記事を見て頂ければ明日からすぐに実践出来るようになるかと思います!
是非、最後まで目を通してみて下さい!

医師に報告する際の注意点5つ|効率よく物事を伝えるコツを伝授

では早速、医師に物事を報告する際の注意点をお伝えしていきます!
以下のことを意識してみて下さい。

・予め報告する内容をまとめておく

・カルテを開いた状態で報告する

・端的に伝える

・自分の意見も持っておく

・逆質問された時に分からなければ正直に分からないと伝える

です。

これらを意識して行う事で医師の時間を多く取ってしまう事もないですし効率良く物事を伝えられるようになります!

具体的にどういうことかをこれから解説していきます!

予め報告する内容をまとめておく

医師に物事を報告する際は、予め報告する内容をまとめておくのがコツです!

なお
なお
物事をまとめないで電話を掛けてしまうと何を伝えたいのかが医師に伝わらなかったりします。

優しい医師なら伝えたいことを感じ取ってくれ対応してくれるかもしれませんが全員が全員そうとは限りません。

中には『だから何!?』と怒ってしまう医師もいるかと思います。
医師に不愉快な思いをさせないようにする為に

・誰が

・いつ

・どこで

・どのように

・どうした

・何をしてほしい

を予めまとめておきましょう!

例えば伝える例文として

なお
なお
リハ科のなおですが今お時間よろしいでしょうか!?○階の○○さんなんですが午前中、病室でリハビリを行なっていた時、気分不快の訴えをし嘔吐してしまいました。その時のバイタルが血圧190台で著明な頭痛と発汗、嘔気を訴え持続しています。診察して頂くことは可能でしょうか?

のように伝えるとスムーズに対応してくれるかと思います。
是非、上記の四角で囲った部分を参考に伝えることをまとめてみて下さい!

カルテを開いた状態で報告する

医師に物事を報告する際はカルテを開いた状態で報告するようにしてみて下さい。

なお
なお
カルテを開いた状態で電話をする理由として予想外の質問が飛んで来た時にスムーズに対応出来るようにするためです。

特に新人さんや経験年数が短い人程、カルテを開いておいた方が無難です。

医師からの予想外の質問あるあるとして

・その症状はいつからなの

・血液検査のデーターはどうなの

・発症(受傷)してからどのくらいだっけ

・今、何の治療をしてたっけ

・家族構成どうだったけ

・介護保険申請してあったけ

などが多いのかなと思います(パッと思いつく限りでは)。

もちろん頭に入っていれば、それを答えれば良いのですが変化球の質問が来てしまった時、答えられないと頭が真っ白になってしまいそれ以降のことを上手く伝えられなくなってしまう人もいます。

そのような状態を防ぐ為にもカルテを開いておき変化球な質問に対しても直ぐに調べられる状態でいると安心して電話を行う事が出来るようになります。

小さな事かもしれませんが、これだけでも上手く物事を伝えられるようになるので是非、実践してみて下さい!

端的に伝える

医師に物事を報告する際は、なるべく端的に伝えるようにして下さい!

なお
なお
医師は基本的にどの医療職より忙しいのは念頭に置いておきましょう。

報告も出来れば2〜3分以内で終えられるように意識して行うとよいです!
ダラダラと電話してしまうと医師が患者さんのもとへ行く時間も遅くなりますし医師自身の帰る時間も遅くしてしまいます。

要点を絞って伝えましょう。

そして、伝える時も『あれも、これも』とならないように最も重要な事1つだけを伝えましょう。

伝えたいことを2つも3つも伝えると高確率で医師は忘れます。
忘れ去られてしまったら、もう一度電話しなければならなくなります。

なお
なお
それは非常に手間ですよね!

それを防ぐ為にも要件は1つだけ伝えるようにしてみて下さい!
そして、端的にを意識する事が大切です!



自分の意見も持っておく

医師に物事を報告する際は、自分の意見を持っておくことも大切です。

なお
なお
自分の意見を持っておくのと持っておかなでは大きく違います!

例えば先ほどの

リハ科のなおですが今お時間よろしいでしょうか!?○階の○○さんなんですが午前中、病室でリハビリを行なっていた時、気分不快の訴えをし嘔吐してしまいました。その時のバイタルが血圧190台で著明な頭痛と発汗、嘔気を訴え持続しています。診察して頂くことは可能でしょうか?

という伝え方と

リハ科のなおですが今お時間よろしいでしょうか!?○階の○○さんなんですが午前中、病室でリハビリを行なっていた時、気分不快の訴えをし嘔吐してしまいました。その時のバイタルが血圧190台で著明な頭痛と発汗、嘔気を訴え持続しています。

看護師にベッド上安静にして下さいと伝えたのと更に症状が悪化するようであれば再度、看護師の方から先生に報告するようにお伝えしたのですが、それでよろしいでしょうか?

という伝え方だと後者の方が良いかと思います。

それは何故かというと後者の方が『どういう状態で』『どういう対処をした』が明確に分かり医師も物事の優先順位をつけやすくなるからです。

後者の方の伝え方は

血圧上昇は運動負荷に対するもので血圧も変動しやすいものだと考えベッド上安静をしてもらった。経過をみて症状が悪化しないようであれば一過性の血圧上昇とそれに伴う頭痛、発汗、嘔気の可能性がある。逆に時間経過と共に症状が悪化するようであれば別の疾患を疑わなければならない状態。

という意味合いが後者の方には含まれています。

自分の意見や考えを持ち患者さんに接することや多部署の医療職とコミュニケーションを取ることは非常に大切です!

逆質問された時に分からなければ正直に分からないと伝える

医師に物事を報告する際は分かることだけ報告する。そして逆質問された時、分からなければ正直に分からないと伝える事が大切です!

質問されて分かりませんせんがダメな訳ではありません。
医師同士の会話ではありませんので今分かっている事だけを伝えればそれでよしです。

医療者として事実を正しく伝えるという事が大切です。

分からないのに分かったように答えて後から違かったというのが最悪のパターンです。

なお
なお
虚偽の報告は犯罪です!

分からない事を分からないと伝えても犯罪にはなりません。
分からなければ後から勉強すればそれで済む話です。

学生の頃は、もしかしたら分かりませんは言うな!だったかもしれませんが資格を取り医療者になれば患者さんの安全が第一優先です。よっぽど緊急を要さないような状態でなければ分かりませんでも許されます(もちろん勉強はしなければなりませんが)。

事実を正しく伝えることを意識して報告しましょう!

嫌がらず医師にどんどん電話をかけてみましょう!

医師に報告するのって『緊張』するし『怖い』し『出来ればしたくない』と思われる方も多いですが嫌がらずドクターにどんどん電話を掛けてみましょう!

医師も普通の人間です。特別な人間ではありません。
頭は良いですが分からないこともたくさんあります。

この世に完璧な人間なんていません。
医療はチームです。チームで患者さんをフォローアップするんです。

フォローアップが遅れてしまう方が患者さんにとって不利益です。
不利益は生じないように医療者として責任のある行動をしていきましょう!

なお
なお
結局は電話に関しては場数が大切なんだと思います!

何度も何度も電話を掛けるうちに慣れてくるものです。
医師が『どの情報が欲しいのか』も自然と分かってきます。

初めは勇気がいることですが緊張もいつまでも続きません。
病院のヒエラルキー的には医師が上です。分からない事があれば医師に聞けば良いんです。

医師の指示以上の指示はありません。
指示を聞いておけば、もし仮に何かあっても医師の指示と伝えればそれでOKなんです。

なお
なお
医師の指示があれば何かあっても自分の責任にはなりにくいです。

逆に医師の指示もなく、あれやこれやをやってしまう方が危ないんです。
なので怖がらずバンバン電話を掛けて医師とコミュニケーションを取っておきましょう!

その方が患者さんに対しても良いですし業務的にも滞る事なく物事が進んで行くようになりますよ!

なるべく落ち着いて電話を掛けましょう!

いかがだったでしょうか!?
医師に報告する際の注意点5つ|効率よく物事を伝えるコツを伝授と題して記事をまとめて参りました。

医師に電話を掛ける時は、なるべく落ち着いて電話を掛けるように心掛けてみましょう!

電話を掛ける前に深呼吸をして伝える内容がまとまっているかを2〜3確認し、もう一度深呼吸をして電話を掛けましょう。

なお
なお
緊張するな、嫌だなと感じる方は、それぐらい行っても良いかと思います!

早口にならないように出来るだけゆっくりとした話し方で伝え分からないことがあれば正直に分かりませんと言えるようにしましょう!

怖がらない。苦手意識を持たない。いつかは慣れるんだと思って頑張ってみましょう!

この記事を見て頂いている方が少しでも医師と円滑なコミュニケーションを電話で取れるようになることをお祈りしております!

以上、本日のブログでした。
最後まで目を通して頂き本当にありがとうございました。
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