こんにちは!なおです!
このブログでは『心を軽くする考え方』『医療』『リハビリ』の3つを柱に情報発信を行っています。
ブログを通しあなたの人生を少しでも良い方向に変えていけるような“お手伝い”が出来るようになることが最大の目標です!是非、参考にして頂きながら今よりも良い毎日を歩んで下さい!
健康に過ごしていく為には食事管理、運動というものは非常に重要になってきます!
糖尿病予備軍の段階で糖尿病を防いだり、糖尿病になってしまってからも悪化させないように行動していくことが大切です!
自分も作業療法士として勤務している病院では、糖尿病を持たれている方に対し運動療法や生活指導を行っています!
そこで今回、普段、病院で患者さんに指導していることや糖尿病に関する知識、運動療法など自分が今まで学んできたものを中心に、みなさんにご紹介していきたいと思います!
現在、糖尿病の方、予備軍の方、健常の方でも知っていれば役立つ情報です!
この記事さえ見れば糖尿病のことが丸分かり!
最後まで目を通して頂き今後の参考にして頂ければと思います!
糖尿病の症状と基礎知識|運動療法の方法も詳しくご紹介します!
みなさんは、糖尿病という病気を正しくご存知でしょうか?
糖尿病とは、身体の中で作られるインスリンという物質が放出されなくなる事や放出されても身体に作用しにくくなり、インスリン作用不足によって引き起こされる糖代謝異常を主とする病気です。
要するに簡単に説明するとすれば、身体が血糖のコントロールを出来なくなってしまい常に高血糖の状態が続いてしまうことを言います。
そのことにより血管や神経、腎臓、心臓などに悪影響を与えてしまう病気です。
そして、糖尿病には2種類あります!
・1型糖尿病
・2型糖尿病
です。
みなさんも糖尿病には2種類あるということを1度は聞いたことがあるのではないでしょうか?
その違いがどのようなものなのかを具体的に以下に説明していきます。
1型糖尿病とは
生まれつきや比較的早い段階で身体からインスリンが放出されなくなり(膵臓にあるβ細胞が破壊されている)、常に高血糖の状態が続いてしまう状態です。
そもそも身体の中にインシュリンが存在しない為、運動療法では対処出来ずインシスリン注射を常に打たなくてはいけない状態となってしまいます。
体型に関しても比較的体型が細い人が多いというのも特徴的になります。
2型糖尿病とは
後天的になりやすいのが2型糖尿病の特徴です。
遺伝的な影響に加えて、食べ過ぎ、飲みすぎ、運動不足、肥満などの環境的な影響があるといわれています。
身体に起こる反応は同じくで、インスリンが出にくくなったり、インスリンが効きにくくなったりすることで血糖値が高くなります。
太っている人も痩せている人も2型糖尿病にはなりやすく(比較的太っている方が多いですが)、治療方法としては運動療法、食事療法、薬物療法、インスリンの使用があります。
糖尿病の方を支援・援助していくためには、どちらの型の糖尿病なのかもしっかりと把握しておく必要があります。
それは、支援・援助していくにあたってのリスク管理の方法が異なるためだからです!
糖尿病の症状とは
糖尿病の症状を紹介していきます。
・喉が異常に乾く
・水が常に欲しくなる
・尿の回数が増える
・尿の匂いが異常
・視力が低下する(糖尿病性網膜症)
・手足が痺れる(糖尿病性神経症)
・むくむ、最悪が透析(糖尿病性腎症)
・食べても体重がへる
・外陰部、皮膚のかゆみが生じる
・疲れやすくなる
・意識消失
*糖尿病性網膜症、糖尿病性神経症、糖尿病性腎症は重大な糖尿病の合併症です。
糖尿病治療中に良く起こりやすいのが低血糖症状です。
身体が血糖のコントロールを行えなくなってしまっている為、運動療法、食事療法、薬物療法、インスリンの作用が効き過ぎてしまう事があります。
そうなってしまうと、重篤な身体症状が出現してきます。
次は低血糖症状に関してまとめたいと思います。
・冷感
・顔面蒼白
・頻脈
・動悸
・発汗
・手の震え
・空腹感
・不安感
さらに血糖値が下がると
・頭痛
・集中力低下
・視力低下
・めまい
・生あくび
・痙攣
・せん妄
・見当識障害
・昏睡
が生じます!
低血糖症状が生じたらブドウ糖や飴などを食べさせると良いです。
また、近くに自販があったらファンタグレープなどの甘い飲み物を飲ませるなども有効的です。
糖尿病未治療や糖尿病治療中には、様々な症状が生じやすいです。
日頃から症状の観察が重要となってきます。
ぜひ、上記の症状を覚えて置いて頂ければと思います。
糖尿病の運動療法
次は、糖尿病の方への運動療法を紹介していきたいと思います。
ネット上には様々な糖尿病に関する情報が載っているかと思いますが、運動療法の事までまとまっているのは少ないかなと思うので是非参考にして頂ければと思います。
・適正な血糖値は、空腹時60~110㎎/dl、食後100~140mg/dl
・適正なHbA1c5.6%未満
*赤血球中に含まれるヘモグロビンにブドウ糖がくっついたものをHbA1cと呼びます。検査直前の飲食に左右されず、過去1~2か月の平均的な血糖の状態を調べることができるため、糖尿病の診断や血糖値の状態の確認に役立つとされています。
糖尿病の運動療法
実施していく前にリスク管理を行わなければなりません。
次にあげる項目は運動療法を制限や禁止をしなくてはいけない項目です。
・血糖値が極端に高い場合(血管が傷つき様々な合併症を生じる可能性があるため)
*空腹時血糖値250mg/dl以上。HbA1c9%以上
・糖尿病の為、眼底出血が存在する(運動療法により出血が増大する可能性あり)
・糖尿病の為、腎機能が低下している(腎不全を起こす可能性あり)
*血清Cr値 男性2.5mg/dl以上 女性2.0mg/dl以上
・心臓が悪いとき(心不全を起こす可能性あり)
・体調が優れないとき
・関節通がある時
上記の症状がある時は運動を禁止したり制限しながら運動療法を進めていく必要があります。
では、実際どのような視点で運動療法を取り入れて行くかをご紹介していきたいと思います。
・定期的な有酸素運動はインスリン抵抗性が改善する
・運動療法は週3回以上が推奨
・強度は中等度の強さで実施し1日2回行うのが望ましい
・運動習慣のない高齢者に対する運動強度は最大酸素摂取量を50%程度にする
(息が少し弾むくらいの運動)
・運動による1日の消費エネルギーは約160〜240kcalが推奨される
・30分以上の有酸素運動が推奨される。ジョギングや水泳が良い
・食前、食後は低血糖を起こしやすいので食後1時間後より運動を開始する
・食事療法と併用して行う
を守りながら運動を行えると効率がいいです。
また、運動中は低血糖症状を起こしやすいので、常にブドウ糖や飴などを持っておくと尚いいです。
そして、脱水にも注意が必要です。糖尿病の方は健常の方より血液粘度が高いです。
その状態で脱水になると容易に意識障害や脳梗塞や肺血栓症、心筋梗塞などを引き起こすリスクも上がります。
最善の注意を払いながら、無理のない範囲で運動を行う事が大切です。
糖尿病のことを正しく理解して支援・援助を行おう!
いかがだったでしょうか?
糖尿病の症状と基礎知識|運動療法の方法も詳しくご紹介します!と題して記事をまとめてきました!
運動療法に関しては、上記でも説明してきたように主に2型糖尿病の方に積極的に実施して欲しいものになります。
1型糖尿病の方に無理矢理、運動療法を行わせても期待した効果は得られません!
2型糖尿病の方も遺伝性とも言われていますが、基本的には生活習慣の乱れです!
常日頃から甘い物、お菓子、甘い炭酸飲料水、砂糖入りコーヒ、炭水化物などを大量摂取していると糖尿病になるリスクを上げることになります。
一度、糖尿病になってしまうと一生、糖尿病と付き合っていかなければならない身体になってしまいます。
好きなものを食べれなくなってしまったり、辛い闘病生活の始まりとなってしまいます。
そうならないようにする為にも自分の食べているものを見直して、運動も程度に行い(学校・仕事終わりに1〜2駅歩いてみるなど)、糖尿病にならないように管理して頂ければと思います。
なってしまってからでは遅いです!!!
なる前に予防をすることが非常に大切です。
以上、本日のブログでした。
このように病気のことに関していくつか記事をまとめてします。
興味のある記事があれば、ぜひ覗いて行って下さいね!
最後まで目を通して頂き本当にありがとうございました。
少しでもあなたの未来が良い方向に向かうことを祈っています。
『悩み事』『もっと聞いてみたい事がある』と言う方はTwitterのDMやブログのお問い合わせから連絡下さい。1人で悩まず一緒に歩んでいきましょう!