こんにちは!なおです!
このブログでは『心を軽くする考え方』『医療』『リハビリ』の3つを柱に情報発信を行っています。
ブログを通しあなたの人生を少しでも良い方向に変えていけるような“お手伝い”が出来るようになることが最大の目標です!是非、参考にして頂きながら今よりも良い毎日を歩んで下さい!
作業療法士、理学療法士、言語聴覚士の実習を行う際、誰しもが必ず書くことになるのがデイリーノートになります。
どんな学生さんでも『デイリーノートって一体何を書けば良いの?』と1度は悩まれることかと思います。(現に自分が学生の時も何を書けば良いか分からなすぎて、書く内容を考えるだけで時間を取られていました)
なので、今回は『デイリーノート、これだけ書いておけば間違いなし!』という項目をお伝えしていきたいと思います!
是非、この記事を参考にして頂きながら実習を乗り越えて行って下さい!
あなたの実習が上手くいくことを祈っています!
以前にも実習関連の記事を書いています。
ぜひ、こちらの方も参考にして頂けるとよりスムーズに実習を乗り越えて行けるかと思います!
デイリーノートの間違いない書き方!
そもそもデイリーノートってどんな風に活用するのかご存知ですか?
デイリーノートを簡単に説明すると実習指導者と学生さんが毎日行う交換日記みたいなようなものになります。
評価実習なら1ヵ月程度、治療実習なら4ヵ月程度、実習指導者とのやり取りにデイリーノートは活用していきます。
もう少し具体的にデイリーノートがどんなものかをお伝えしていくと
・コミュニケーションツールとして活用するもの
・知識の整理整頓をする為のノート
・気づきを与えてくれるノート
・素直に疑問に思ったことを伝えられるノート
・医療用語の勉強をするノート
となります。
なので、基本的には何を書いても良いノートにはなりますが見せる相手(実習指導者)がいるので、自分中心のノートにする訳にもいきません。
多少、相手に伝わりやすい言葉を選んでいく必要もあります。
そこがデイリーノートを書いていく上で難しい点になるのかなと思います。
では、具体的にデイリーノートに記載する項目はどんなものが良いのかを次の項目から書いていきたいと思います。
どんな指導者とのやり取りでも、これから書いていく項目に沿ってデイリーノートを作成していけば文句をいう指導者は居ないかと思います!
是非、書き方を参考にして頂きながらノート作りをして見て下さい!
デイリーノートに載せる項目
では、実際書くべき項目に関してまとめていきたいと思います。
以下の項目を参考にデイリーノート作りを行なってみて下さい!
・タイムスケジュール
・1日の振り返り
・午前中に気になった1症例
・午後に気になった1症例
・次の日の目標
を書けば間違いないです!
デイリーノートを作成していくポイントは『書きすぎない』があげられます。
気合いを入れすぎてA4用紙何枚も書いてしまうと、実習後半でデイリーノートの存在がどんどん邪魔になってきます。笑
実習初日から飛ばしすぎないことが重要です!
A4用紙 両面印刷で1枚か見開きで2枚程度が妥当です!
デイリーノートを見る指導者側も多すぎるのは困ってしまいますので適度な量を心掛けていきましょう!
では、上記の項目1つ1つ深く解説していきたいと思います!
タイムスケジュール
タイムスケジュールは必ず載せて下さい!
タムスケジュールは細く載せた方が絶対に良いです。
例を書きます。
8:30 ミーティング開始
9:00 午前診療開始
9:00 Aさん見学(脳梗塞)
9:40 Bさん見学(肺炎)
10:00 Cさん見学(心筋梗塞)
10:20 Dさん見学(脳出血)
11:00 記録時間
午前中の一例です。上記のように出来るだけ細かく記載していきましょう!!!
午後も同様に同じように書いて行き
自分の行動が指導者に分かるように書いていきましょう!
このタイムスケジュールを見ながら指導者は見学の症例を考えたり、見学数を調整したり、時間配分を決めたりしています。
細かく書けば書くほど指導者とのコミュニケーションもしっかりと取ることが出来るので、面倒くさがらずに書いていきましょう!!!
1日の振り返り
1日の振り返りも非常に重要です!いわゆる感想の部分になります!
この部分では
・素直に思ったこと
・感じたこと
・悩んだこと
・考えたこと
を書いて行きましょう!
例を書きます。
今日は、Bさんに対して肩の関節可動域を測定しました。実際に測定をしてみると学生同士で行なっているのとは違く、思っている以上に動かすのが難しく感じました。特に移動軸と基本軸が何度もズレてしまいました。明日は、移動軸、基本軸を意識してもう一度、肩の関節可動域測定を行いたいと思います。
上記のように書けると、実際にやって見てどうだったか、どこが難しかったか、何を意識して次の日行いたいのかが全て指導者に伝わります。
ここまでしっかりと書ける学生さんは少ないですがこれだけのことを書ければ、まず文句を言う指導者はいないはずです!
是非、上記の例を参考に1日の振り返りを書いて見て下さい!
午前中に気になった1症例
見学した症例の振り返りです!
ここでは、疾患のこと、評価のこと、治療のことをデイリーノートを通して学べます。
デイリーノートに全て見学した人を書かなければならないと言うことはありません。
数を絞り、本当に気になった1症例だけでも書ければ問題なしです!
例を書きます。
Bさん 肺炎
S)
右肩が痛くてね。眠れなかったんだよ
O)
関節可動域
右肩 屈曲145° 伸展40° 外転150° 内転0° 外旋40° 内旋70°
疼痛
右肩関節 NRS6
『筋肉が突っ張って痛いよ』との訴えあり
筋緊張
肩甲帯周囲低緊張
MMT
三角筋 4 棘上筋4 棘下筋4 前鋸筋3+
A)
右肩関節可動域測定時、骨性の制限は存在しない。筋を伸張した時の疼痛訴えが聞かれ筋性の制限を感じとった。そのことから筋伸張性低下による可動域制限が疑われる。
P)
関節可動域練習を実施し筋伸張性向上を測っていく。
ここまで書けたらパーフェクトです。
あくまでも一例です。
文字でズラーーーっと書くよりかは、SOAPでまとめてしまった方が指導者も見やすいので、この書き方をおすすめします!
午後に気になった1症例
午前と同様に午後も気になった1症例をピックUPして書いていきましょう!
書き方は午前と同じような書き方で良いかと思います。
測定や治療を行なっていなくても見学させてもらった方が
・どんな発言をしていたか
・セラピストとどんなやり取りをしていたか
・セラピストが測定している時、どんな代償動作が出ていたか
・セラピストが治療を行なった際、どんな反応が出たか
・介入が終わった後どんな変化が起きたか
などを意識してデイリーノートに書けると非常に良いです!
全てを書こうとしなくて良いんです!本当に気になった所だけ書いて行きましょう!
次の日の目標
次の日の目標も書いておきましょう!
次の日の目標を書くことによって指導者にも意欲を見せることが出来ます。
では、実際にどんな目標を書けば良いのかの例を書きます。
・代償動作を抑制した関節可動域測定
・認知検査としてHDS-Rを行う
・上肢機能評価としてSTEFを行う
・初回介入なのでMTDLPを取る
・他部門から情報収集を行う
など、やりたいことは、明確に書いていきましょう!
ただ関節可動域を測定します。筋力を測定します。面接をします。と書くより、より具体的になんの為に検査測定や治療を行うのかを指導者に伝えられると良いかと思います!
目標がしっかりとしていると比較的自分の行いたい測定や評価、治療を行うことが出来るかと思います!
あと、デイリーノートを見てもらって、突っ込まれることもなくなるかと思います!
デイリーノートを上手く活用して指導者と接しよう!
いかがだったでしょうか?
【リハビリ学生必見】デイリーノートの間違いない書き方!と題して記事をまとめて参りました。
繰り返しにはなりますがデイリーノートは基本的には学生さんと指導者とのコミュニケーションツールという意味合いが大きいです。
なのでデイリーノートを上手く活用していくことによって、話し掛け辛い指導者とも良好な関係性を築きながら実習を進めていけるようになるかと思います!
デイリーノートに書いてはいけないことはありませんが上記のように、タイムスケジュール、1日の振り返り、午前中に気になった1症例、午後に気になった1症例、次の日の目標の順に書けると非常に見やすいノートを作り上げることが出来ます。
ぜひ、この記事を参考にして頂きながらデイリーノートを書いて見て下さい!
上手く実習を乗り越えられることを心からお祈りしております!
以上、本日のブログでした。
ケースノートの書き方も以下の記事に書いてあります。
是非、参考にしてみてください。
本日も観てくださっている方、本当にありがとうございました。また、時間がある時に気軽に観にきてくださいね!
そして、何かあればTwitter、お問い合わせから連絡下さいね!!!
1人で悩まず一緒に歩んでいきましょう!