医療コラム

患者さんとの信頼関係の築き方をアドバイスします|悩まれている方へ

こんにちは!なおです!
このブログでは『心を軽くする考え方』『医療』『リハビリ』の3つを柱に情報発信を行っています。

ブログを通しあなたの人生を少しでも良い方向に変えていけるような“お手伝い”が出来るようになることが最大の目標です!是非、参考にして頂きながら今よりも良い毎日を歩んで下さい!

どんな患者さんとも出来れば上手く信頼関係を取れるようになりたい。病気や怪我で苦しんでいるのだから自分と関わる時ぐらいは苦しみを理解できる人でありたい。自分だけにはなんでも話せる人でありたい。患者さんと上手く信頼関係を取っていくにあたって何か工夫する方法ないかな?

患者さんと適切に信頼関係を図っていく事が出来れば、患者さんのモチベーションを上げたり物事を前向きに捉えてもらえるようにしていく事が出来るようになります。

医療者として身に付けておきたい技術になるかと思います!

今回は、8年間総合病院に勤務している立場から患者さんとの適切な信頼関係の取り方について意識するべき事をお伝えしていこうと思います!

自分の臨床経験を振り返ると殆どクレームをもらった経験がないので少しはお役立て出来るのではないかと思います!

是非、参考にして頂きながら病院勤務をして頂ければと思います!

患者さんとの信頼関係の築き方をアドバイスします|悩まれている方へ

患者さんとの信頼関係の築き方で意識する事をまとめます!

・患者さんのペースで物事を進める

・話している途中で遮らない

・目線の位置を合わせ姿勢を下げる

・敬語は使う

・自信を持って接する

です。

なお
なお
上記の事を意識しながら患者さんと接することで適切に信頼関係を築いていく事が出来るようになります!

1つずつ解説していきます!

患者さんのペースで物事を進める

患者さんと適切に信頼関係を築いていくには患者さんのペースで物事を進めるようにしてみて下さい。

忙しい業務の中そんな事出来ないという方もいるかもしれませんが自分の業務を優先してしまう事で適切に信頼関係を築けなくなってしまいます。

患者さんから『自分優先で物事を進めてしまうのね』と思われてしまったら、もう頼ってくれなくなってしまう可能性があります。

なお
なお
些細な事でも患者さんは敏感に感じ取ります。一度塞ぎ込んでしまった心を元に戻すには大変な時間を要します。

態度も一定にしておきましょう!
もし、どうしても時間がないのなら、やらなければならない事を隠さず説明して後で戻って来るように説明をしておきましょう!

なるべく自分のやるべき事より患者さんのペースで物事を進めてあげられるように意識して過ごしてみて下さい。

意識して行動出来れば自ずと適切に信頼関係を築く事が出来るようになります!

話している途中で遮らない

患者さんと適切に信頼関係を築いていくには、話している途中で遮らない事を意識してみて下さい。

・患者さんが話し終わるまで口を挟まない

・話を切ろうとしない

・真剣に聞いている態度を示す

この3つを意識して行動出来れば適切に信頼関係を築く事が出来るようになります!

話が長くまとまりがない。言いたい事がなんなのか分からない。話が脱線する。

医療現場では良く起こる事ですし、良く思う事ですが、ここをグッと我慢して最後まで話を聞きましょう!

もしどうしても話が切れないようなら話の『要約』をしてあげましょう!

なお
なお
○○とおっしゃってましたが○○という事で良いですか?

のような伝え方が良いかと思います。
自分の意見をガンガン言ったり患者さんの言っている事を否定したりしてはいけません。

医療者側が主体で物事を話してしまったり患者さんの言っている事を否定してしまうと
『自分の話を聞いてくれない人』『言っても否定してくるから言わない』という風に思われてしまう可能性があります。

こうなってしまうと適切に関係性を築いていく事が出来なくなってしまいます。
話が長いと思う患者さんがいたら自分の用を全て終わらせてから話の長い患者さんのもとに伺うようにしてなるべく話を聞いてあげられるように工夫してみて下さい!

目線の位置を合わせ姿勢を下げる

患者さんと適切に信頼関係を築いていくには、目線の位置を合わせ姿勢を下げるようにしましょう!

患者さんと会話をする際は立って行うのではなく、しゃがみ込み会話を行うようにしましょう!目線も同じぐらい若しくは見上げるぐらいでも良いかと思います。

なお
なお
経験年数を積んでくると立って説明をしてしまったり目線を合わせないで会話をしてしまったりする人が増えます。

姿勢を下げ目線を合わせるだけで患者さんの表情も分かりやすくなりますし、見下す姿勢がなくなるので威圧感もなくなり患者さんも落ち着いて会話をしてくれるようになります。

上から見下されて物事を言われると言われた方は恐怖を覚えたり『逆らえないな』という心理が働きやすくなります。

怖い人と思われてしまったら適切に信頼関係を構築していく事が出来なくなってしまいます。

小さな事ですが自分の話し掛ける姿勢・位置・目線・声のトーン・話すスピード、全てを意識出来るとより信頼関係を築いて行きやすくなります。



敬語は使う

患者さんと適切に信頼関係を築いていくには敬語を適切に使いましょう!

基本的には患者さんは人生の先輩にあたります。
先輩に対してタメ口をきくのはよくないですよね?

なお
なお
上司や社長にタメ口ではしゃべりませんよね?

タメ口の方が患者さんも心を開いてくれる。と思っているのは医療者のエゴです。それを堂々と言ってしまう人はアウトだと思います。患者さんから許可がない限り基本的には敬語の姿勢は崩さない方が良いです。

患者さんを病人として接するのではなく、1人の人間として敬い接するようにしていきましょう。

その方が確実に良い信頼関係を築いていく事が出来ますよ!

自信を持って接する

患者さんと適切に信頼関係を築いていくには自信を持って接するようにしましょう!
1人の医療者として自信を持って説明したり方向性を示したりしてあげましょう!

物事を最終決定するのは医師の仕事ではありますが自分が思う見解を話すのは自由だと思います。

なお
なお
○○と言う症状が出ているのは○○と言うのが悪さをして○○に影響を与え出ていると思うんです。○○という方法を行なってみるとよくなるかもしれませんよ?

と言うようにしっかりと根拠に基づいて説明するようにすると信頼関係を築きやすかったりします。

もちろん間違っているかも?と言うものを伝えて患者さんに迷惑や不利益を与えてしまうのは絶対にNGです。99%間違いがないであろう事を伝えるのがポイントです。

間違っていれば信頼関係を壊しますし合っていれば信頼関係をより強固にしていく事も出来るかと思います。

少しでも患者さんに寄り添い、どうにかしたいと言う気持ちが患者さんに伝わると誰よりも良い関係性を構築していく事が出来るようになります!

認知症の患者さんとの信頼関係

認知症がある方と信頼関係を築いていくのも基本的には上記と同じ姿勢で接していくのが一番良いです。

次の日には自分の事を覚えてないかもしれませんが1つ1つの事を丁寧に答えたり接したりする事で、その場では良い関係性を構築する事が出来るようになります。

なお
なお
間違っても呆れて相手にしなかったり、無視をしたり、イライラしたり、出来ないを前提で接するのはNGです!

・トイレにいきたいと訴えるのならトイレに何度も連れてってあげましょう!

・眠りたいというのなら寝かしてあげましょう!

・立てるというなら気が済むまでやってもらいましょう!

・出来るという事に対しては実際にやってもらいましょう!

医療者がやる事は、事故のないように見守ったり支援したりする事です。
自分で認識出来れば訴えがなくなったり動作がなくなったりします。

絶対にめんどくさがらないこと!
出来ないを前提に物事を進めないようにすること!

非常に大切です!

決めつけて医療者が行動してしまうと認知症の方とも適切に信頼関係を築いていく事が出来なくなってしまいます。

なお
なお
そして、意外と認知症があっても何となくやってもらった事を覚えてたり何となく良い人の顔を覚えてたりしますよ!

『どうせ』とは思わず接するようにしていくと適切に信頼関係を構築する事が出来ますよ!

適切に信頼関係を築く為には何気ない心遣いが大切

いかがだったでしょうか!?
患者さんとの信頼関係の築き方をアドバイスします|悩まれている方へと題して記事をまとめて来ました。

患者さんと適切に信頼関係を築いていく為には何気ない心遣いが大切です。

小さな心遣いが出来るか出来ないかで周りのスタッフと同様になってしまうか自分だけが信頼を勝取れるかが変わってきます。

なお
なお
患者さんにとって一番話しやすい人でありたいですよね?

患者さんは病気や怪我で苦しんでいます。
その苦しみを一番理解してあげられるのは知識を持った医療者しかいないんです。

会話を行う際は雑に物事を扱うのではなく丁寧に行なっていくようにしてあげましょう!
自分のやる事より患者さんのやる事を優先してあげましょう!

それが出来れば自ずとより信頼関係を築けるようになっていきますよ!!!

以上、本日のブログでした。
最後まで目を通して頂き本当にありがとうございました。
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