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作業療法士が教える問題点の見つけ方を徹底解説|若手OT必見の記事

こんにちは!なおです!
このブログでは『心を軽くする考え方』『医療』『リハビリ』の3つを柱に情報発信を行っています。

ブログを通しあなたの人生を少しでも良い方向に変えていけるような“お手伝い”が出来るようになることが最大の目標です!是非、参考にして頂きながら今よりも良い毎日を歩んで下さい!

なお
なお
今回は、問題点の見つけ方について徹底解説していきます!どうやって問題点を見つけていけば良いのか悩まれている現役の作業療法士の方や学生さんにおすすめの記事です。

患者さんや利用者さんの問題点を見つけていくのは本当に難しいことですよね。
どこをどうみたら良いのか分からない。そんな悩みを持っているセラピストも多いと思います。

そこで今回、作業療法士12年目の自分が問題点の見つけ方について徹底的に解説していきたいと思います。

この記事を最後まで目を通して頂ければ明日から即実践できる内容になっています。
しっかりと問題点を見つけ適切なアプローチを行えるようにしていきましょう。

現役の作業療法士の方や学生さんにおすすめです。
見つけ方や考え方を知り日々の臨床や実習に役立てて頂ければと思います。

作業療法士が教える問題点の見つけ方を徹底解説|若手OT必見の記事

では早速、作業療法士が教える問題点の見つけ方をお伝えしていきます。
以下の5つに着目して見つけてみてください。

・情報収集、問診をしっかりと行う

・全体像を把握する

・患者さん、利用者さんの動きを真似てみる

・ICFに落とし込んで考えていく

・一度で全てを把握しようとしない

です。

なお
なお
上記の5つを意識して行動していくことで確実に目の前の患者さん・利用者さんの問題点を見つけられるようになっていきます。

これは身体領域、精神領域、発達領域、急性期、回復期、生活期、終末期全て同じやり方で通用します。

具体的にどういうことか上記の項目を中心に解説していきます。

情報収集、問診をしっかりと行う

患者さん、利用者さんの問題点の見つけ方は、情報収集・問診をしっかり行うようにしてみて下さい。

なお
なお
情報収集、問診は基本中の基本です。ここをすっ飛ばしてしまうと問題点を適切に見つけることが出来なくなってしまいます。注意しましょう。

問題点を見つけるには、まずは出来るだけ多くの情報収集をするようにして下さい。
収集する内容は以下のようになります。

・現病歴

・既往歴

・合併症

・家族構成

・病前、受傷前ADL、IADL

・病前、受傷前身体・認知状態

です。

患者さん、利用者さんに会う前に得られる情報は得られるだけ得ておきましょう。
しっかりと情報収集が行えているとそれだけでもある程度、問題点を列挙することが出来ます。

更に事前に得られなかった情報を問診で聞くようにしてみて下さい。
例えば

・どのように痛む

・どこまで痺れるのか

・どのくらい力があるのか

・いつ頃から症状があったのか

・主症状はなんなのか

・手伝ってくれる人がいるのか。誰が手伝ってくれるのか

などです。
上記に挙げたのは例えなので目の前にいる患者さんや利用者さんに合わせて聞く内容を変えてみて下さい。

なお
なお
患者さん、利用者さんに会う前に得られた情報に問診で肉付けしていく感じです。

実際に身体評価や認知評価をする前に上記の情報を収集しておけると評価内容の信ぴょう性を上げていくことも出来ます。

信ぴょう性を上げられれば更に問題点を列挙していくことが楽になります。

問題点が見つからないという方や問題点の列挙に自信がないという人程、とことん情報収集をしていくことが大切です。

全体像を把握する

患者さん、利用者さんの問題点の見つけ方は、全体像を把握することです。

なお
なお
森を見て木を見るようにしてみて下さい。木をみて森を見ると問題点がぼやけてしまいます。ボトムアップアプローチではなくトップダウンアプローチを意識してみて下さい。

ざっくりと大きく目の前にいる患者さん、利用者さんのことを見るようにしましょう。
最初から細かい場所を見ようとしなくて良いです。

どういうことかというと

・手足は動くのかな

・元気なのかな

・コミュニケーションは取れる人なのかな

・痛い場所だったりしびれている場所はないのかな

・浮腫んでないかな

・日常生活動作はどこまで出来るのかな

など大きく大きく全体像を把握するように介入してみましょう。
大きく全体像を把握していくようにすると確実に問題となる部分が出てくるはずです。

手が上がらない、足が動かない、元気がない、コミュニケーションが取れない、浮腫がある、麻痺がある。

それらの症状が見られてから細かく評価していけば良いんです。

なお
なお
なんでそんな症状があるのだろうを突き詰めていくと、そこが問題点となります。

上記にも少し書きましたがトップダウンアプローチを意識していきましょう。

ボトムアップアプローチにしてしまうと問題点を絞るのに一苦労となってしまいますし何より時間がかかり過ぎてしまいます。

トップダウンであれば大きく全体像を把握してから細かいところを見ていくようになるので、より問題点をはっきりさせることが可能です。

とにかく小さいところから見ようとせず大きく患者さん、利用者さんを見るようにしていきましょう。

それが出来ると確実に問題点も列挙しやすくなります。

患者さん、利用者さんの動きを真似てみる

患者さん、利用者さんの問題点の見つけ方は、患者さん、利用者さんの動きを真似てみることが大切です。

なお
なお
患者さん、利用者さんのモノマネをしてみて下さい。必ず自分の身体のどこかが辛くなるはずです。それが問題点となっていることが多いです。認知・高次脳の方は自分との考え方の違いや物事の捉え方の違いを考えるようにしてみて下さい。

患者さん、利用者さんがやっていることを忠実に再現してみて下さい。

寝返りなら寝返り。起き上がりなら起き上がり。坐位なら坐位。起立なら起立。立位なら立位。歩行なら歩行。更衣なら更衣。トイレならトイレ。食事なら食事。など自分がアプローチしたいと思っている動作をそのまま再現してみて下さい。

実際に患者さん、利用者さんの真似をしてみると身体の使えていない部分や過剰に力が入り過ぎてしまっている部分が分かるようになります。

身体の使えていない部分や過剰に力が入り過ぎてしまっている部分が問題点です。
その問題点をどう改善していけば良いのかを考えるのが治療になります。

認知機能や高次脳機能も同じです。

記憶が出来ない。暴れてしまう。集中力が続かない。言葉が出ない。物を上手く操作が出来ない。場所や名前、日付が分からなくなってしまう。などの症状が見られた場合は、何が原因でそうなってしまっているのかを考えてみて下さい。自分との違いはどこなんだろうと考えてみて下さい。

脳のどの部分が損傷されてしまっているのか。萎縮してしまっているのか。どうなのか。CTやMRIなどを見るようしてみて下さい。

それが出来ると問題点を挙げることが出来るようになります。



ICFに落とし込んで考えていく

患者さん、利用者さんの問題点の見つけ方は、ICFに落とし込んで考えていくことです。

なお
なお
上記の項目で得られた問題点をICFに落とし込んで整理していくことが大切です。頭で考えるより一度、紙面に書き出し視覚化していくことが大切です。

上記に得られた問題点をICFの表に書き出していきましょう!
身体機能・精神機能、活動、参加、環境因子、個人因子に分けてとにかく出来るだけ多く問題点だけを挙げていくことが大切です。

例えば架空に脳梗塞の患者さんで考えるとするのなら

・身体機能・精神機能
#右上下肢麻痺 #右上下肢しびれあり #右上下肢深部感覚低下 #亜脱臼
#失語症 #観念運動失行 #体力低下 #覚醒レベル低下

・活動
#基本動作全介助 #食事、整容動作以外全介助 #坐位バランス低下

・参加
#リハビリ室でリハビリに参加出来ない #デイルームで食事が取れない

・環境因子
#マットが柔らかい #手すりがない #医療従事者が全て手伝ってしまう

・個人因子
肥満 頑固 なんでも自分でやらないと気が済まない

などのように書き出す。
このように書き出すことで何が問題となっているのか理解しやすくなります。

上記にもお伝えしましたが頭の中で考えているより、どんどん書き出してしまい視覚を用いて考えた方が問題点も列挙しやすくなりますし分かりやすくなります。

加えて書き出すだけ書き出したら優先順位を考えてみることも大切です。

その際にまず活動から考えるのがおすすめです。

1番最初にアプローチしなければならない活動を考えてみて下さい。その次に2番目、3番目と優先順位を考えながら整理整頓をしてみて下さい。

考えたら次に身体機能・精神機能の問題点の優先順位を考えるようにしてみて下さい。

それを行うことで治療プログラムの立案も行いやすくなります。
どんどんICFを用いて問題点を洗い出していきましょう!

一度で全てを把握しようとしない

患者さん、利用者さんの問題点の見つけ方は、一度で全てを把握しようとしないです。

なお
なお
一度の介入で全てを把握しなくて大丈夫です。2〜3回介入して少しずつ問題点を抽出出来るようにしていければ問題なしです。

最初から全ての問題点を抽出しようとしなくて大丈夫です。

1回目の介入で6割ぐらい。次の介入で8割ぐらい。次の次の介入で9〜10割ぐらい。などと少しずつ問題点を見つけるように介入してみることも大切です。

その方がより問題点をたくさん見つけられるようになりますし見落としも防ぐことが出来るようになります。

全ての問題点を一気に見つけうようとするから全て有耶無耶になってしまうんです。優先順位も立てられなくなってしまうんです。

今日は上肢だけの問題点を見つけるぞ。今日は下肢だけの問題点を見つけるぞ。今日は認知・高次脳だけの問題点を見つけるぞ。など日わけしても良いと思います。

もちろん1日でより多くの問題点を見つけられるに越したことはありませんが、それでパニックになり問題点がなんなのか分からなくなってしまうのなら時間を掛けて見つけていくというのも全然アリです。

苦手なら苦手で良いんです。
その代わりに丁寧にそしてゆっくりと患者さん、利用者さんに関わるようにしてみて下さい。

一気に全ての問題点を見つけられるようになるのは経験を積んでからでも良いんです。
日わけして問題点を見つけていくことを繰り返しを行うことでより早く問題点を多く見つけられるようになります。

焦らないことが大切です。

慌てなくても必ず問題点は見つけられるようになる


問題点が見つけられないと焦るかもしれませんが大丈夫です。

なお
なお
慌てなくても必ず問題点は見つけられるようになります。

今はただやり方が分からないだけです。
この記事を参考にして頂きながら行動し問題点を見つけるようにしてみて下さい。

その繰り返しが自分を成長させ問題点をスムーズに見つけられるようになります。

1年掛かっても良いと思います。
なんとなく見つけた気分になって2年、3年と過ごすよりよっぽど良いです。

なお
なお
なんとなく分かった気で過ごしてしまい2年、3年と過ごしてしまった後、先輩や上司から“問題点の抽出が出来ていない”と言われるのはNGです。その間に担当してきた患者さんや利用者さんに正しいアプローチが出来ていないことになってしまったりするからです。

セラピストとして何年目でも良いです。
問題点が見つけられていないと感じた時点からしっかりと問題点を見つけて行けるようにしましょう。

学生さんならこの記事をみた段階から実践してみて下さい。
そうすれば視覚を取ってからが非常に楽です。

問題点の抽出が出来るようになったなと思ったら先輩や上司に確認してもらうことも大切です(学生なら学校の先生や実習指導者に)。

間違いなく抽出出来ているのであればそのまま突き進んでいけば良いと思いますし間違っているのであれば、再び練習して問題点を挙げられるようにしていきましょう。

大変なのは最初だけです。
問題点が挙げられるようになれば後は楽です。

患者さん、利用者さんの為にも頑張って問題点を挙げられるようになりましょう!

正しい方法で練習あるのみ!


いかがだったでしょうか!?
作業療法士が教える問題点の見つけ方を徹底解説|若手OT必見の記事と題して記事をまとめて参りました。

なお
なお
問題点の見つけ方は、正しい方法で練習あるのみです。どんどんこの記事を活用してみて下さい。

セラピストとして患者さん、利用者さんの問題点を挙げられないのは大問題です。
曖昧になってしまうのも基本的にNGです。

適切なアプローチが出来ていない証拠になってしまいます。

自分がやっているアプローチがエゴにならないようにする為にもしっかりと問題点を挙げられるようにしてきましょう!

もし、この記事を見てもやり方が分からないという方は、遠慮なく問い合わせから個別に連絡ください。XのDMでも構いません。相談に乗らせて頂きます。

患者さん、利用者さんの為にも問題点が挙げられないということがないようにしてみて下さい。

コツさえ押さえれば必ず出来るようになります。諦めず練習してみて下さい。

以上、本日のブログでした。
最後まで目を通して頂き本当にありがとうございました。
その他にも

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などの記事を書いています。気になる記事がありましたら是非、覗いてみて下さい。

少しでもあなたの未来が良い方向に向かうことを祈っています。
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