リハビリコラム

作業療法士1年目の勉強法はこれ!|担当の方を良くする勉強法を紹介

こんにちは!なおです!
このブログでは『心を軽くする考え方』『医療』『リハビリ』の3つを柱に情報発信を行っています。

ブログを通しあなたの人生を少しでも良い方向に変えていけるような“お手伝い”が出来るようになることが最大の目標です!是非、参考にして頂きながら今よりも良い毎日を歩んで下さい!

なお
なお
今回は、作業療法士1年目の人がどのように勉強していくのが一番良いのかを11年目作業療法士がご紹介して行きます。これからお伝えする勉強方法を実践し目の前の担当の方を是非、良くしてあげてください。

今回の記事を書き出す前に前回までのあらすじを載せておきます!

最近は、作業療法士関係の記事をたくさん書いています!こちらの記事達も非常に面白いので是非見てって下さい!

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では今回は、作業療法士1年目がどのように自己学習を進めて行けば良いのかをまとめて行きたいと思います。

作業療法士1年目って非常に勉強方法に関して悩む時期だと思います。

自分も1年目の時は、非常に勉強方法に悩んでました

どんなことで悩んだのかというと

・分からないことが分からない

・何を勉強すれば良いのか分からない

・勉強会に行っても難しくて理解出来ない

・勉強をしても、やった気になって担当の方に還元出来なく終わってしまう

・作業療法士の上司が1人しか居なく主婦なのですぐに帰ってしまい相談出来ない

・上司の勉強意欲があまりない

などの理由で『何をどうして良いのか分からない』そんな状況に陥ってました。

周りからは
もっと勉強しないと
これぐらい知ってないとダメだよ
真剣に考える気ある?
など、かなりプレッシャーを掛けられてました。

なお
なお
今となっては、いい思い出ですがw

作業療法士1年目の方に自分と同じような経験はして欲しくありません。結構精神的にエグられるので。

なので、作業療法士1年目が何を勉強して行けば良いのかを経験談を元にお伝えして行きます。

ぜひ参考にして頂き作業療法士としてどんどん成長していって下さい!

作業療法士1年目の勉強法はこれ!|担当の方を良くする勉強法を紹介

早速、作業療法士1年目が行うべき勉強方法に関してまとめて行きたいと思います!
やるべきこととしては5つ!

・解剖、運動、整理を復習する

・臨床で疑問に思ったことだけ本や文献で調べる

・勉強をする際あれもこれも手を出し過ぎない

・自分の本当に行きたい勉強会だけ行く

・症例検討を行う

です。

なお
なお
上記のことが1年目の作業療法士が意識して行うべきことだと思います。

逆に上記のことが出来ていないと、自分と同じように苦しい思いをすることが多いのかなとも思います。

上記の項目を1つずつ深くお伝えしていきますので是非、参考にして頂ければと思います!

解剖、運動、整理を復習する

作業療法士1年目では解剖、運動、生理学をとことん勉強し直すことをおすすめします。
国家試験が終わり職場に入職するまでに比較的、時間が空いてしまったりします。

国家試験から1ヵ月以上時間が空いてしまうと

・記憶が半分ぐらいなくなってしまう

・細かい部分まで思い出せなくなってしまう

・語呂合わせだけで覚えてて本当の意味を理解仕切れてなかったりする

などの状態になることがあります。

なお
なお
げんに自分も上記のような状態になっていました・・・汗

そのまま、臨床現場に出てしまうと担当の方の身体について良く分からなくなってしまいます

復習と更に学んでいくこととしては

・筋肉の起始、停止
・筋肉の動き
・骨の動き
・支配神経
・神経の位置関係
・バイタルサイン
・覚醒
・脳神経
・脳機能
・錐体路、錐体外路
・伸張反射
・相反神経支配
・重心の位置
・血液データーの意味
・ゲイトコントロールセオリー
・感覚機能

など他にもまだまだありますが、これらを全て振り返りましょう!

1日30分2日に1回30分土日だけでも良いので解剖、運動、生理学の勉強はしっかりと行いましょう!

なお
なお
ちなみ、上記に記載したもの全て担当の方に聞かれたら正しく答えられますか?

この質問に一瞬でも詰まったら勉強しましょう!
1年目は解剖、運動、生理学だけガッツリやれば良いと言っても過言ではありません!

是非、意識して勉強してみて下さい!

臨床で疑問に思ったことだけ本や文献で調べる

基本的に意識的に勉強するのは解剖、運動、生理学だけで良いと思います。

ただ、作業療法士になりたての時って疾患のことに関して沢山知りたいと思ってしまうことも多々あります。

・脳卒中の勉強をしてみたい

・難病の勉強をしてみたい

・循環器の勉強をしてみたい

・骨折の勉強をしてみたい

・統合失調症の勉強をしてみたい

・うつの勉強をしてみたい

もちろん勉強するのは悪くはないことですが勉強するなら目の前の担当の方の病気のことだけにしておきましょう!

そして自分が『なんで、その症状が生じているのだろう』と疑問に思った時だけ本や文献を開くようにしてみて下さい!

ただ、なんとなく勉強してみたいの理由で本や文献を開いてしまうと全て中途半端な形になり結局時間を無駄にしてしまう可能性が非常に高いです。(その時間を解剖、運動、生理学にあてられたら何倍も成長することが出来ます)

解剖、運動、生理学以外を勉強することは悪くはないことですが時間は限りある財産です。

財産を無駄にしないようにする為にも臨床で疑問に思ったことだけを本や文献で調べるようにしていきましょう!

勉強をする際あれもこれも手を出し過ぎない

勉強していると次から次に疑問が起こることがあります。

その際に様々な本、様々な文献から情報を得ようとすることがあるかと思いますがまずは、今調べている本今調べている文献自分が知りたい情報が本当に載っていないのかをしっかり確認しましょう!

教科書や文献を何個も何個も開くことは時間を多く取られてしまうことや情報が錯綜することがありますのであまりおすすめはしません。

なお
なお
生理学の勉強していたので気づいたら解剖学の勉強をしていた!

ということも起こりうる事象です!

自分が今何について調べているのか全く違う分野のことを調べていないか!?に関しては自問自答していく必要があります!

生理学なら生理学だけ解剖学なら解剖学だけと1つの分野に絞って勉強は進めていきましょう!

その方が絶対に混乱せずに済みます。

生理学をやっていたのにいつの間に解剖学になっていた。
解剖学をやっていたのにいつの間に運動学になっていた。

のように、あれもこれも手を出し過ぎず勉強をしていくことがおすすめです!
時間も効率的に使えるようになりますし、学びも多いものになります!!!



自分の本当に行きたい勉強会だけ行く

作業療法士になると同級生や上司などに『○○の勉強会行ってみない?』と誘われることがあります!

なお
なお
自分が1年目の時よく同級生に声を掛けてもらい勉強会に行ってました。

勉強会にいくこと自体は悪くはないことですが参加しようとしている勉強会は本当にあなたが興味のある勉強会ですか?

ただ何となく声を掛けてもらったから『行ってみよう』ではありませんか?

自分の興味のある勉強会に行かないと学びが本当に少なくなってしまいます

勉強会に参加しても

・何を言っているのか意味がわからない

・寝てしまう

・拘束時間が嫌になってしまう

・実技が嫌に感じてしまう

・早く帰りたいと思ってしまう

上記のようになってしまうと本当に本末転倒です!
これでは高いお金を払って参加した勉強会も時間とお金の無駄になってしまいます。

『断る勇気』も必要です!

勉強会に参加しない代わりに解剖、運動、生理学の勉強はしっかりしましょう!!

逆に解剖、運動、生理学の基礎を教えてくれる勉強会などがあれば積極的に参加しても良いかもしれませんね!!!

無目的に『あれも、これも勉強会に参加』するのではなく本当に自分が学びたい、学べる勉強会だけを選んで参加しましょう!!!

その方が必ず自分にとって身のある勉強を行うことが出来ますし担当の方にもすぐに還元することが出来るかと思います!

症例検討を行う

勉強したものをアウトプットする方法として一番良いのは症例検討会を行うことです。
その場面は

・職場内

・県学会

・勉強会

・地方学会

・全国学会

など様々な方法があります。

症例検討会を行うことで今までやってきたことが間違っていないかを確認することが出来ます

また、新たな気づきも行えたりします!

症例検討会って1年目の作業療法士にとっては、非常に緊張しますし発表嫌だな〜って思う場面ですが、それを乗り越えて頑張って行動することにより何倍も自分にとって実りのあるものを手にすることが出来ます

5年目、6年目で症例検討会で発表するのと1年目で症例検討会で発表するのとでは圧倒的に有利なのは1年目です。

1年目の発表に対しては『分からなくてもしょうがないし何なら気づけるように教えてあげよう』と思う先輩はたくさんいますが6年目の発表に対しては『こんなことも分からないの?あの病院はやばい』と思ってしまう先輩もたくさんいます。

自分自身だけではなく病院全体の評判を落として可能性も出てきてしまいます。

失敗が許されるのは経験年数が若いうちだけです!
経験年数を積むと変なプライドも出てきてしまいます!

スポンジのように何でも吸収出来る1年目のうちから症例検討会に参加してアウトプットする機会を得ておくと非常に勉強になりますし、経験年数を積んでからもしっかりとした発表が行えるようになります

作業療法士1年目の勉強方法は効率性が大切

作業療法士1年目の勉強方法は効率性が非常に大切になっていきます!
上記にも記載しましたが『時間は限りある財産』です!

その財産をいかに効率よく運用していくかが何よりも重要なことです!
そのため

・解剖、運動、生理学の勉強は順調に進められているだろうか

・自分が今何を知りたいのか

・他人に教えることの出来るだけの知識を要しているか

など、常に自問自答しながら物事を進めていくことが大切です。

周りに信頼出来る上司や友人がいるのであれば、ぜひ、自分の勉強した内容を見てもらったり、聞いてもらったりしましょう!

ただ、何となく漠然と勉強し漠然と日々を過ごしていると自分が何をすれば良いのかも分からなくなりますし分からないことが分からないという現象に陥ってしまいます。

勉強内容を明確にして、アウトプットも行いながら効率よく日々を過ごしていくことが大切です!

作業療法士1年目の勉強方法は基礎を固めること

いかがだったでしょうか!?
作業療法士1年目の勉強法はこれ!|担当の方を良くする勉強法を紹介と題して記事をまとめました。

基本的に作業療法士1年目が行う勉強は『基礎固め』が中心です。

基礎が分からなければ応用もわかりません!

担当の方の身体を診て解剖、運動、生理学的に『○○だから○○という現象が起きているんだ』と根拠を付けられるぐらいの勉強が行えていれば申し分ありません!

そこまで行えるようにどんどん勉強していきましょう!

テクニック的なことは、とにかく後からでも大丈夫です!

1年目から

・ボバース
・PNF
・CI
・MOHO
・川平法

など難しい理論は取り入れなくて大丈夫です!
それらは3年目、5年目、10年目になって学でも全然遅くないものになります。

テクニックよりまずは『基礎』を意識して勉強してみて下さい!

その方が絶対に苦しい思いをせず1年目を過ごせるようになるかと思います!
ぜひ、意識して上記の項目を参考にしながら作業療法士1年目を過ごしてみて下さい!

以上、本日のブログでした。
最後まで目を通して頂き本当にありがとうございました。
少しでもあなたの未来が良い方向に向かうことを祈っています。
『悩み事』『もっと聞いてみたい事がある』と言う方はTwitterのDMやブログのお問い合わせから連絡下さい。1人で悩まず一緒に歩んでいきましょう!

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