リハビリコラム

肘頭骨折のリハビリを作業療法士が詳しく紹介します!

こんにちは!なおです!
このブログは『医療現場で得た後悔しない為の生き方』『作業療法学生と若手に作業療法の考え方』『生活と暮らし』を柱に人生頑張っている方に向けて情報発信をしていくブログです!
ブログ×ツイッターを通し様々な方と楽しみながらコミュニケーションを取れればなと思っています!

転んで肘を打って骨折をしてしまった。これからどうして行けば良いのだろう・・・。何を注意してどういうリハビリをしていけば早く治るんだろう?分からないな・・・

今回は、肘頭骨折を受傷してしまった方に向けて総合病院勤務の作業療法士が注意点リハビリの方法に関して詳しく解説していきたいと思います!

・肘頭骨折の解説

・骨折してから手術までの過ごし方

・入院から手術後までの過ごし方

・リハビリの流れと方法を説明

・まとめ

の順番に解説していきます!
是非、参考にして頂きながら早く治していきましょう!!!

肘頭骨折とは

肘頭骨折とは、前腕の骨を構成する尺骨と橈骨の2つの骨のうちの尺骨側が折れてしまう骨折になります。


https://www.mcdavid.co.jp/sportmed_anatomy/elbow/から画像を引用させて頂きました。

めちゃくちゃわかりやすい画像がありましたので参考にしてみて下さい。
上記の画像の丸で囲ってある部分の骨折です!

主に転倒受傷することの多い骨折となります。

なお
なお
ちなみに・・・!自分が今までリハビリを担当してて出会ったことのある受傷機転をまとめたいと思います!

・自転車から落ちた

・階段を踏み外した

・段差につまずいて転んだ

・脚立から落ちた

・バスに乗ろうとしてステップを踏み外した

・バイク事故

が比較的多いのかなと思います。

年齢層は幅広く若い人から高齢の方、男女問わず肘に強い衝撃が加わってしまうことで骨が折れてしまいます。

当たり前ですが骨折しない為には転ばないことが1番になります。

骨折してから手術までの過ごし方

ここからは肘頭骨折を受傷してからの全ての流れを説明していきたいと思います。
ご本人様もそうですが是非、家族の方も参考にして頂ければと思います。

まずは『骨折してから手術まで』の流れを説明していきます。

なお
なお
どんな骨折もそうですが骨折した直後は、とにかく動かさないことが肝心になります!

無理に動かしてしまうと骨が筋肉に引っ張られてしまい骨折の範囲を広げてしまう原因になります。

骨折の範囲を広げてしまうと

・治りが遅くなる

・元どおりにならなくなる

・手術時間が伸びる

・医療費が高くなる(術式が変わることがある為)

・痛みが強くなる

・麻痺を生じさせてしまう可能性がある

・痺れを生じさせてしまう可能性がある

など恐ろしい症状を招いてしまいます。

転んで強く肘を打ってしまったらとにかく動かさないことが重要です。
そして、出来るだけ早く119をして救急車を呼んでしまいましょう!

病院に運ばれたら2パターンに分かれます!

1.即入院、翌日手術

2.固定して一度家に帰り後日手術をする

になります。

その時の病院の混み具合、手術出来る整形外科医が居るか居ないか、骨折の具合で判断されます。

どちらにしろ病院に行けば最初はギプス固定になります。
ギプス固定さえしてしまえばとりあえず過剰に肘をかばうことはなくなります。

過剰に肘をかばう事はなくなりますが注意点は存在します。

・体重をかけない

・ぶつけない

・重いものを持たない

・肩を動かしておく

・指先を動かしておく

上記のことだけ注意を払えればひとまず何をしても大丈夫です。
肩と指は骨折している側を動かします。肩と指が固まるのを防ぎます。

なお
なお
肩と指を硬くしてしまうとリハビリの期間が長くなってしまったりリハビリがきつくなってしまいます。

骨折に関しては出来るだけ早く手術出来るに越したことはありません。
搬送先の整形外科医とよく話し出来るだけ早く手術をしてもらえるように相談しましょう!



入院から手術後までの過ごし方

ここからは入院してから手術後までの過ごし方に関してお伝えしていきます。

入院してからは、日にちをあまりおくことなく手術となることが多いです。

なお
なお
入院した翌日に手術をするというところが一般的かなと思います。

手術前までは上記に記載したように肩や指が固まらないようにしっかりと動かしておきましょう!

もし三角巾を巻いているようなら特段、肘には影響しないのでとっても大丈夫です。
むしろ三角巾をしている方が肩を硬くしてしまう原因になります。主治医に相談して三角巾をとって良いか相談しましょう!

手術は全身麻酔となります。
だいたい手術は1〜2時間ぐらいで終わります。

術後数時間は全身状態を管理する目的で酸素を入れたり、尿道カテーテルが入っていたりベッドに安静にしているように言われたりします。

なお
なお
数時間で動けるようになるので安心してください!

入院期間は早ければ翌日退院。または1週間程度様子をみるという病院もあります。
退院のタイミングがどのようになるかは、手術前に確認しておいても良いかと思います!

術後は、骨折部の固定性により翌日から動かすパターンもあれば1週間程固定するパターンがあります。術後にどれくらい肘を安静にしているかを聞くのも良いポイントになります。

入院から手術後までの過ごし方のポイントまとめ

手術前
・骨折した側の肩、指を動かしておく
・三角巾を取り外して良いかを主治医に確認する
・退院のタイミングを聞いておく

手術後
・いつまで肘を動かさずいるかを確認
・固定していれば、いつまで固定しているかを確認

が重要になります!
あと、全身麻酔なので手術後気持ち悪くなったりもします。
少しでも体調の変化があれば遠慮なく看護師さんを呼び対応してもらいましょう!

無理して我慢する必要は何1つありませんからね!

リハビリの流れと方法を説明

リハビリの流れと方法を説明していきたいと思います!
リハビリに関しては基本的に手術後より開始することが多いです!

即日退院しなければ入院中からリハビリ。
即日退院の場合は外来からリハビリをスタートさせることが多いです。

外来リハビリの通う頻度に関しては肘の状態により作業療法士ないし理学療法士が判断していきます。

なお
なお
自分が肘頭骨折の患者さんを担当する場合は、週1か週2のペースで初めは来てもらい、治って来たら2週に1回や3週に1回にしていきます。治るまで毎日リハビリに来てもらうというこはしません。もし毎日外来に来るようにという病院やクリニックがあるとしたら過剰すぎです。そんなにリハビリしなくても治ります。

肘頭骨折というのは、ガンガンやれば治るというものではなく適切な時期に適切なリハビリが行えれば過剰に外来通院しなくても治っていくものです。

過剰な外来通院は、病院依存が始まり時間とお金を多く無駄にするだけの行為なのでやめておきましょう!!!

骨折の具合と手術後の固定性にもよりますがざっくりとリハビリの流れを紹介したいと思います!

・主治医にギプス固定を外してもらう

・リハビリが開始になる

・肘周りのマッサージを重点的に行う

・リハビリ後は必要に応じて冷やす

・自分で動かすリハビリが始まる

・肘周りに熱を持たなくなったら温める

・セラピストに動かしてもらうリハビリが始まる

・筋力練習が始まる

・完治

となります。
(もちろん、この型通りに進まない人も中にはいますが大抵、この流れでリハビリが進むことが多いです。)

経験上マッサージと自分で動かすリハビリを適切に行なっていれば7割ぐらい治ってしまう人が多いです。

リハビリの最初の目標は曲げが120°、伸ばしが-30°を超えることが出来るように頑張っていきましょう(角度が分からなければセラピストに角度を聞きましょう!)。ここの角度まで曲げ伸ばしが出来れば概ねの生活動作には支障なく過ごせるようになっていきます!

マッサージの方法は

肘の周りをモミモミマッサージします。傷口の上も触って大丈夫です!手術が終わり間もないと肘の周りはカチコチだと思います、。ので柔らかくなるまで揉み続けましょう!柔らかくなって来たら指先から心臓の方に向かって全体的にマッサージしていきましょう!手のむくみがある人は、これをやると高確率でむくみが治っていきます!これを朝昼晩頻回にやることをおすすめします。お風呂に入ることを許可されたらお風呂の中でマッサージするのも有効的です。注意点としては肘の周りが物凄く熱くなったり、痛みを強く生じるようになったら過剰にマッサージをしすぎなので中断しましょう。

上記のマッサージ方法を実施した後に自分で肘を曲げる、伸ばすという運動を行なっていきましょう!

なお
なお
マッサージ後の方が皮膚も筋肉も軟部組織も柔らかくなっているので、より曲げ伸ばしが行いやすくなったりします。

この時も痛みが強く出ない範囲で動かしていきましょう!曲がらなくても良いです。伸ばせなくても大丈夫です。自分で曲げていく・伸ばしていくと意識して動かすことが大切です。動かしていくうちに徐々に曲げ伸ばしが出来る範囲が拡大していくことに気づけるはずです。

だんだん曲げ伸ばし出来るようになって来たことに気付ければマッサージと自分で動かす練習を地道に行なって行けばだんだん曲げ伸ばしが出来るようになっていきます!

一瞬では治りません!地道にコツコツやり続けることが最短で治していくポイントになります。あとは担当してくれるセラピストと相談しながら適切な自己管理方法、自主トレ方法を教えてもらうのが良いです!

おわりに

いかがだったでしょうか!
肘頭骨折のリハビリを作業療法士が詳しく紹介します!と題してブログをまとめて参りました!

手術後の注意点もあり

・重たい物を持たない

・肘をぶつけない

・起き上がる時などに肘をつかない

・体重をかけない

・転ばない

ということが術前を同じように言えます。

骨はだいたい3ヶ月程度でくっついていき半年後ぐらいに強固に骨がくっついていきます!

重い物を持つタイミングや体重をかけるタイミングに関しては主治医と念密に相談して決めていきましょう!

骨折してしまうと日常生活が本当に過ごしにくくなってしまいます。
少しでも早く日常生活を不自由なく過ごしていくには、適切な方法を知って自ら積極的に行動していくことが1番かと思います!

上記にも記載しましたが一瞬で治るということは絶対にありません。
適切にリハビリを実施しコツコツ自己管理や自主トレをやり続けることで最短で治っていきあす。

骨折というのは大事故です。

手術してしまえば『大したことない怪我』だとは思わず『大怪我なんだ』という認識で毎日を過ごしたりリハビリに励んだりしていきましょう!

骨折してしまったご本人様はこのブログをみて頂きながら自分のリハビリに活かしてください。周りに肘頭骨折の人がいるという方はこのブログを参考に様々なアドバイスをしてあげてください!

肘頭骨折された方が1日でも早く治ることをお祈りしております!

以上、本日のブログでした。
本日も観てくださっている方、本当にありがとうございました。また、時間がある時に気軽に観にきてくださいね!
そして、何かあればTwitter、お問い合わせから連絡下さいね!!!
1人で悩まず一緒に歩んでいきましょう!

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