こんにちは!なおです!
このブログでは『心を軽くする考え方』『医療』『リハビリ』の3つを柱に情報発信を行っています。
ブログを通しあなたの人生を少しでも良い方向に変えていけるような“お手伝い”が出来るようになることが最大の目標です!是非、参考にして頂きながら今よりも良い毎日を歩んで下さい!
普段、病院勤務を行なっているからこそ、みなさんに伝えられることがあるのではないかなと思い記事を書こうと思いました!
病院勤務を行なっていると日々様々な価値観に触れる機会があります。
病院には『治療中の方』『元気になり退院していく方』『病状が悪化していく方』『余命宣告を受けている方』など、様々な方がいらっしゃいます。
それぞれの状態に応じて患者さんは全力で闘病しています。
リハビリテーションを行なっていく中では、患者さんとの信頼関係を構築していく為に多くの会話を行なっていきます。
そんな会話を通し今まで患者さんから多くの“人生における重大切な教え”を頂いてきました。
今回は、今まで患者さんから教えて頂いたことをみなさんにも共有し今後の人生に役立てて頂ければ良いなと感じます。
人生の先輩からの言葉達です。
非常に参考になるかと思いますので最後まで見てみて下さい!
人生後悔しない生き方〜闘病されている方の思い〜
重い病気で入院し闘病している患者さんの入院生活ってほとんどベッド上で過ごすことを強いられていたりします。(病状的に起き上がれなかったり、起き上がれたとしても苦しかったり痛みを伴い長く起き続けることが困難という理由で)
以下の四角で囲ったところ少し自分自身のことにおき換えて考えてみて下さい。
あなたは重たい病気で入院しています。
1日の生活は、24時間です。
例えばリハビリで起き上がったとしても残りの23時間はベッドの上です。
看護師さんや介護士さんに身体を拭いて貰ったりご飯を食べさせてもらっている時間を入れ多く見積もり21〜22時間はベッドの上にいる状態です。
その生活が1日ではなく、2日も、3日も1週間も2週間も続く可能性がある。
どう感じますか?
自分で自由に動けない、起き上がれない、トイレに行けないということ程、人間にとって苦痛なことはありません!
そんな方々、空いている時間に考えることは
『今までの人生のこと』『これからの未来に対しての不安』だったりします。
人は、絶えず『役割』を見つけながら人生を歩んでいると思います。
病気になってしまいベッド上生活を強いられている患者さんも絶えず自分の『役割』を模索しながら人生を歩んでいます。
そんな患者さんから自分に対して『人生を後悔しないで生きていく為の知恵』を沢山教えもらう機会があります(リハビリ時間を通して)。
きっと若い自分に対して『自分の知識を教えてあげる』という役割を闘病の中でも見出しているのではないかなと感じます。
闘病している方々から頂いたメッセージを次から書いていきます。
後悔しない生き方|患者さんからのメッセージを紹介します
では、早速書いて行きたいと思います。
・人生お金ではないよ。若いうちに沢山遊んでおきなさい。
・動けるうちに沢山の経験をしなさい。
・熱中出来る何かを探しておきなさい。
・結婚はしておきなさい。
・感謝だけは積極的に行える人でありなさい。
です。
人生後悔しない為のメッセージだと思います。
1つずつ、その時に聞かれた患者さんの思いを深く書いていこうと思います。
人生お金ではないよ。若いうちに沢山遊んでおきなさい。
末期腎不全の患者さん。
某会社の社長を行い、現役を引退された方です。
現役時代は、バリバリに仕事をされていた方で、あまりお金を使って来なかったとのことです。
ベッドサイドでリハビリを行なっていると
『人生お金ではないよ。お金を貯めていたって使わなければ意味がない。私みたいになってしまったら治療費だけにお金が消えていくことになる。若いうちにお金を沢山使い、沢山楽しいことをして、美味しいものを食べておきなさい。』
との発言が聞かれました。
お金だけあっても、自分が楽しめる経験が行えないと『後悔』が生まれて来るんだなと思った瞬間です。
お金は、確かに大切なものだと思います。
ですが全然使わないと将来、自分自身の人生に後悔や悔いが残る可能性が出現してきてしまいます。
適度にお金を使い、自分の人生が終わる瞬間になくなるぐらいの計算をしながら人生歩んでいくと後悔が少なくなるのかもしれませんね。
動けるうちに沢山の経験をしなさい。
肺がんの患者さん。
肺がんのレベルはstage Ⅳ。末期の状態の方から聞かれた発言です。
『今は苦しくて動けない。咳も出る。痰も出る。体も痛い。あなたは、まだ動ける。動けるうちに沢山の経験をしなさい。それが必ず将来の糧になるから。』
動けなくなって、はじめて動けることの大切さが分かったそうです。
病気になってしまうと、体力もメンタルもどんどん落ちていってしまいます。
動けるうちに動き、経験を積んでいくことで、将来を良いものに出来ると教えてくれたような気がします。
みなさんも病気を他人事だと思わず、明日は我が身だと思い今出来ることは先延ばしにすることなく、積極的に行動してい来ましょう!
その積み重ねが必ず将来の為になるかと思います。
熱中出来る何かを探しておきなさい。
大腿骨頚部骨折の患者さん。
手術を受けてリハビリに積極的に励む方でした。
そんな方から聞かれた発言です。
『私には帰っても何もやることがない。無趣味で日中テレビを見るしか過ごすことがない。もっと若いうちに何か趣味でも見つけておけばよかった。あなたは、まだ若い。熱中出来る何かを探しておきなさい。将来、暇を持て余すことはなくなるはずよ。』
無趣味で独居の方でした。
この方から聞かれたように、何か熱中できることがあると
歳を重ねてもやることがあり、人生の最後まで豊かにしていくことが出来るのかもしれません。
歳を重ねてからも何か熱中出来ることは、探そうと思えば探せるとは思いますが、行動力、体力共に低下していくので、やはり若いうち、行動できるうちに熱中できる何かを探せると後悔しない人生を歩んでいけるのではないかと感じます。
結婚はしておきなさい。
すい臓がんの患者さん。
すい臓がんのレベルはstage Ⅳ。すい臓がんの人の特徴って見つかった時には末期の状態であることがほとんどです(臓器の深部にすい臓があるため、発見までに時間が掛かってしまう)。
そんな方から聞かれた発言です。
『家族が居ないって寂しいものね。この病気になるまでは、家族なんて要らないと思っていたけれども、こうなってみると結婚して家族を作っておけば良かったなと思います。歳を取ってからでも良いから結婚はしておきなさいよ。』
親も居なく、仕事人間の方で結婚をすることなく病気を発症し闘病を行なっていた方でした。
最近は、未婚率が異常に増えてきている時代です。
結婚したとしても子どもを産み育てるだけの財力がなかったり、時間がなかったりと
家族を作っていくことにも難しい時代に突入しているのではないかなと感じます。
ただ、そこを何とかして結婚をする、家族を作るという意識を持っていけると人生後悔しない生き方なのかもしれません。
みなさんも、ゆくゆく後悔しないように結婚に向けて行動してみても良いかもしれません。
感謝だけは積極的に行える人でありなさい。
白血病の患者さん。
病棟にいくといつもニコニコしながら過ごされている方で
闘病中にも関わらず元気に前向きにリハビリに取り組まれていた方でした。
そんな方から聞かれた発言です。
『誰かに何かしてもらった時には、しっかりと感謝を行える人になった方がいいわよ。私はそれで後悔をしたことはない。感謝されて悪い気持ちになる人なんていないんだから。自分からどんどん感謝を伝えられる人になるべきよ。感謝だけは積極的に行える人でありなさい。』
その人らしい発言だなと感じていましたが、感謝を積極的に伝えられるって人生においてとても大切なことですよね。
感謝を伝えられて悪い気持ちになる人はいない。というのは非常に深いなと思います。
積極的に感謝を人に伝えられるようになると後悔しない人生を歩めるようになる。
そう教えてくれた発言だったなと今でも思っています。
人生後悔しない生き方をしていきましょう
いかがだったでしょうか。
後悔しない生き方|患者さんからのメッセージを紹介しますと題して記事をまとめてきました。
上記の発言をくれた方々は亡くなってしまった方もいれば、元気に今でも頑張っている方もいらっしゃいます。
こうやって自分に投げ掛けてくれるのは、ありがたいですよね。
そして今の自分が語るより人生の先輩方が語ったことの方がよっぽど説得力があったのではないでしょうか。
・人生お金ではないよ。若いうちに沢山遊んでおきなさい。
・動けるうちに沢山の経験をしなさい。
・熱中出来る何かを探しておきなさい。
・結婚はしておきなさい。
・感謝だけは積極的に行える人でありなさい。
上記の発言は、自分の人生だけではなく、子どもを育てている方が子どもに教えていくにも非常に良い言葉達なのではないのかなとも感じます。
人生の先輩の声に耳を傾けることは重要なことであり自分の人生に取り込んでいくことで、より良い人生にしていく事が出来ると感じます。
自分の人生、いつどこでどうなるか分かりません。
明日が来ると保証されている方は1人もいません。
ぜひ、みなさんも上記の発言を参考にして頂きながら
後悔のない人生を歩んで頂ければ良いなと感じます。
以上、本日のブログでした。
最後まで目を通して頂き本当にありがとうございました。
その他にも
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少しでもあなたの未来が良い方向に向かうことを祈っています。
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