リハビリコラム

腰椎圧迫骨折に対する痛みの緩和【現役作業療法士がお伝えします】

こんにちは!なおです!
このブログは『医療のこと』『生きための知恵』を柱に人生頑張っている方に向けて情報発信をしていくブログです!
ブログ×ツイッターを通し様々な方と楽しみながらコミュニケーションを取れればなと思っています!

最近は暑かったり、寒かったりと気温の差が激しい日が続きますね。
暑い日には、エアコンをつけ始めた方もいるのではないでしょうか?

今のうちからあまり温度を下げ過ぎて寒暖差で自律神経壊さないように注意してくださいね。(自律神経壊すと、頭痛や倦怠感等に悩まされることになるので)

っということで本日のお題は『腰痛圧迫骨折』に関して書いて行きたいと思います。

今回で腰シリーズは終了にしようかなと思っています。
以前の腰関連の記事は下に貼っておきます。

腰痛は正しく対処し早く治しましょうー腰痛撃退法ーこんにちは!なおです! このブログは『医療のこと』『生きための知恵』を柱に人生頑張っている方に向けて情報発信をしていくブログです! ...
腰椎椎間板ヘルニアのコラムー生活上の注意点を交えてーこんにちは!なおです! このブログは『医療のこと』『生きための知恵』を柱に人生頑張っている方に向けて情報発信をしていくブログです! ...
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痛みをとっていく工夫はたくさん存在します。
現役で病院勤務している立場から腰椎圧迫骨折後の痛みに悩まされている方の手助けになれば良いなと考えています。

腰椎圧迫骨折に対する痛みの緩和 概論


転んだ時、くしゃみをした時、重たい物を持ち上げた時、ソファーに腰掛けた時など、比較的軽い(弱い)衝撃で骨が潰れてしまう骨折です。

高齢女性、骨粗鬆症(骨がもろくなってしまう病気)、悪性腫瘍(ガン)、ステロイドを内服されている方に生じやすいとされています。後発部位は第11胸椎〜第2腰椎間とされています。もちろん、その他の部位でも潰れてしまうこともあります。

え?そんな簡単に潰れてしまうの?と思う方もいらっしゃるとは思いますが、これが潰れてしまうんです。ご自身が気をつけていても、意図しない動きでも潰れてしまうことがあります。(起き上がって身体を捻っただけでも折れたという方もいらっしゃいました)

症状として

◯動いた時、コシやあしに痛みがはしる。(比較的、安静に寝ていると痛みが出ないことが多いです)

◯あしに生じるマヒ(あしが動かなくなります)

◯排尿障害(いくつか種類があるので紹介しますね)

・切迫性(せっぱくせい)尿失禁:

がまん出来なく、尿がでてしまいます。

・溢流性(いつりゅうせい)尿失禁:

膀胱に尿が溜まったら、流れでてしまいます。

・腹圧性尿失禁(ふくあつせい):

お腹をまげたり、くしゃみをしたり、いきんだりすると尿がでてしまいます。

・反射性(はんしゃせい)尿失禁:

神経の異常により反射的に尿がでてしまいます。

・機能性(きのうせい)尿失禁:

手足のマヒで動けなかったりトイレが認識出来ない(認知症や高次脳機能障害等)など、膀胱機能とは無関係に尿がでてしまう。

◯筋力低下(痛くて動かないことにより、全身どんどん筋力や体力が落ちていきます)

◯背骨の変形(背骨が後弯していきます。猫背になっていきます)

↑もっと詳しく知りたい方はこの教科書にのってます

腰椎圧迫骨折に対する痛みの緩和 治療方法

・圧迫骨折が軽度であればコルセットで固定し様子をみます(硬性コルセットを用います)。骨がくっつくのを待ちます。コルセットが完成すれば痛み止めと共に動くことや歩くことが許容されるようになります(積極的なリハビリテーションの開始です)。

*軟性コルセットはあんまり使用しません。

・骨折が重度であれば手術となります。金具を入れて背骨を固定することや潰れてしまった骨にセメント入りの風船を入れ骨を元に戻します。手術方法はたくさんあります。お医者さんとしっかりと相談し手術方法を決めるのをおすすめします。

・生活指導では、寝たきりにならないようにすること、コルセットの装着方法を指導します。

コルセットは起き上がる時は必ず装着します。横向きかブリッジの姿勢でコルセットを差し込みます。コルセットの1番下の部分が骨盤の上に当たるようにしてください。ベルクロは1番下から順に上に止めてください。

腰椎圧迫骨折に対する痛みの緩和 注意点

注意点

・腰に負担がかからないようにする。コルセットをつけ背筋を伸ばした姿勢をとる。

・お医者さんと相談し骨がくっついた段階でなるべく早くコルセットを外す。落ちてしまった筋力を元に戻すようにする。

・長時間の立ち仕事を避ける。どうしても行う場合は10cm台を足元に用意して片方のあしをのっけます。時間経過と共にあしを変えます。これにより腰への負担を減らします。

日常生活では

・寝る時は仰向けの姿勢が腰に負担がかからない姿勢です。寝返る際は、お腹と骨盤を捻らないように注意をします。

・起き上がる時は、コルセットを必ず装着してください(お医者さんから着けなくていいと言われれば着けなくても大丈夫です)。腰部脊柱管狭窄症の時にも記載させて頂きましたが、ベッドを使われている方は、まず横向きの姿勢となり、両足をベッドの外に出し、起き上がっていく方法をオススメします。(電動ベッドの方は頭側をあげても良いかと思います)

・座る姿勢は、背筋をよく座るのがいいです。

・立つときは、お辞儀しながら立ち上がります。立てない方は何か捕まる物を前に置いてもいいかと思います。また、ひと工夫として椅子の高さを高くすると立ち上がりやすくなります。

・歩くときは杖や固定式の歩行器または何も持たずに歩きます。バランスを崩しやすいので転ばないように慎重に歩いてくださいね

・洗顔や整髪、歯磨き等を行う時は椅子に腰掛けて行った方が安全かつ腰にも負担が少ないです。

・お風呂の時はシャワー椅子や浴槽に入られる方は浴槽内に椅子を入れて置く事や段差を着けておくと楽に浴槽の出入りが行えると思います。

・ズボンや下着を履くときは、背もたれのある椅子やベッドに座った姿勢であしを組み片方づつ入れていく事をおすすめします。

・重たいものは極力持たないようにした方がいいと思います。

おわりに


病院では、圧迫骨折をされた方を何人も診てきました。

圧迫骨折だけでも、これだけたくさん対処方法や日常生活で工夫する点があります。
1つの工夫で日常生活が大きく変わっていきます。
騙されたと思って上記のことを読みながら是非実践してみてください。

きっと、痛みに悩まされていた方は少し楽になって行くと思うので!!

では、本日のブログはこの辺で終了にしたいと思います。

他にも「こんな動作はどうしたらいいの〜?」等あればコメントや問い合わせをどしどしお待ちしております。本日、参考にさせてもらった本、以下に貼っておきます。専門的に知識を増やしたいという方がいらっしゃいましたら是非どうぞ!


以上、本日のブログでした。
本日も観てくださっている方、本当にありがとうございました。また、時間がある時に気軽に観にきてくださいね!
そして、何かあればTwitter、お問い合わせから連絡下さいね!!!
1人で悩まず一緒に歩んでいきましょう!

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