リハビリコラム

腰椎椎間板ヘルニアのつらい痛みに対して出来ること【リハビリ視点】

こんにちは!なおです!
このブログでは『心を軽くする考え方』『医療』『リハビリ』の3つを柱に情報発信を行っています。

ブログを通しあなたの人生を少しでも良い方向に変えていけるような“お手伝い”が出来るようになることが最大の目標です!是非、参考にして頂きながら今よりも良い毎日を歩んで下さい!

なお
なお
今回は、腰椎椎間板ヘルニアのつらい痛みに対して出来ることをリハビリの専門家の立場からご紹介していきます!

前回に引き続き腰の話をしていきたいと思います!
まだ、前回の記事を見ていない方は是非、以下からアクセスしてみてください!

辛いぎっくり腰への対処方法をリハビリの専門家が解説します!辛いぎっくり腰の対処法をリハビリの専門家の立場からまとめました。ぎっくり腰に悩まれている方や周りにぎっくり腰をしてしまい苦しんでいる方がいるという方は必見です!...

痛み緩和の参考になるかと思います!

今回は“腰椎椎間板ヘルニア”です。
腰椎椎間板ヘルニアになると“これまたとてつもない痛み”に襲われたりするんですよね!

その痛みは本当に悶絶するぐらい痛いんです。

少しでも痛みから解放されたい。
手術を行わずまず様子を見ていきたいという方向けに記事を書いていきます!

是非、参考にして痛みのない生活を手に入れてみてください!

腰椎椎間板ヘルニアのつらい痛みに対して出来ること


先ずは腰椎椎間板ヘルニアとは、どういう状態なのかを知って頂ければと思います!

腰椎椎間板ヘルニアとは、椎骨と椎骨(背骨と背骨)に挟まれている椎間板が押し出されて(主には髄核と呼ばれるところです)神経を圧迫する病気です。

主に活動性の高い(働き盛り)男性に多いとされています。

症状として

・腰が痛くなる(言い換えると神経が圧迫されている所が痛くなる)

・あしにしびれがでる、感覚が鈍くなる(床の上を歩いている感じがしない)

・あしにマヒがでる

・あしに力が入らなくなるor脱力

・ひどい時には歩けなくなる

なお
なお
また、更に背骨の下の方(腰の下の方で神経が圧迫される)と

・残尿感(尿切れが悪くなり。なんど出しても尿を出しきれていない感じがする)

・排尿困難(そもそもでない)

・頻尿

・お通じのトラブル(漏らしてしまう、便秘、下痢等)

の症状も出現してきます!

なお
なお
どれも本当に怖い症状ばかりですよね!

好発部位としてよく挙げられるのは第4/5腰椎間・第5腰椎/第1仙椎間とされています。(もちろん、他の椎骨間でもなります)

*ちなみに背骨は首の骨が7個、胸の骨が12個、腰の骨が5個、お尻の骨が5個とされています。

腰椎椎間板ヘルニアの対処方法

ほとんどの場合、3ヶ月以内に「しびれ」や「痛み」は軽減していきます。

これは、身体の中にいる細胞 (貧食細胞)が飛び出た椎間板を食べてしまうからなのです(人間の身体は上手く出来てますね。笑)。なので、無理矢理手術しなくても治ることもあります。

急激に激痛になり歩けなくなるレベルやマヒが急激に出た場合は手術適応です。

この症状が出たら急いで病院に行って下さい。もたもたしてたら歩けなくなります。症状出現からいかに早く対処出来るかが完治に向けて重要となります。

麻痺や痺れの増強から早く対処出来ると術後のリハビリもスムーズに進めることが出来、早く麻痺や痺れ痛みとも別れていくことが出来ます!



腰椎椎間板ヘルニアの生活上の注意点と過ごし方


腰椎椎間板ヘルニアを発症されている方の生活上の注意点と過ごし方は、以下のようになります!

しっかりと理解して頂ける事で快適な毎日を手に入れることが出来ます!

注意点

まず、第一前提として痛い時には無理して動かないことが大切です。

なお
なお
ぎっくり腰の時もご紹介しましたが痛い時は安静第一が鉄則なんです!!

痛みが少しずつ引いて来たら動き出して下さいね。
何とか動けるレベルになったら無理をせず少しずつ動き出すことが大切です。

腰椎椎間板ヘルニアは、前回の記事でご紹介したぎっくり腰の炎症とは少し違く、痛みが落ち着いてくれば可及的に動いて大丈夫です。

それは、動いても炎症が悪化することがないからです。

家事・洗濯・掃除等の日常生活や仕事復帰、趣味活動の再開も無理のない範囲で早期に実施可能です。

その他、腰痛サポーターを購入することや病院に行き痛みどめをもらい内服するのも良いです。

FREETOO 腰サポーター
created by Rinker

オススメのサポーターを貼っておきます!

日常生活では

日常生活上で工夫すのは以下のことです!

・起き上がり方

・座り方

・立ち姿勢

・物の持ち方

・腰に負担をかけない動き方

です。
適切に理解して行動していくことで辛い痛みから解放されるようになっていきます!

具体的にどういうことかを以下にまとめていきたいと思います!

起き上がる際は腹筋を使用するのではなく、一回寝返りを行い(横向きの姿勢になります)、起き上がるようにすることが大切です。出来ないと思いますが反動をつけて起き上がるのもなしです!痛みを強めてしまう原因になります。

座り姿勢は、しっかりと背もたれのある椅子に寄りかかりお尻の下にクッションを入れるようにしてみてください(猫背にならないようにすることを意識して下さいね)!

立った姿勢で長時間作業をする時には高さ10cm程度の台を足元に置き、左右交互にあしを乗せ(適度に時間が経ったら左右の足を入れ替えるイメージです)、不良姿勢と筋疲労を避けるようにしてみてください!

重たいものを前かがみで持ち上げない。膝を使い持ち上げるようにしてください。

高い位置にあるものを無理矢理取ろうとしない。腰を反らすと痛みの原因になります。

洗面等行う際は、腰痛があれば椅子を用意し座りながら洗顔や歯ブラシとうを行う

など、いかに腰に負担をかけずに過ごしていけるかが重要です!
日々の積み重ねで少しずつ腰痛は改善していく物です。
いかに腰に負担をかけない過ごし方をするかが重要になります。

腰痛は一瞬では良くなりません。
一瞬でよくしたい場合は、手術しか無くなってしまいます。

手術になると莫大にお金がかかってしまったり、時間がかかってしまったりしてしまいます。

手術をせずに済むのならしないほうがいいんです。
まずは、日常生活上で出来ることを最大限に行なって痛い対して対処していきましょう!

適切に対応していけば確実に痛みを減らせる!


いかがだったでしょうか!?
腰椎椎間板ヘルニアのつらい痛みに対して出来ること【リハビリ視点】と題して記事をまとめてきました!

なお
なお
適切に対応していけば確実に痛みを減らすことは可能なんです。

今までお伝えしてきたことを参考に腰椎椎間板ヘルニアのことを知って頂き痛みに対する適切な対処をしてみてください!

それだけで日常生活大きく変わっていきます!

腰椎椎間板ヘルニアは急速にしびれや麻痺が出現しなければぎっくり腰同様、焦らなくても大丈夫です。

腰痛関連は基本的に安静にして炎症が落ち着くまで待ったり・痛みが落ち着くまで待っていると良くなることの方が多いです。

大転倒した。尻餅をつくような転び方をしてから“痛くて動けなくなった”は圧迫骨折を疑うので早めに病院に行くことを強くオススメします。

是非、この記事を参考に腰痛に対して対応してってみてください!
少しでも過ごしやすい毎日が訪れるようになることを心のそこからお祈りしております!

他の腰に関する関連記事を読んでみたいという方は

腰部脊柱管狭窄症に関しては以下の記事からどうぞ!

腰部脊柱管狭窄症の気をつけることをリハビリの専門家がまとめます!こんにちは!なおです! このブログでは『心を軽くする考え方』『医療』『リハビリ』の3つを柱に情報発信を行っています。 ブログを通...

圧迫骨折に関しては以下の記事からどうぞ!

腰椎圧迫骨折に対する痛みの緩和【現役作業療法士がお伝えします】こんにちは!なおです! このブログは『医療のこと』『生きための知恵』を柱に人生頑張っている方に向けて情報発信をしていくブログです! ...

を参考にしてみてください!

以上、本日のブログでした。
最後まで目を通して頂き本当にありがとうございました。
少しでもあなたの未来が良い方向に向かうことを祈っています。
『悩み事』『もっと聞いてみたい事がある』と言う方はTwitterのDMやブログのお問い合わせから連絡下さい。1人で悩まず一緒に歩んでいきましょう!

COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です