リハビリコラム

作業療法国家試験に触れてみようー共通問題編ー

こんにちは!なおです!
このブログは『医療のこと』『生きための知恵』を柱に人生頑張っている方に向けて情報発信をしていくブログです!
ブログ×ツイッターを通し様々な方と楽しみながらコミュニケーションを取れればなと思っています!

なお
なお
はい!!!本日のお題は『作業療法国家試験に触れてみようー共通問題編ー』と題しブログを書いていこうと思います。作業療法国家試験には『共通問題』と『専門問題』があります。それぞれを時、合格点に満たなければ不合格となります。かなりシビやな世界となっております。

具体的には
『共通問題』は作業療法士・理学療法士になろうとしてる人全員が同じ問題を受けます。
問題の内容は、解剖学、生理学、運動学、病理学、内科学、整形外科学、神経内科学、精神医療学、リハビリテーション概論などがあります。これらの中から抜粋されてごちゃ混ぜで出てきます。

『専門問題』は作業療法士になろうとしている人だけが受ける問題となります。
作業療法治療学、作業療法援助、評価学、作業療法概論、作業療法総論、精神科作業療法、身体障害作業療法など様々です。

上記にも述べさせて頂きましたが、共通問題、専門問題共に基準点以上取らないと不合格になってしまいます。
本日は共通問題・専門問題とある中の『共通問題』を取り上げていき、次回を『専門問題』にしていきたいと思います。

病院にいる作業療法士は、実際どんな試験を受けて現場に立っているのか?
過去問をいくつか挙げさせてもらい、それに対して解説をつけながらブログを書いていければと思います。

一般の方にも『作業療法国家試験』の問題がどのようなものかを是非、知ってもらえればと思います。

読み終える頃には少し医学のことに対して詳しくなっているかもしれませんよ!?

作業療法国家試験に触れてみようー共通問題編ー

では、実際の問題を記載していきたいと思います。
かなり専門的な話になると思います。
『こんな問題受けてるんだ〜』って楽しんで頂ければと思います。
気軽に見てくださいね。

『関節軟骨で正しいのはどれか。』
1.弾性軟骨である。
2.再生能力が低い。
3.滑膜で覆われている。
4.表面には神経終末が分布する。
5.豊富な血管によって栄養される。

A.2

解説:
関節軟骨は硝子軟骨で覆われている。関節軟骨は再生能力が低い。関節軟骨は滑膜では覆われない。関節軟骨には神経、血管、リンパ菅がない。
上記が頭に入っていれば正答できる問題です。

『車軸関節はどれか』
1.顎関節
2.正中環軸関節
3.近位橈尺関節
4.椎間関節
5.脛骨大腿関節

A.2.3

解説:
顎関節は顆状関節、椎間関節は平面関節、脛骨大体関節は螺旋関節です。
上記が頭に入っていれば正答できる問題です。

『伸張反射の反射弓を構成するのはどれか。2つ選べ。』
1.α運動線維
2.Ⅰa群求心性線維
3.Ⅰb群求心性線維
4.Ⅲ群求心性線維
5.Ⅳ郡求心性線維

A.1.2

解説:
伸張反射の受容器は筋紡錘の1次終末であり、求心性神経のⅠa群求心性線維となり、脊髄の前角細胞でニューロンを交換してα運動ニューロンへ伝達する。
Ⅰb郡求心性線維はゴルジ腱器官からの求心性線維であり、抑制性に作用する。
Ⅲ郡求心性線維は侵害受容器、冷受容器からの線維である。
Ⅳ郡求心性線維は侵害受容器、温受容器からの線維である。
伝達系は難しいです。仕組みと図が頭に入ってないと解けないと思います。

『レンズ核を構成するものはどれか。2つ選べ。』
1.尾状核
2.被殻
3.淡蒼球
4.扁桃体
5.前章

A.2.3

解説:
引っ掛けで出るのが線条体を構成するものはです。線条体は尾状核と被殻です。
この違いが頭に入っていれば正答できる問題です。

『脳性麻痺で誤っているのはどれか。』
1.痙直型四肢麻痺では出生時から筋緊張が高い。
2.痙直型両麻痺では上肢よりも下肢の障害が強い。
3.アテトーゼ型では緊張性頸反射の影響を受ける。
4.精神的緊張でアテトーゼ型の不随運動は増強する。
5.アテトーゼ型四肢麻痺では下肢より上肢の障害が強い。

A.1

解説:
痙直型の脳性麻痺においては、非常に重度な場合を除き、出生時の筋緊張亢進は見られず、月齢とともに徐々に異常を呈す。
痙直型両麻痺では上肢より下肢の障害の程度が重い。
アテトーゼ型ではATNRやガラント反射などの原始反射が残存しやすい。
精神的緊張により、筋緊張の動揺が強くなり、不随運動が増強する。
アテトーゼ型は四肢麻痺が多く、上肢の方が下肢より麻痺の程度が重い。
やや小児系の問題は難しくなっています。

『肝硬変の症状で誤っているのはどれか。』
1.黄疸
2.高アンモニア血症
3.脾腫
4.食道静脈瘤
5.血小板増多

A.5

解説:
黄疸は肝硬変や胆管に異常がある時に出現する。肝硬変では肝臓内の血液の流れが滞り、門脈圧亢進となり、血液が側副路を通り食堂へ向かい食道静脈瘤を起こす。また、そのような血液は肝臓を通らず、肝臓で解毒されないため血中アンモニア濃度が上昇する。
肝硬変ではこの門脈圧亢進により脾腫を伴い、脾腫での血小板破壊が亢進する為、血小板は減少する。
肝臓の構造、肝硬変のことについて理解していないと解けない問題となっています。

『正しいのはどれか。』
1.piagetーーーーー性格類型
2.Freudーーーーー認知発達
3.Rogersーーーーー来談者中心
4.Eriksonーーーーー無意識
5.Kretschmerーーーーー発達課題

A.3

解説:
piagetはスイスの心理学者で、知能の発達を5段階に区分し、その発達的特徴を挙げた。
Freudは精神分析を創始し、自由連想法を用いる治療法や、深層心理学の理論を提唱した。
Rogersは来談者中心療法を提唱した。来談者の主体性、能力を尊重して、治療者が介入することを極力避け、患者の話に耳を傾けることによって、来談者の内在している成長する力を解放し、治療へと結びつけていこうとする治療法。
Eriksonは自我同一性の形成と心理・社会的発達を強調して生涯発達心理学を提唱した。
Kretschmerは精神病の種類と体月や気質との関係を明らかにし分裂気質、循環気質、粘着気質に分類した。

『低血糖の症状で誤っているのはどれか。』
1.冷感
2.顔面蒼白
3.口渇
4.頻脈
5.意識障害

A.3

解説:
低血糖症状には、異常なあくび、脱力感、手指の震え、冷感、動機などが出現する。その他に身体がだるい、生あくび、眼の焦点が合わない、頭重感、考えがまとまらない、おかしな行動、性格変化、急に腹が立つなどの症状がでる場合もある。重症の場合は意識障害を生じる。
上記が頭に入っていれば正答できる問題です。

『ステロイド療法の副作用でないのはどれか』
1.消化性潰瘍
2.感染症増悪
3.低血糖症
4.骨粗鬆症
5.うつ状態

A.3

解説:
ステロイドの副作用は次の通りである。感染症の誘発、骨粗鬆症、動脈硬化、副腎不全、消化性潰瘍、糖尿病、精神障害。
上記が頭に入っていれば正答できる問題です。

『中心性脊髄損傷の特徴で正しいのはどれか。』
1.小児に多い。
2.頸部屈曲により生じる。
3.頚椎の脱臼骨折を伴う。
4.運動障害は上肢よりも下肢の方が著しい。
5.会陰部の感覚が残存する。

A.5

解説:
中心性脊髄損傷は、頚椎の過伸展損傷で発症し、老人に多い。頚椎の椎骨損傷は見られず、感覚障害よりも運動障害が著明である。下肢に比べて上肢の障害が重症であるのが特徴。中心性脊髄損傷は不全麻痺である。不全麻痺の唯一の証拠は、深部肛門知覚が存在することである。
脊髄損傷の知識がなければ解けません。

作業療法国家試験合格率

10年分さかのぼってみたいと思います!!!

平成31年 第54回 作業療法国家試験合格率 71.3%

平成30年 第53回 作業療法国家試験合格率 76.2%

平成29年 第52回 作業療法国家試験合格率 83.7%

平成28年 第51回 作業療法国家試験合格率 87.6%

平成27年 第50回 作業療法国家試験合格率 78%

平成26年 第49回 作業療法国家試験合格率 87%

平成25年 第48回 作業療法国家試験合格率 77%

平成24年 第47回 作業療法国家試験合格率 80%

平成23年 第46回 作業療法国家試験合格率 71%

平成22年 第45回 作業療法国家試験合格率 82%

となっています。だいたい7〜8割の方が受かる試験ですが・・・
ただ、リハビリの養成校(大学、専門学校、短大)で厳しい4年間と卒業試験のふるいに掛けられてきた精鋭達が受けて7〜8割の合格率なので、かなり厳しい試験であることは間違いなく言えます!

大体合格平均点が
総得点 275点のうち165点以上
実地問題 120点のうち43点以上
とされています。
これは昨年度の合格点を示していますが、例年大体6割取れば合格となっています。
点数も大体上記1〜5点前後で合格ラインが授けられています。

この合格点を取るために作業療法士学生は必死来いて勉強しています!


おわりに

ふぅ〜〜〜。書いた。書いた。笑
10問問題を挙げて解説をつけようとブログを描き始めた時は意気込みましたが、意外と大変でしたw

今回、紹介したのは、ほんの一部ですが作業療法士になる為には様々な問題を解いて正解していかなければなりません。

覚える量は膨大で、嫌になる事もたくさんありますが、『継続は力なり』と自分に言い聞かせて立ち向かってたのを今でも覚えています。

一般の方にも、実際の試験がどういうものなのかを少しでも感じて頂けたら嬉しいです。
次回は『専門問題』に関して、また10問挙げて解説をつけていきたいと思います。

以上、本日のブログでした。
本日も観てくださっている方、本当にありがとうございました。また、時間がある時に気軽に観にきてくださいね!
そして、何かあればTwitter、お問い合わせから連絡下さいね!!!
1人で悩まず一緒に歩んでいきましょう!

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