こんにちは!なおです!
このブログでは『心を軽くする考え方』『医療』『リハビリ』の3つを柱に情報発信を行っています。
ブログを通しあなたの人生を少しでも良い方向に変えていけるような“お手伝い”が出来るようになることが最大の目標です!是非、参考にして頂きながら今よりも良い毎日を歩んで下さい!
今回は、評価・検査・測定学実習(以下.評価学実習と略りますね)に焦点を当てて記事を書いていこうと思います!
評価学実習と言えば主に3年生が行う実習になりますよね!
(3年制の学校なら2年生ですかね?)
初めての長期実習で緊張や不安がある中で指導者から
と言われることがあるかと思いますがそう言われても何をどうすれば良いか分からない・・・。
ってなるのが学生さんなのかなと思います。
(自分も学生の頃は、そんな風に思ってました。)
そんな学生さんの助けになれば良いなと思いこの記事を書こうと思いました!
今回は、評価学実習ですが次の記事では治療学実習のことに関しても書いて行こうと思います!
ぜひ、ご自身の実習に合わせて読んで頂ければ良いなと思います!
前回までも作業療法関連の記事を多く書いています!
実習に関係ありそうな記事だけをいくつかピックUPしておきます!
是非、ご自身の実習に役立てて下さい!!!!
評価・検査・測定の進め方〜担当症例を持つ前〜
担当症例を持つ前はとにかく様々な患者さん、利用者さんと会話や身体に触れさせてもらいましょう!!!
緊張はするかと思いますが遠慮なんていりません!
遠慮してしまうと、実際に自分が評価する段階で非常に苦労をすることになります。
後になって『苦労したくない』と思う方は、担当症例を持つ前の時間を大切に過ごしてみて下さい!
会話を行う際のポイントは雑談にしてはいけません!
自分が担当症例を持った時に役立てられるような会話を行なった方が良いです!
その為には
・今までどんな風にして過ごして来たか
・休日は何をしていたか
・家族はいるのか
・家はマンションなのか一軒家なのか
・今、過ごしている中で何か困っていることはないか
・今の身体の状態はどうか
など、目の前にいる人を知ろうとする会話を心掛けてみて下さい!
目に前にいる人に興味を持って下さい!
目の前にいる人を『自分の好きな人』と思って接して見てください。
それぐらいの思いで会話を行なって見て下さい!
そうすると本当に多くの情報を得ることが出来ます!
次に身体に触れさせてもらう際のポイントは相手に不快を与えない触り方を意識してみて下さい!
・痛がってないか
・怖がってないか
・震えてないか
・緊張させてないか
・不安な表情をしていないか
上記は絶対に意識して身体に触れてみて下さい。
逐一、患者さん、利用者さんの表情はみましょう!!!
それに加えて学ぶポイントとしては
・人の身体はどのくらい動くのか自分で動かしてみる
(もちろん指導者、触らせてもらう方に許可をとって)
・抵抗感は骨性なのか筋性なのか
・筋肉の張り具合はどんなものか
・痺れ具合や感覚はどうなのか聞いてみる
・実際に手足を動かしてどのくらい動くのかを知る
を意識して身体に触れさせてもらったり動いてもらうと、自分の担当症例を持った時に役立てられるはずですよ!
評価学実習は、実習が始まった段階で全て評価が行えるタイミングになります。
現場で物事が学べる、貴重な貴重な時間になります。
緊張や不安は絶対に付き物です。
今現場に立っている臨床家も同じ学生の期間を経て、現場に立っています。
学生さんの気持ちは誰よりもわかっているはずです。何か困ったら遠慮することなく指導者に聞いてみましょう!
是非、時間を有効活用して有意義な実習時間が過ごせるようにしてみて下さい!
評価・検査・測定の進め方〜担当症例を持った後〜
次に担当症例を持った後の評価・検査・測定の進め方に関してお伝えしていこうと思います!
ポイントをお伝えしていきます!
・面接を徹底的に行う
・実際に動いてもらう
・問題点を考えてみる
・測定を行なってみる
・自分がやったことに対してどうだったか聞く
を意識して評価・検査・測定を行なってみて下さい!
では、1つずつ深くお伝えしていきたいと思います!
面接を徹底的に行う
まず、担当症例にお会いしたら面接評価を行いましょう!
具体的に聞く内容は
・今の身体の調子はどうですか?
・何か困っていることはありませんか?
・今までどんな生活をしてきたんですか?
・どなたと過ごしているんですか?
・家は一軒家ですか、マンションですか?
・趣味はありますか?病気・怪我をする前楽しんで行なっていたことありますか?
・リハビリで出来るようにしたいことってありますか?
などを意識して聞いていきましょう。
面接評価を行う際、担当の方が『今何が出来なくて生活が大変なのか』『どんな活動を今後していきたいのか』をしっかりと聞き取りましょう!
それが担当の方のHOPEであり、叶えるべき目標となります。
ここが聞き出せないと、評価項目をあげること自体、難しくなってしまいます。
HOPEや目標をしっかりと設定出来るような面接評価を行いましょう!
実際に動いてもらう
面接評価を行なった後、HOPEや目標に挙げられた動作を実際におこなてもらいましょう。
ここは指導者とも相談しなくてはならない所にはなりますが
出来ても出来なくてもHOPEや目標に挙げられた動作をしっかりと行なってもらうことが大切です。
多分、十中八九、出来ない動作になるかと思います。
担当の方には酷かもしれませんが出来なければ出来ないでいいんです。それが現状です。
ただ、それをぼーっと眺めているだけでは、ただの『イジメ』『虐待』になってしまいます。
実際に動作を行なってもらっている時は、動作をしっかりと観察しましょう!
難しい言い方をするのであれば
・作業分析
・姿勢分析
・動作分析
です。
この3つを聞くだけで、無意識的に拒絶反応を示す学生さんもいるかと思いますが・・・笑
この3つが重要なんです。
これらの、作業分析、姿勢分析、動作分析を行うことで評価・検査・測定をしっかりと行えるようになります!
問題点を考えてみる
実際に動いてもらった中で、何が原因で行えてないのかを考えていきます。
問題点を考える時は、自分と比較しても良いかと思います。
自分と比較して担当の方は、何が問題で、その動作が行えなくなっているのだろうか?を考えるんです!
・筋力低下があるからかな
・麻痺があり立ってられないからかな
・高次脳機能障害があり手順が追えないのかな
・関節可動域制限があって肩が挙がらない為かな
・感覚障害の影響で物品操作が行えないのかな
・認知面低下に伴って動作が遂行出来ないのかな
動作によって様々な問題点が挙げらるかと思います。
問題点をあげることが出来たら、その問題点を検証していきましょう。
筋力低下がありそうだなと思うのならMMTを行いましょう。
麻痺があると思うのならBr-stageを取りましょう。
関節可動域制限があるのならROMを行いましょう。
高次脳機能障害がありそうなら疑われる高次脳機能に対して評価バッテリーを使ってみましょう。
これが評価・検査・測定の項目になります。
担当の方を全て知る為に全ての評価・検査・測定を行うということが評価項目を挙げると言うことではありません。
担当の方のHOPEや目標を叶える為に出来ない動作に対して『何が原因で行いなくなっているのか』を考えて、問題点を追求して行くのが評価・検査・測定になります!
この部分だけは、是非覚えておいて欲しいことになります!
測定を行なってみる
実際に測定を行なってみます。
ここで異常な緊張をしない為にも担当症例を持つ前に練習してきたことを思い出して実践してみて下さい。
この実践を行う為にも担当症例を持つ前の行動が非常に重要なんです!
また、まだ学生と言う立場なので全てが全て上手くいくはずがありません。
分からなければ分からないで構わないと思います。指導者にどんどん聞いていきましょう!!!
行なったことのない評価があれば見学→模倣→実施の手順が取れるように指導者に伝えて下さい!
見学→模倣→実施の手順を取ってもらうように指導者に伝えることは、何も悪いことではありません。どんどん伝えましょう!
分からないのに分からないまま進めてあとで苦しい思いをする方がメンタルがやられてしまうかと思います。
自分がやったことに対してどうだったか聞く
評価・検査・測定を終えたら自分がやったことに対して担当の方がどう思ったのかを聞いておきましょう。
様々な返答がかえってくるかと思いますが返ってきた言葉は真摯に受け止め次に活かしていきましょう!
そして指導者にも自分が行なったことがどうだったのかのフィードバックは必ず貰いましょう!
もらった意見は次からすぐに実践するようにしましょう!
また、いつかやるでは、いつまで経ってもやらなくなります。
実践できるうちに行なっておきましょう!!!
その方が担当の方も安心しますし、指導者側からも『しっかりと修正出来ている』と認めてもらえるようになるかと思います。
評価・検査・測定実習を行う段階では自分は学生です。
教えてもらえる立場にあります。スポンジのようにどんどん教えてもらったことは吸収していきましょう!
それが将来、作業療法士になった時に必ず役に立ちます!
評価・検査・測定は担当の方を知る手段
いかがだったでしょうか?
評価・検査・測定の進め方|実習合格への道〜作業療法学生必見〜と題して記事をまとめてみました。
タイトルにも書きましたが評価・検査・測定というもは、担当の方を知る手段になります。
担当の方の思考や身体状況を医学的に分析出来る場となります。
ここの部分がすっぽ抜けてしまうと、なんちゃって作業療法士になってしまいます。
叶えたい目標に対して問題点を医学的に分析して治療、支援が行えるのがプロフェッショナルな作業療法士になります。
その問題点を医学的に分析出来るようにする為にも評価・検査・測定というものは重要な位置付けになります。
プロフェッショナルな作業療法士になれるようにする為にも上記に書いた内容を参考にして頂きながら有意義な評価実習にして下さい!
この記事を読まれた方の実習が上手くいくことを心からお祈りしております!!!
以上、本日のブログでした。
本日も観てくださっている方、本当にありがとうございました。また、時間がある時に気軽に観にきてくださいね!
そして、何かあればTwitter、お問い合わせから連絡下さいね!!!
1人で悩まず一緒に歩んでいきましょう!