こんにちは!なおです!
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不妊治療をこれから頑張りたいと思われる方が気になるのが金額の面ですよね。
自分達も不妊治療を行う際は、いくらお金が掛かるのかドキドキしていたのを覚えています。
令和4年4月から今までの不妊治療を大きく変わったのが保険適用が始まったということです。これにより、今まで自費診療で高額に掛かっていた不妊治療も保険適用内で治療することも可能になりました。
ただし、まだまだ制度が確立されていない為、全てが全て保険適用でまかなえるという訳でもないのが事実です。加えて保険適用になった為、令和4年4月以前には貰えていた助成金が貰えなくなり、自費で掛かったものは全てまかなわなければならなくなりました。
複雑な制度すぎて一体いくら不妊治療にお金がいくら掛かるのか不安な人の為に今回、1年間不妊治療を行い採卵1回、体外受精+顕微授精1回、アシスタハッチ1回、移植手術1回、その都度検査、薬剤などに掛かったお金を1例として紹介して行きたいと思います。
是非、これから不妊治療を頑張りたいと思われている方に参考にしていただければと思います!
前回、不妊治療の初診に関してまとめた記事があります。

不妊治療を頑張りたいと思われている方は、こちらも是非、みてみて下さい!
不妊治療に掛かる金額をリアルに紹介します!【令和4年最新版】

では、早速不妊治療に掛かったお金をご紹介して行きたいと思います。
わかりやすいようにひと月毎にまとめて行きたいと思います!
最後に総合計金額も出しますので1つずつ見てって頂けると嬉しいです。
不妊治療1月目
不妊治療1月目は、妻は採血+子宮頸がん検診を行い夫は採血+採精を行いました。
1ヶ月で掛かったお金が
妻:68,320円
夫:20,240円
合計:88,560円
となっています。
夫側は全て自費診療になっています。
妻側は自費診療62,700円、保険診療が5620円となっています。
1ヶ月目からしっかりとお金が掛かってきます。
あらかじ不妊治療の為に10万円近くは用意しておいた方がいいです。
この時点で受けれる助成金などはありません。
全て実費になりますので注意して下さい!
不妊治療2月目
不妊治療2月目は、妻が採血、ヒューナーテスト、超音波検診、薬を受けています。
これから不妊治療に向けてタイミングを測っていく段階になります。
1ヶ月で掛かったお金が
妻:27,760円
夫:0円
合計:27,760円
となっています。
全て自費診療となっています。
ヒューナーテストとは、診察日1〜3日前にタイミングを取り診察日に子宮内に精子がいるかを確認する検査になります。
薬はプラノバール配合錠というピルが処方されています。
この薬は月経周期を整えて行くお薬になります。
このお薬は、副作用も出る為、夫のサポートが不可欠になります。
妻の代わりに出来ることがあれば夫が積極的に物事を行うことが大切になります。
不妊治療3月目
不妊治療3月目は、妻が病院に行く度に採血、超音波検査を実施し注射と採卵を受けて、薬が処方されています。
卵子を取る為の準備を行っていく段階です。
1ヶ月で掛かったお金が
妻:29,410円
夫:0円
合計:29,410円
となっています。
ここからは、基本的に保険診療で行っています。
注射は、ゴナールエフ皮下注射を受けています。これは、排卵数を増やす薬になります。
処方されているお薬は、プラノバール、フェマーラ錠です。プラノバールは上記に説明したピルです。フェマーラ錠は排卵誘発剤になります。加えてボルタレンと言う痛み止めも処方されています。
採卵は手術になります。採卵の際に単独で掛かるお金が3割負担の17,240円となります。
この時期も夫は妻のサポート必須です。
絶対に妻1人で頑張らせることがないように全力でサポートする必要があります。
不妊治療4月目
不妊治療4月目は、妻が病院に行く度に採血+超音波検査を行います。加えて採卵で採れた卵子に精子を入れて受精卵にします。我が家は体外受精の際に顕微授精を選択し不妊治療を進めることにしました。
1ヶ月で掛かったお金が
妻:68,770円
夫:0円
合計:68,770円
となっています。
体外受精は手術扱いとなり顕微授精、受精卵の管理、胚盤胞管理、凍結管理などにお金が掛かります。加えて顕微授精の精度をあげるIMSIと言う高度治療も取り入れている病院だった為、自費で1,1000円となっていました。保険診療は57,770円となります。
受精卵がうまく分割していき胚盤胞まで行けば移植となります。受精卵がうまく分割できず胚盤胞まで行かない場合は採卵からやり直すと言うことになります。
移植に関しても採卵周期に胚移植を行う新鮮胚盤胞移植と一度胚を凍結・融解して胚移植を行う凍結融解胚盤胞移植があります。
我が家は、採卵周期に胚移植を行う新鮮胚盤胞移植が行えなかった為、一度胚を凍結・融解して胚移植を行う凍結融解胚盤胞移植を選択しました。
不妊治療5月目
不妊治療5月目は、妻が病院に行く度に採血+超音波検査、薬の処方がされました。加えて胚盤胞融解、アシストハッチ、移植を行っています。
1ヶ月で掛かったお金が
妻:57,770円
夫:0円
合計:57,770円
になります。
薬はフェマーラ錠、ルトラール錠が処方されています。フェマーラ錠はピルで移植のタイミングを図る為に処方されます。ルトラール錠は、移植後の黄体ホルモン補充の為に処方されます。
移植に関しては、凍結していた胚盤胞を溶かす作業にあたる融解を行い、着床しやすいように受精卵の外側を削るアシストハッチを行っています。
ここまでが不妊治療における体外受精の1サイクルになります。
妊娠するまで、このサイクルをグルグル行う形になります。
なかなか着床しない場合は、その原因を探る為の検査や治療を行います。
そもそも着床しにくい体質の人は、体質改善から始めて行きます。
+αでお金がかかります。
不妊治療においては、様々な治療が保険適用となりましたがまだまだ金銭的に余裕がないと中々受けにくいものです。
不妊治療を受ける際は、しっかりとした金銭管理が必要となって行きます。
不妊治療6月目
不妊治療6月目は、移植した受精卵がちゃんと育っているかの効果判定と妻の採血+超音波検査が常にある形になります。
1ヶ月で掛かったお金が
妻:18,700円
夫:0円
合計:18,700円
となります。
採卵・体外受精・移植まで一連のサイクルが終わったのでここからは、自費診療に戻ります。上記に掛かっているお金は全て自費になります。
受精卵が順調に育っていればそのまま妊婦さんになって行きます。
受精卵が育っていないと流産の方向へ向かって行きます。
流産の種類にも化学流産、稽留流産など様々なものがありますが、どちらも妻にとっては大きなストレスになります。
身体も心も夫のサポート必須になります。
また、無事に妊婦さんになれても「つわり」が始まる方もいます。
無事に妻が妊婦さんになれても夫のサポートは必須になります。
不妊治療7月目
不妊治療7月目は、妻の超音波検査となっています。
1ヶ月で掛かったお金が
妻:7,700円
夫:0円
合計:7,700円
となっています。
ここでも無事にお腹の赤ちゃんが育っているかをチェックすることが主になります。
無事に育っていれば次の検診へ。残念ながら育っていなければ流産手術となります。
不妊治療を行なわれる方は、毎回診察にいく度に妻も夫もドキドキしています。
慣れることなんて基本的にはないと思います。
不妊治療は1人で行うものではなく夫婦で行うものです。
お互いがお互いをサポートして治療に向き合っていくことが大切になります。
不妊治療に掛かった総金額|顕微授精を行った1例
今まで述べてきた全ての合計金額を保険診療と自費診療と総額で示してみたいと思います。
保険:150,570円
自費:127,860円
総額:278,430円
となりました。
採血や超音波、採卵して受精させて胚盤胞にして移植して経過をみる。
その過程でこれだけのお金が掛かります。
一度で上手く行く人もいれば何度も何度も上記の周期を繰り返すという人もいます。
金銭的にもメンタル的にも本当に大きな負荷が掛かるのが不妊治療になります。
今後の未来は、もっと負担が少なく不妊治療を気軽にできる社会になっててほしいなと心の底から思います。
赤ちゃんが欲しいと思う人全員が苦痛少なく授かれる世の中になって欲しいですね。
夫婦のペースで不妊治療を進めていくことが大切
いかがだったでしょうか!?
不妊治療に掛かる金額をリアルに紹介します!【令和4年最新版】と題して記事をまとめてきました。
不妊治療を実際に行って感じるのは“慌てない”ことが大切だということです。
早く赤ちゃんを授かりたいと言う気持ちが強すぎると夫婦のストレスは物凄いものになってしまいます。
急ぎたい気持ちもわかりますが慌てないで不妊治療を進めて行くことが大切です。
加えて人と比べないことです。周りと比べないことです。
自分達だけに集中して行動していくことが大切です。
人様は人様。自分達は自分達。
それを意識出来ると辛い不妊治療も乗り越えていけるはずです。
何度も伝えてきましたが夫は全力で妻をサポートするのが役割です。
妻1人に頑張らせることがないようにして下さいね。
以上、本日のブログでした。
最後まで目を通して頂き本当にありがとうございました。
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