作業療法

実習中メモ帳にまとめておくと便利な項目5選|リハ学生必見記事

こんにちは!なおです!
このブログでは『心を軽くする考え方』『医療』『リハビリ』の3つを柱に情報発信を行っています。

ブログを通しあなたの人生を少しでも良い方向に変えていけるような“お手伝い”が出来るようになることが最大の目標です!是非、参考にして頂きながら今よりも良い毎日を歩んで下さい!

なお
なお
今回は、実習中メモ帳にまとめておくと便利な項目5選を現役作業療法士が詳しく解説していきます。作業療法士学生、理学療法士学生、言語聴覚士学生に必見の記事です。

実習中、メモ帳を使うことって大いにあると思います。

バイザーやセラピストのどんな小さなことでもメモをする。一挙手一投足を逃さないと言わんばかりにメモをする。そんな学生さんが多いのが事実です。

なお
なお
いわゆるメモを取ることに必死になりすぎてしまうということです。

ですがそれをやってしまうと、メモをしている内にメモ帳がぐちゃぐちゃになってしまったり、要点をメモれていなかったり、メモを取るあまりに患者さん自身をあまり見れていなく細かい部分まで分からなくなってしまう。そういうことが起こってしまったりします。

それらを少しでも防いでいく為に“メモするポイント”を今回はお伝えして行きます。
ポイントさえ理解できれば無駄にメモをすることがなくなります。無駄に体力を減らすこともなくなります。何よりもっと患者さんに集中して実習をしていくことができるようになります。

結果、質の高い実習を受けるが出来るようになります。
この記事を見て頂ければ実習をよりスムーズに楽に進めていくことが可能になります。

是非、参考に実習を上手く乗り越えてください。

実習中メモ帳にまとめておくと便利な項目5選|リハ学生必見記事


では早速、実習中メモ帳にまとめておくと便利な項目5選をお伝えして行きます。
以下のことを意識してメモるようにしてみてください。

・時系列をメモする

・患者さん、利用者さんの疾患名

・各セラピストの治療方法メモする

・患者さん、利用者さんの治療前と治療後の変化をメモする

・フィードバックの時にセラピストから言われたことをメモする

です。

なお
なお
これ以上のことをメモすることはありません。

メモする内容は上記に集約されます。

セラピストがどう声掛けをしている。患者さんの発言。治療中にセラピストから言われたこと。セラピストがどう患者さんを触っている。どこを触れている。どうやって動かしている。治療の細かい内容。などは実際に見学する見るだけで十分です。

わざわざメモを取る内容ではないので肩の力を抜きましょう!

それでは、さらに上記に挙げた項目を詳しく解説して行きます。

時系列をメモする

実習中メモ帳にまとめておくと便利な項目は、時系列にメモを取ることです。

なお
なお
時系列にメモを取ることを意識して行きましょう!

メモを取るにあたって1番やってはいけないのがページが右に行ったり左に行ったりすることです。

ちゃんと時系列に物事が終えるようにメモをするように心掛けましょう。
これは、便利な項目というよりかはメモを上手く活用していく方法になるかもしれませんが非常に重要なことです。

そしてメモをする際は、5W1Hを意識しましょう!

いつ、どこで、誰が、何を、なぜ、どのようにを時系列順にまとめると分かりやすいメモ帳にしていくことができます。

空いてる隙間に書こうとはしてはいけません。
メモ帳をケチってはいけません。

上から下に物事が進んでいくようにメモを取ることを心掛けましょう。
それが出来るとまとまりのある見やすいメモ帳になって行きます。

加えて丁寧に書こうとしなくていいです。
殴り書きで十分。あとで見返すには自分だけです。
自分がわかる自体で十分です。文字を書くことに神経を注がないようにしましょう。

あくまでも見るのは患者さん・利用者さんが最優先です。

患者さん、利用者さんの疾患名

実習中メモ帳にまとめておくと便利な項目は、患者さん・利用者さんの疾患名です。

なお
なお
これは、マストで書いて行きましょう!なので、毎回患者さんの見学に入る前や入った後に疾患名を確認しメモを取ることを忘れずに過ごして行きましょう!

見学に入らせてもらっているのに疾患名が分からないのはNGです。
見学に入る以上、せめて何の疾患なのかはセラピストに聞いてから見学を行いましょう。

そして、疾患名は見学した全員分メモを取るようにしましょう(これも基本的には時系列順でメモを取るようにしましょう)。

とりあえず言われた疾患が分からなくても良いです。

分からなければ後で調べればいいだけなんです。さらに調べたものを紙面にしてバイザーに提出出来れば自己学習にもなりバイザーからも積極性のある実習生だと認めてもらえる可能性もあります。

なので、疾患名は積極的にメモを取っていいものになります。

情報量が多くならないように例えバイザーから疾患名について説明があってもそれをメモる必要はありません。なぜなら、メモを取ることに必死になって内容が頭に入ってこなくなってしまうのとメモをしたところで見返すのは1〜2回あるかないかぐらいだと思います。

メモる時間があるのならしっかりと聞き頭で理解した方が確実に理解力は上がりますし記憶にも定着して行きます。

メモたい気持ちをグッと堪え疾患目だけを残すように意識してみてください。

各セラピストの治療方法メモする

実習中メモ帳にまとめておくと便利な項目は、各セラピストの治療法をメモすることです。

なお
なお
各セラピストのやっていることはどんどんメモして行きましょう。それが、今後の自分の為にもなります!

メモする内容の例えは

・マッサージ→坐位練習→立位練習→歩行練習

・上肢機能練習→手指巧緻性練習→更衣動作練習

・口腔内マッサージ→発声練習→嚥下練習

などざっくりでいいです。
+αで詳しい内容をメモりたいと思ったものだけ詳しくメモをしていくやり方をした方が情報量が膨大にならずに済みます。

悪いメモの取り方の例は

右足の大腿部をマッサージした後に下腿部も実施。その後坐位になり左右にバランスを取る練習。その後10回立ち上がり練習をして重心を前方にずらす練習をした。下肢への荷重感覚を意識させた。その後、歩行練習を実施。右下肢の立脚期の短縮がみられた。そこでセラピストは右下肢に体重が乗るように指示した。

みたいに長々と書いてしまうと書くことに集中してしまい患者さんの反応などを詳しく見ることが出来なくなってしまいます。

練習方法だけメモって後は、患者さんに集中する。
どうしてもメモしたい練習内容があったのならそれだけ詳しく書く。

とにかくメモを取ることに全力にならなくて良いです。
文字で物事を残しておくのではなく、目で見て頭で思い返せるように練習して行きましょう。

それが実習中や臨床に出てから大切なことになります。



患者さん、利用者さんの治療前と治療後の変化をメモする

実習中メモ帳にまとめておくと便利な項目は、患者さん・利用者さんの治療前と治療後の変化をメモすることです。

なお
なお
変化点はメモを取っておくべきことになります。

治療前がどんな状態で治療後がどんな風に変化しているのか。
自分の考察でも良いですしバイザー・セラピストから言われたことでも良いです。

しっかりとメモを取るようにしましょう!

今までお伝えしてきたことをまとめると

・9:00〜9:40
左脳梗塞 右肩麻痺の患者さん

坐位練習→立位練習→顔拭き動作練習→右上肢麻痺促通→顔拭き動作練習
坐位バランス不安定。左右への輪入れ動作後坐位バランス安定。
顔拭き練習実施。上手く顔を拭けない。右上肢に過剰努力+
右上肢でアクリルコーン把持実施。開始前は肩甲帯代償+。促通後代償動作抑制。
顔拭き練習実施。右上肢に過剰努力−。口元は上手く実施可も目元は困難。

ぐらいの情報量でOKです。

後は、しっかりと患者さんやセラピストのやっていることを見ましょう。
そして、このメモを見てその時みた映像を頭の中で呼び起こせるようにしましょう。

書かれているメモと思い出した記憶を頼りに考察を立てていけば良いんです。
実習なので完璧を求めなくて良いです。覚えているところだけをしっかりと分析するようにして行きましょう。それだけで十分です。

難しいと思われるかもしれませんが練習すれば誰でも必ず出来るようになります。
そして、この方法が出来た方が確実に学びの多い実習になること間違いないです!

繰り返しになりますがメモを取るにあたり情報量が多くなってしまうのはNGです。
メモを取るのに必死になってしまうのもNGです。

メモはあくまでも最低限。それを意識して行動していくことが大切です。

フィードバックの時にセラピストから言われたことをメモする

実習中メモ帳にまとめておくと便利な項目は、フィードバックの時にセラピストから言われたことをメモするようにしましょう。

なお
なお
フィードバックの時にセラピストから言われたことは、すべてメモしても良いです。良かった所、悪かった所しっかりとメモを取るようにしましょう。そして、それを次の見学や実践にどんどん活かして行きましょう。

患者さんの見学が終了した後のフィードバックで言われたことに関しては、遠慮なくメモを取るようにしましょう。

その時に見学してて分からなかったことを聞いて返ってきた返答をメモをするのはアリです。

見学中はあくまでも患者さん・利用者さんを見ることを重点的に意識することが大切です。なので、メモは最低限です。

見学が終わればいくらだってメモを取ったて構いません。
むしろそこからがメモ帳を本格的に活かしていくタイミングになります。

言われたことを忘れないようにメモ帳に納めておきましょう。
そして、いつでも見返せるようにして自分の成長を促して行きましょう。

メモ帳の使うタイミングで実習の質が変わってくると言っても過言ではありません。
要点を押さえてメモを取っていくことが大切です。

何でもかんでもメモ帳に書いてしまうのはNG

ついつい不安だからといって何でもかんでもメモ帳に書いてしまうのはNGです。

なお
なお
気持ちはわかりますが程々にしましょう。何でもかんでも書いてしまうとメモ帳がぐちゃぐちゃになってしまい見返した時に何が何だか分からなくなってしまったりもします。

すぐに忘れてしまうから。少しでも多くの情報を残しておきたい。あとでデイリーノートを作り上げる為に書いておきたい。レジュメを書くために沢山情報を残しておきたい。いつか見返す日が来るから。

上記に挙げた理由なら多くをメモするのはやめておきましょう。
本当に時間と労力の無駄に終わります。

実習では、もっともっとやる事が多いはずです。
学校や机上では学べないものを実際の現場に行き学ぶ最大のチャンスなんです。

そのチャンスをメモを取ることに潰されてしまうのは非常に勿体無いことなんです。

書きたい。残しておきたい。そう思う気持ちをグッと押さえて必要最低限だけメモをするように心掛けて行きましょう。

忘れてしまってもいいんです。忘れたらもう一度見ればいいんです。聞けばいいんです。何度も見たり聞いたり出来るのは、学生だから許される特権なんです。

とにかく患者さん・利用者さんを見るようにしましょう。そして、積極的に関わるようにして行きましょう。

それが良い実習となり将来に役立つ物になります。

常日頃からトレーニングしてみることも大切


いかがだったでしょうか。
実習中メモ帳にまとめておくと便利な項目5選|リハ学生必見記事と題して記事をまとめて参りました。

なお
なお
メモを取るにあたって、いきなり実習でやるというのはハードルが高いと思います。なので常日頃からトレーニングしてみることが大切です!

授業のメモを取る時に全てを板書するのではなく要点だけ板書するようにする。
実技授業の時は、みんなに言われていることだけではなく自分に対して言ってくれたことをメモするようにしてみる。
質問をした内容について返答をメモするようにしてみる。

など毎日の生活の中で工夫しながら過ごしていくことで実習に移った時に上手くメモを取っていけるようになります。

実習中、メモを取ることは必須だと思います。ですがメモを取ることに必死になってはいけません(何度も繰り返しますが)。

一字一句、全てを逃さまいとしてメモを取るより要点を押さえてメモをした方が確実に学びにもなります。

最初は難しいかもしれませんが慣れてしまえば確実に効率も上がりますし、とにかく疲れなくなります。

是非、この記事を参考にメモを取るようにしてみてください。
格段に楽な実習を過ごせるようになると思います!

以上、本日のブログでした。
最後まで目を通して頂き本当にありがとうございました。
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