リハビリグッズ

脳梗塞後遺症に使えるリハビリグッズを紹介!part2

こんにちは!なおです!
このブログでは『心を軽くする考え方』『医療』『リハビリ』の3つを柱に情報発信を行っています。

ブログを通しあなたの人生を少しでも良い方向に変えていけるような“お手伝い”が出来るようになることが最大の目標です!是非、参考にして頂きながら今よりも良い毎日を歩んで下さい!

なお
なお
今回は、脳梗塞後遺症に使えるリハビリグッズを紹介!part2と題して前回に引き続きリハビリのグッズに関して紹介していきたいと思います。

前回に引き続き、今回も脳梗塞などの脳血管疾患系の方が在宅で自主トレの際に使用できるオススメのグッズを紹介していきたいと思います。前回に引き続きみて頂けたら自主トレを行う際の参考になるかと思います。

今回は比較的、麻痺のレベルが良くなって来ている方が更に麻痺の改善を目指し使用していく道具の紹介です。

前回の記事をみていない方は、合わせて見てみて下さい!
以下に貼っておきます!

脳梗塞後遺症に使えるリハビリグッズを紹介!脳梗塞後遺症に使えるリハビリグッズを現役作業療法士が紹介しています。リハビリを頑張られている方やリハビリを頑張られている方を支えている家族・友人の方に必見です!...

ぜひ、前回の記事合わせて今回の記事も参考にして頂き家でのリハビリを充実させて頂ければと思います!

やる気さえあれば身体はいくらでも良くなっていきます。
諦めずコツコツとリハビリを行っていきましょう!!!

脳梗塞後遺症に使えるリハビリグッズを紹介!part2

前回同様に参考までにブルーンストロームステージ(BRS)の表を載せておきますね!

上肢では
・BRSⅠ:随意運動なし。弛緩性の状態

・BRSⅡ:基本的共同運動またはその要素の最初の出現。少し動くようになった段階

・BRSⅢ:基本的共同運動が随意的に起こせる。ただ動かせるという段階

・BRSⅣ:手を腰の後ろに持っていく、前ならえが出来る、小さい前ならで手を回せる

・BRSⅤ:手を最後まで挙げる、横からも挙げられる、前ならで手を回せる

・BRSⅥ:正常な方と比べてやや運動能力が劣る

手指では
・BRSⅠ:弛緩性

・BRSⅡ:指がわずかに動かせる

・BRSⅢ:ぐーに出来る。指は伸びない

・BRSⅣ:横つまみが出来る。わずかに指が伸ばせる

・BRSⅤ:対向つまみが出来る。指が完全に伸ばせる。球握りも出来る

・BRSⅥ:全てのつまみが出来る。バラバラに動かせるが正常な方と比べ劣る

下肢では
・BRSⅠ:随意運動なし。弛緩性の状態

・BRSⅡ:下肢が少しずつ動かせるようになる

・BRSⅢ:座った姿勢、立った姿勢で足が持ち上げられる

・BRSⅣ:
座った姿勢で膝を90°以上曲げられる、座った姿勢で足首を動かせる
座った姿勢で膝を伸ばせる

・BRSⅤ:
立った姿勢(麻痺がないあしで)で股関節を引き、膝を曲げる事が出来る
立った姿勢(麻痺のない足で)で足を少し前にだし、膝を伸ばしたまま足首を動かせる

・BRSⅥ:自由に動かせる。股関節をひねることが出来る。正常な方と比べ劣る

BRS stageⅢ以降、すなわちBRS stageⅣからは少しずつ手足がバラバラに動かして行ける段階に入っていきます。
ただ、まだまだ動かしにくさが残っていたり、動かすのに違和感があるような状態です。

この段階までくれば、基本的に麻痺した側の手足を積極的に動かしていく段階になっていきます。
あえて麻痺のない手足(健側)を使わないように意識しても良いぐらいです。

道具を使用する以外にも日常生活動作全てが良いリハビリにもなっていきます。
趣味活動を再開されても良いと思います!ピアノとかギターも最高のリハビリになると思います。

今回紹介する物品は空き時間や意識的・集中的に機能練習を行いた方にオススメです。
また、前回同様に『目立つ高次脳機能障害がない方』『異常な筋緊張がない方』が対象となります。



分離運動出現期 BRS stageⅣ

上肢では
・BRSⅣ:手を腰の後ろに持っていく、前ならえが出来る、小さい前ならで手を回せる手指では
・BRSⅣ:横つまみが出来る。わずかに指が伸ばせる下肢では
・BRSⅣ:
座った姿勢で膝を90°以上曲げられる、座った姿勢で足首を動かせる
座った姿勢で膝を伸ばせる

上肢・手指用の自主トレ道具

解説

ペグボードと呼ばれるものです。
ブロックを持って穴に差し込む作業になります。
やり方としてはボードからブロックを全て外し1つずつ穴に差し込んでいく方法。

2つ目はボードにブロックを刺した状態から反転させ差し込んでいく方法。

3つ目は腰のあたりにカゴを置く。ボードにブロックを刺した状態からブロックを引き抜き腰のあたりに置いてあるカゴに入れる方法。

上記の物品は大・中・小の中に当たるものです。
比較的、把持しやすい形かと思います。

指の形は親指と人差し指で掴んだり、手のひら全体で掴んだりします。
反復動作になるため、非常に手の筋力を必要とします。

『これぐらい簡単だろう』なんて思っていると非常に大変だったりしますよ!?
上記の器具どちらを選んで頂いても良いと思います!

非常に使用用途の幅が拾い物になりますので、ぜひオススメ出来る物品となります。

上肢・手指用の自主トレ道具2

解説

洗濯バサミみたいなものを用いて指でつまむ練習をおこな為の道具です。
色により硬さが異なり、段階付けも行いやすいものとなっております。

BRS stageⅣレベルとなってくると、横つまみが可能となって来ます。
横つまみより難しいのが親指と人差し指の腹と腹同士をつまみ合わせる動作です。
これらを練習していくのに非常に良い物品となります。

合わせて次のBRS stageⅤレベルの方にも使える物品なので、これ1つで長いこと自主トレが行えるようになります。

下肢用の自主トレ道具

RICISUNG サッカー トレーナー 練習キット 練習用ベルト トレーニングベルト
created by Rinker

解説

腰にひもを巻きつけて、腰掛けられる椅子に座った状態でボールをける練習です。
少しずつ足の動きが出てくる段階なのでボールのようなものを使用して運動していく事が良いかと思います。

また、ボールを蹴るだけではなく、ボールの上に足を乗せて足が落ちないように後ろにひくなどの動作練習も良いかと思います。

紐付きにしているのは、なんども立ち上がり取りに行かなくてもすむようにするためです。
取りに行こうとして動いてしまうと、まだまだ転倒してしまうリスクが非常に高いので時期なので、より安全面を考えて行えるかと思います。

分離運動出現期 BRS stageⅤ〜Ⅵ

上肢では
・BRSⅤ:手を最後まで挙げる、横からも挙げられる、前ならで手を回せる

・BRSⅥ:正常な方と比べてやや運動能力が劣る

手指では
・BRSⅤ:対向つまみが出来る。指が完全に伸ばせる。球握りも出来る

・BRSⅥ:全てのつまみが出来る。バラバラに動かせるが正常な方と比べ劣る

下肢では
・BRSⅤ:
立った姿勢(麻痺がないあしで)で股関節を引き、膝を曲げる事が出来る
立った姿勢(麻痺のない足で)で足を少し前にだし、膝を伸ばしたまま足首を動かせる

・BRSⅥ:自由に動かせる。股関節をひねることが出来る。正常な方と比べ劣る

上肢・手指用の自主トレ道具

TheraBand セラバンド 赤 レッド ミディアム
created by Rinker

セラバンド 5.5m巻 グリーン
created by Rinker

解説

この時期になって来たら『麻痺の促通』という観点はもちろんですが、『鍛える』という観点を持っても良い時期になって来ます。
なので筋力トレーニングを目的にリハビリを進めて頂いても構わないと思います。

重りはは2kgとしています。
重りを買う前に、1Lのペットボトルなどを使用して(もちろん液体が入った状態で)持ち上げる練習をして頂き、余裕と感じるようになったら買ってみて下さい。
1Lのペットボトルを無理やり持ち上げている段階では、まだ買わない事をオススメします。(過剰努力で持ち上げようとすると、様々な場所を痛めるリスクや姿勢を崩す原因となるため)

バンドに関しては赤の方が柔らかいです。緑だと多少硬くなります。
段階付けを考えていただきながら使用して頂ければと思います。(腕が最後まで伸ばせるけどまだ力が弱いなと思われる方は赤、腕が多少スムーズに動かせるようになり力も入るなと思う方は緑で大丈夫です)

両方とも座って使用して頂いても構いませんし、立つ姿勢が安定しているのであれば、立った姿勢で使用して頂いても構いません。

安全第一で使用して頂けると良いかなと思います。

上肢・手指用の自主トレ道具

指のリハビリに関しては、BRS stageⅣのところにも紹介した洗濯ばさみが良いと思います。
BRS stageⅤやⅥの段階に入っているので、各指を対立させて洗濯ばさみをとめていって頂いても良いです(親指ー人差し指対立→親指ー中指対立→親指ー薬指対立→親指ー小指対立→最初に戻るのサイクルで洗濯ばさみをつまみ、どんどん挟んでいく)

他にも家にパソコンがある方は、実際に文字を打ってみることも良い練習となるので、オススメします。
とかく指をたくさん動かす事が重要となります。

下肢用の自主トレ道具

あえて自主トレ道具を使用するというよりかは、たくさん歩いて頂けると良いかなと思います。
歩くということは、全身も使用するので最大のリハビリになるかと思います。
プールがある施設に行かれて歩かれても良いかと思います(自信がない方は浅いプールの所を使用する事をオススメします)。

階段を登る練習をしても良いかと思います。(頑張りすぎて落ちないようにはして下さい)

生活全般で身体を動かす事がリハビリとなるので、ぜひたくさん動かれて下さい。

より良いリハビリを行っていこう!


いかがだったでしょうか!?
脳梗塞後遺症に使えるリハビリグッズを紹介!part2と題して記事をまとめてきました!

2回に分けて、脳梗塞や脳血管疾患系の方に使用出来るリハビリ道具をお伝えして来ました。

ただ漠然と自主トレを行なっていてもやはり効果は薄いものになってしまいます
今回の記事を読んで頂き不安や悩みを抱えている方に対して、お役立てになれば良いなと思います。

また、ご家族の方が『どんなリハビリをしたら良いんだろ』と悩まれている方に対しても参考にして頂ければ幸いだなと思います。

日本の保険上、リハビリが受けられる期間や受けるにあたっての制限がまだまだ厳しい状態にあります。

少しでもこのブログをみて、参考になって頂けたら嬉しいと思います。
また、わからないことがありましたら、いつでも連絡して頂ければお答えさせて頂きます。

以上、本日のブログでした。
最後まで目を通して頂き本当にありがとうございました。
少しでもあなたの未来が良い方向に向かうことを祈っています。
『悩み事』『もっと聞いてみたい事がある』と言う方はTwitterのDMやブログのお問い合わせから連絡下さい。1人で悩まず一緒に歩んでいきましょう!

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