こんにちは!なおです!
このブログでは『心を軽くする考え方』『医療』『リハビリ』の3つを柱に情報発信を行っています。
ブログを通しあなたの人生を少しでも良い方向に変えていけるような“お手伝い”が出来るようになることが最大の目標です!是非、参考にして頂きながら今よりも良い毎日を歩んで下さい!
初めてスーパーバイザーを行う時ってセラピスト側も実は緊張したりするものですよね?
・上手く指導出来るのだろうか
・何を伝えれば良いのだろうか
・自分の伝えたい事を正しく理解してくれるのだろうか
・眠らせてあげられるだろうか
・学び多い実習にしてあげられるだろうか
・作業療法の魅力を感じて貰えるだろうか
様々な事を考えたりするものです。
今回は、臨床経験10年。実習指導者講習会修了済み。スーパーバイザーも行なった事のある立場から学生さんを指導する際のポイントをお伝えしていこうと思います。
是非、参考にして頂きながら内容の濃い臨床実習を行えるようになれば幸いです!
作業療法臨床実習のバイザー(指導者)をやる時に意識すること5選
作業療法臨床実習のバイザーをやる時に意識することは以下の5つになります!
・学生さんの話は最後まで聞く
・どう思ったのか常に聞く
・話す量を学生さん>バイザーにする
・学生さんを常に観察して日々の経過を追う
・何でも聞きやすい雰囲気作りをする
です。
上記の5つが本当に重要なことになります。
では、5つを詳しく解説していきます!
学生さんの話は最後まで聞く
作業療法臨床実習のバイザーをやる時に意識すること1つ目は学生さんの話は最後まで聞くことです。
ポイントは学生さんが話終わるまでバイザーは口を挟まないこと。どんなに間違った事を言ってても我慢です。とにかく学生さんに話させる事が大切です。
学生さんが話している間、バイザーは
・学生さんが何を伝えようとしているのかを考える
・学生さんが話終えた後、伝えたい事を要約してあげる
・間違っている事をどう修正してあげれば一番理解出来るかを考える
をやってみて下さい!
慌てなくて大丈夫です。間違っている意見を言っていても間髪入れず修正しなくても大丈夫です。とにかく冷静に最後まで話を聞き学生さんが一番理解出来る言葉を選び物事を伝えてあげましょう!
それがバイザーの役目です。
逆に間髪入れずバンバン修正してしまうと学生さんの記憶にも残り辛くなってしまいますし話も永遠と終わらなくなってしまいます。
そして、もう1つ重要なのは『バイザーの憶測で物事を発しない』ということです。
『学生さんはきっとこう考えているだろう』で物事を発してしまうとコミュニケーションエラーが発生してしまう可能性もあります。
コミュニケーションエラーを生じさせないようにする為にも学生さんには全てを話してもらいましょう!
どう思ったのか常に聞く
作業療法臨床実習のバイザーをやる時に意識すること2つ目はどう思ったのか常に聞くようにしてみて下さい。
・患者さんと話してどう感じたか
・評価をしてみてどうだったか
・治療を行なってどうだったか
・患者さんの反応をみてどう思ったか
・患者さんの発言を聞いてどう思ったか
など、何かあった際はバイザーから積極的に様々な事を聞いてあげるようにしてみて下さい。
学生さんの表出を待とう。
これでは日がくれてしまいますし伝えたい内容をバイザーの方も忘れてしまう可能性があります。
バイザーの視点を感じて貰えるようにバイザーから問いかけて考えてもらうという体験も学生さんにとっては重要なことになります。
表出が始まったら話を遮ることなく最後まで聞きましょう。
表出しきったらアドバイス出来る事があればアドバイスをし良い考えを持っていたら褒めて次からも見るポイントの1つとして伝えてあげると学生さんの観察眼がどんどん鋭くなっていきます。
常にどう思ったかを聞いてあげるのもバイザーとして意識することです!
話す量を学生さん>バイザーにする
作業療法臨床実習のバイザーをやる時に意識すること3つ目は話す量を学生さん>バイザーにすることです。
ついつい様々な事を伝えたいという気持ちが大きくなってしまうとバイザーだけが話し続けてしまうという事象がおきてしまいます。
沢山の事を伝えたい、覚えて行って欲しい、伝え忘れがないようにしたい。
そんな気持ちも分かりますがバイザーばかり喋ってしまうと覚える事が膨大となりすぎてしまい学生さんがパンクしてしまいます。
それでは本末転倒ですよね。
バイザーが喋りたい気持ちが分かりますが、そこをグッとこらえて学生さんからの表出をどんどん促せるように接していきましょう!
学生8、バイザー2ぐらいでも良いと思います。
バイザーが喋るとしても問いかけと要約ぐらいで良いと思います。
喋りすぎないようにしていくのが大切です。
学生さんを常に観察して日々の経過を追う
作業療法臨床実習のバイザーをやる時に意識すること4つ目は学生さんを常に観察して日々の経過を追うようにしてみましょう!
学生さんのカルテを書くような感じで日々の発言、様子、行動を常に観察しましょう。実習初めてと比較して反応がおかしかったり明らかに疲れている様子が分かるようであればバイザーの方が気を使い『休ませて』あげましょう!
と聞いても基本的に真面目な学生さんなら『疲れてないです』と返答してしまうので何も聞かずバイザーの方で課題の量を調節してあげたり早く帰れるように考慮してあげられると良いですよ!
確かにそうですが聞かないで配慮してあげられるのもバイザーの優しさです。
学生さんの様子は初日からしっかりと観察するようにしてみて下さい!
何でも聞きやすい雰囲気作りをする
作業療法臨床実習のバイザーをやる時に意識すること5つ目は何でも聞きやすい雰囲気作りを心掛けてみて下さい。
どうしても実習に来る学生さんは緊張いっぱいです。
数週間経っても緊張しっぱなし質問し辛いと思う学生さんも多いです。
バイザーの方から緊張を解せるように配慮したり実習しやすい環境を整えてあげる事が大切です。
と思う方もいるかもしれませんが、そこまでするのがバイザーの仕事です。
学生さんに『緊張を解いてもらう』ことや『居やすい』と思ってもらう配慮をすることで学生さん自由にのびのびと実習を行えるようになります。
結果、表出が増えたり学びの多い時間を過ごして貰えるようになる可能性が高くなります。
初めての環境って誰でも慣れないものです。
そこを優しく向かい入れてあげるのがバイザーの役割になります。
バイザーは学生さんに気を使おう!
バイザーは学生さんより気を使って過ごすようにしてみて下さい!
・今日も体調は大丈夫かな
・何か悩んでいることはないかな
・過ごしやすいかな
・無理させてないかな
・学べているかな
・辛くなってないかな
まるで恋人を思うかのように学生さんに接して見ると意外とうまく行ったりします!
実習の辛さをわかっているのば指導者側だと思います。
自分がやられて嫌だったことは絶対に学生さんにしてはいけません。
バイザーが学生の頃、指導者にされて嬉しかった事をなるべく多く学生さんにしてあげて下さい。
忙しい業務の中、なかなか配慮できないというのも分かりますが2ヶ月程度グッと我慢して学生さんを一番に優先にしてあげましょう!
バイザーとして後輩育成をするということは将来、助ける事のできる患者さん、利用者さんを増やす結果になります。
なるべく良い人材を世の中に出して行きたいですよね!
やっぱり中途半端なセラピストは増やしたくないですよね!
その為にはバイザーがしっかりと気を使い学生さんがより良いものを1つでも多く学べるようにしていく必要があります。
学生さんよりバイザーが気を使い1つでも多くの事を学んで貰えるように、どんどん配慮していきましょう!
学生さんに1つでも多く学んでもらう事が大切
いかがだったでしょうか?
作業療法臨床実習のバイザー(指導者)をやる時に意識すること5選と題して記事をまとめて来ました。
せっかく実習に来てもらったのだから学生さんには1つでも多く学んで学校に帰ってもらいましょう!
自分の手で優秀なセラピストを育てていきましょう!
それが出来るのばバイザーの特権になります。
自分の所に来た学生さんが将来有名なセラピストになってくれたら嬉しいじゃないですか!
目先のことばかりにとらわれるのではなく長い将来も見据えてバイザー業を行なっていきましょう!
実習中は、とにかく学生優先。
自分の業務は二の次で良いかと思います。
早く終わらせて帰ろう。など思わず時間が許す限り学生さんと向き合ってみて下さい!
そうすることで実のある実習にする事が出来るようになるかと思います!
頑張って下さい!
以上、本日のブログでした。
最後まで目を通して頂き本当にありがとうございました。
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少しでもあなたの未来が良い方向に向かうことを祈っています。
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