こんにちは!なおです!
このブログでは『心を軽くする考え方』『医療』『リハビリ』の3つを柱に情報発信を行っています。
ブログを通しあなたの人生を少しでも良い方向に変えていけるような“お手伝い”が出来るようになることが最大の目標です!是非、参考にして頂きながら今よりも良い毎日を歩んで下さい!
医療現場に勤めていると常識では考えにくいことが本当に頻回に起きます。
その度に医療従事者はドキドキしているものです!
作業療法士もリハビリ中、様々な経験をし恐怖を感じたりドキドキしたりしています。
今回は、作業療法士やリハビリに特化させて『ヒヤッと』の瞬間や『ドキっと』の瞬間をまとめていきます!
共感していただいたり『こんなことが起こっているんだ』などを思いながら記事いじを見て頂けたら嬉しいです!
では、どうぞ!!!
作業療法士がヒヤッとする瞬間5選|起きてしまった時の対応も伝授
作業療法士がヒヤッと感じる瞬間5選を以下にまとめます!
・病室のカーテンを開けた瞬間、患者さんが倒れている
・歩行練習中に突然膝が抜ける瞬間
・点滴や経管チューブなどを引っこ抜こうとしている瞬間
・物品紛失
・リハ中眼球上転や突然喋らなかくなった瞬間
です。
これらが起きたら作業療法士の内心は気が気ではありません。
上記のことは出来れば経験したくない出来事ばかりです。
では、どういうことかを具体的に解説していきたいと思います!
対応策も書いていきますので是非、参考にしてみて下さい!
病室のカーテンを開けた瞬間、患者さんが倒れている
作業療法士がヒヤッと感じる瞬間として病室のカーテンを開けた瞬間、患者さんが倒れているのを発見してしまったときです。
『え〜〜!!!!!!』となり大騒ぎになること間違いなしの瞬間です!
人によっては手が震えたり足が震えたりする作業療法士もいるかと思います。
それぐらい作業療法士にとって怖い瞬間になります。
医療者として行わなければならないことは
・意識があるかないかの確認
・状態の確認(打った場所、疼痛の場所など)
・看護師を呼ぶ
・場合によっては医師を呼ぶ
・患者さんをベッドに戻す
なんですが作業療法士も人なので気が動転してしまい何を行えば良いか分からなくなってしまったりするものです。
出来れば遭遇したくない場面なんですが意外と患者さんが転んでしまっている所を発見する機会って多いんですよね・・・。
このような場合は『とにかく落ち着いて』行動することが重要です。
何をどうすれえば良いか分からなかったら看護師さんや周りのスタッフをとにかく呼びましょう。
最低限それが出来れば十分です!
余裕があれば上記の四角に囲った部分のことを落ち着いて行いましょう!
歩行練習中に突然膝が抜ける瞬間
作業療法士がヒヤッと感じる瞬間として歩行練習中に突然膝が抜ける瞬間です。
一気に作業療法士の脈拍が跳ね上がる事象です。笑
特に膝が突然抜けることの多い疾患は
・脳血管疾患(脳梗塞、脳出血)
・難病系
・脊椎疾患や脊椎術後
・大腿骨骨折
・認知症
などに多い傾向にあります。
それも殆ど自立しているにも関わらず突然カクンっと抜けたりするんです。
頭で考えても分からないので『どんなに自立している人でも転倒するリスクがある』ということは考えておかなければならないことです。
また、本当はあってはいけないんですが作業療法士にも気の緩みというものが存在していたりします。作業療法士の中で『転倒するはずがない』と認識している患者さんのリハ中ってたまに気が逸れていたりします。
その気が逸れている瞬間に患者さんの膝が抜けて転倒してしまったり転倒しそうになったりするんです。
この時程、ヒヤッとする場面はありませんし冷や汗や手足の震えが生じるたりすることはありません。
どんな患者さんでも気を抜かず意識を逸らさず集中してリハビリを進めることが大切です!
点滴や経管チューブなどを引っこ抜こうとしている瞬間
作業療法士がヒヤッと感じる瞬間として点滴や経管チューブなどを引っこ抜こうとする瞬間を発見してしまった時です。
特に急性期病院と呼ばれる大学病院や総合病院に勤めている人が多く経験することかと思います!
管類を引っこ抜こうとする患者さんって本当に多いんです。
・点滴
・尿道カテーテル
・経管カテーテル
・バスキャス
・CV
など生命を維持するのに欠かせない主要な管を引っこ抜こうとするんです。
作業療法士が目を逸らした瞬間に引っこ抜こうとしていたり引っこ抜かれていたりします。
その結果、再度入れ直す処置が必要になったり、あたり一面血だらけっていう場面になったりします。
作業療法士にとって絶対に経験したくない場面の1つになります。
とにかく患者さんから目を逸らさない。抜かないであろう。という考えを捨てる。
どんなに正常だと思っている患者さんに対しても『万が一』を考えて行動していくことが大切です!
物品紛失
作業療法士がヒヤッと感じる瞬間として物品紛失のときです。
そもそも作業療法では様々な物品を取り扱っています。
例えば
・調理器具
・革細工用の刃物
・ハサミ
・接着剤
・磁石
などです。
それは何故かというと患者さんを危ない状態においてしまう可能性があるからです。
病院は予想外のことが起きる現場です。
患者さん自身が刃物で自分自身を傷つけてしまったり接着剤を飲み込み自殺未遂を図ってしまう人も中にはいます。
なので物品がなくなったら作業療法士は気が気ではないです。
とにかく物品探しに何時間も費やしたりします。見つかるまで探します。
『まぁ、いいか』ということもあり得ません。
物品紛失をなくす為には『担当者が作業療法中席を外さない』『活動が終わったら患者さんが帰る前にすぐに物品を数える』などの工夫を行なっていくことが非常に重要です。
それら2つが出来れば大幅に物品紛失を防ぐことが出来るかと思います。
リハ中眼球上転や突然喋らなかくなった瞬間
作業療法士がヒヤッと感じる瞬間としてリハ中眼球上転や突然喋らなくなった瞬間です。
眼球上転や会話がなくなっていくのは患者さんの『これから倒れます』の合図です。
とにかく早くベッドに寝かせることが第一になります。
作業療法士も落ち着いて行動して行かなければなりませんが上記のサインが見えたら相当焦ります。冷静でいられなくなる人が殆どです。
出来れば経験したくない一場面になります。
こういう場合は、とにかく人を呼ぶことが第一です。
患者さんを転倒させないこと。傷を負わせないこと。共倒れにならないようにすることが肝心です。
また、リハ開始前にバイタルサインをしっかりと確認する、低血糖などの症状が見られないかをチェックしておくことも大切です。
とにかく落ち着いて行動することが大切
ヒヤッとした瞬間に遭遇したらとにかく冷静になって行動することが重要です。
怖いのは分かります。分かりますが焦っても状況は何も変わりません。
・患者さんがどういう状況なのか
・現場がどのような状態なのか
・何をするのが一番良いのか
・1人で対処出来るのか出来ないのか
・緊急性を要するのか
を考えましょう。
自分が医療機関にいることを思い出し1〜2分は何もしなくても大丈夫な時間があるんだと(極端に言えば)思い冷静さを取り戻しましょう。
1人で対応できないのなら大きな声で助け呼んだりナースコールをして人を呼びましょう!
心拍がない、呼吸がないのであれば躊躇なくスタットコール、コードブルーを行いましょう!
自分で行える限界を素早く判断することも大切です。
素早く判断することは大切ですが恐怖のあまりに患者さんを放置してしまったり、事象をもみ消したり、責任逃れをするのだけはやめておきましょう!
起こってしまったことはしょうがないので起こってしまったことに対して自分が出来る精一杯のことを行なっていきましょう!
それが出来れば十分です。
とにかく落ち着いて行動していきましょう!
どんな作業療法士でも上手く対処出来る人の方が少ない
いかがだったでしょうか!?
作業療法士がヒヤッとする瞬間5選|起きてしまった時の対応も伝授と題して記事をまとめて参りました。
そして瞬時に物事を判断して上手く対処出来る人の方が少ないので安心して下さい。
上記にも述べましたが何か起きた際には『今、自分に出来る最大限のこと』を行えれば十分です。
自分の出来る最大限のことを超えたら自分より経験を積んだ人か医師に任せて対処してもらいましょう!
自分で抱えこみすぎないことが重要です。
少しでも急変時に対応出来るようになりたいのであれば BLSなどを取る。転倒をなくしたいのならバイタルチェックやリハ中気を逸らさないようにしていきましょう!
是非、この記事を参考に日々の臨床に役立てて頂ければと思います!
以上、本日のブログでした。
最後まで目を通して頂き本当にありがとうございました。
その他にも
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少しでもあなたの未来が良い方向に向かうことを祈っています。
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