こんにちは!なおです!
このブログでは『心を軽くする考え方』『医療』『リハビリ』の3つを柱に情報発信を行っています。
ブログを通しあなたの人生を少しでも良い方向に変えていけるような“お手伝い”が出来るようになることが最大の目標です!是非、参考にして頂きながら今よりも良い毎日を歩んで下さい!
前回の記事では急性期病院における医師と作業療法士の関係性を書きました。
まだご覧になってない方は是非、以下のリンクからアクセスしてみて下さい!
今回は、看護師さんとの関係性について実際の現場でやり取りされている事を述べて行きたいと思います!
看護師さんと作業療法士って似ている部分もたくさんあるんです!
・他の病院ではどのように関係性を築いているのか?
・看護師さんに何を聞き、何を伝えれば良いのか?
・作業療法学生さんが看護師さんに何を聞けば良いのか?
そんな事が気になる方は是非、今回の記事を見てって下さい!
きっとお役立て出来る内容が乗っていますよ!
急性期病院における看護師と作業療法士の関係性|こう関係性を築く!
急性期病院における看護師さんと作業療法士の関係性は協業仲間です!
看護師さんは患者さんの全身状態の管理、日常生活動作を見ています。
作業療法士はリスク管理を行いながら日常生活動作のリハビリを進めて行きます。
患者さんの日常生活において常に病棟とリハビリでギャップが生じないように
常に情報交換を行い1人の患者さんをよりよく支援出来るように協業しています。
その他にも患者さんの介助方法に関して作業療法士が実際に病棟に行き看護師さんへ介助方法を伝えることもあります。
スタッフ同士も身体を痛めない方法を教えあいながら過ごしていくことも大切なことです!
また、患者さんの退院に向けての話し合いも重点的に実施しており
・どんなサービスが必要になるか
・どれくらい動けるようになっているのか
・誰かの支援が必要なのか
・1人でも過ごしていけるのか
・家の環境整備はどうすれば良いか
・どんな自主トレを患者さんに伝えれば良いのか
などの話し合いも適時行なっています。
逆に看護師さんからは
・患者さんの病棟での様子
・夜間帯の様子
・食事の際の状態
・介助量
・どんな治療を行なっている
・治療から得られる反応にはどのようなものがあるか(様子の変化など)
などの情報を頂きそれを基に作業療法実施に役立てながら患者さんを支援しています。
お互いなくてはならないパートナーですし協業しなければ患者さんに対してより良い支援が行えなくなってしまうと言っても過言ではないことかと思います!
看護師さんとの情報交換をしつつ医師、理学療法士、言語聴覚士、薬剤師、臨床検査技師、放射線技師など必要によって情報交換を行い患者さん1人を退院まで導けるように支援をしています!
入院患者さんに対してはどんな病院でも本当に様々な部署が介入し全身状態、生活状態を徹底的に管理しています!!!
看護師と作業療法士の関係性!〜具体的なやり取り〜
ここからは具体的なやり取り内容に関してお伝えしていこうと思います!
・定期的に病棟カンファレンスを行う
・ベッドサイドで看護師さんに会ったら積極的に情報を伝え、情報を貰う
・薬剤の変更に関してもリアルタイムな情報を貰う
・リハビリ時の全身状態の変化をリアルタイムで看護師さんに伝える
・動作能力の変化を伝え出来る動作を患者さんに実施してもらうようにする
上記の事を毎日、毎日情報交換、情報共有を行なっています。
では、具体的にどういう事かをこれからお伝えしていきます!
定期的に病棟カンファレンスを行う
自分の病院では担当制で毎日誰かしらが病棟の看護師さん達とカンファレンスを行なっています。
病棟カンファレンスでは
・リハビリでの状態を伝えて
・病棟での状態を聞いて
・病棟とリハでの動作のギャップをなくす
・退院の目処の話し合いをする
・どんな社会的なサービスを入れるか
を毎回、毎回話あって決めています。
必ず週1回は、どこの病棟でもカンファレンスを行なっているので、そのカンファレンスで患者さんの状態をお互いが把握することが出来るようになります。
様々な看護師さんの意見を聞くことが出来るので作業療法士にとっても非常にタメになる時間となっています。
ベッドサイドで看護師さんに会ったら積極的に情報を伝え、情報を貰う
病棟でリハビリを実施してると点滴の処置や食前の血糖値測定などで日勤を担当している看護師さんと会うことがあります。
その時に少しお話をすることもあります!話す内容としては
・患者さんの全身状態のこと
・夜間の状態
・日中の状態
・今どのくらい動けているか
・昨日と変わった点があるか
を話しています。
逆に作業療法士の方からは、現状の動作能力を伝えたり、介助方法を伝えたり、出来る動作を伝えたり、やってみたい事を伝えたり、食べたいものを伝えたり、患者さんが本音で思っている事を伝えたりしています。
お互い1人の患者さんに対してより良い支援が行えるように常に情報交換を行なっています。
カンファレンスの場とは違い、その日その日のリアルタイムな情報が聞けて、話せる時間になるので非常に重要な時間になります!
薬剤の変更に関してもリアルタイムな情報を貰う
薬剤の変更に関してもリアルタイムで情報を貰うことがあります!
作業療法士って意外に薬剤のことに関して疎かったりするんです。
(もちろんしっかりと勉強されている方は違いますが)
なので
・どんな薬剤に変更になっているのか
・使われてる薬剤の効能には何があるのか
・薬剤だけではなく輸血に関すること
などを聞いています。
看護師さんは物知りです。
分からないものは自分への戒めも含めて素直に看護師さんに聞いてしまった方が良いです。
もちろんカルテで事前にどんな点滴が使えわれているか、どんな内服をしているかは調べ、また病棟についた段階でなんの薬が使われているかをチェックをしますが、急性期病院だとリアルタイムに看護師さんへ指示が入ったりして突然、薬の変更や輸血が行われることがあります。
重大なリスクを避けていく為にも薬剤・輸血に関することはリアルタイムで聞く必要があります!
その情報を基に作業療法時に起こり得るリスクを想像して患者さんのリハビリを進めて行ったりしています!
看護師さんも本当に親切丁寧に教えてくれる方が多いので作業療法士の立場からしてもありがたいこと多いです。
リハビリ時の全身状態の変化をリアルタイムで看護師さんに伝える
リハビリ時の全身状態の変化をリアルタイムで看護師さんに伝えることもあります。
・術後リハでの状態変化
・リハビリを行なったことによるバイタル変化
・介助量
・意識レベル
・動作能力
を作業療法が終わった後にナースステーションにいるチームリーダーの看護師さんもしくは病棟にラウンドしている日勤看護師さんを見つけて伝えるようにしています。
作業療法実施時に得られた情報を適切に看護師さんへ伝えることによって、患者さんがより早く起き上がれるようになったり、状態を悪くしないようにしていくことができます!
作業療法をやったらやりっぱなしというのはあまりよくありません。
作業療法を実践した際に得られた情報は、どんなに小さくとも積極的に看護師さんへ伝え情報共有を行なって行きましょう!
情報共有が行えた方が作業療法の効果もあげることができ、患者さんに対しても安全な生活を提供することが出来るようになりますよ!
動作能力の変化を伝え出来る動作を患者さんに実施してもらうようにする
動作能力の変化を伝えて出来る動作を患者さんに実施してもらえるように促していくこともあります。
『出来る日常生活動作』を看護師さんに伝え患者さんにはどんどん『普段日常的にしている日常生活動作』にしてもらうことで、より早く退院していくことが出来るようになります。
生活動作が出来るのにいつまで経っても看護師さんに依存している患者さんも少なからずいらっしゃいます。
それでは、どんどん家に帰れなくなってしまいます。
助けと甘えは別物です!
そこを理解してもらう為にも看護師さんに適切な患者さんの動作能力を伝え病棟でも動いてもらうように支援してもらったりしています!
患者さんの事を適切に理解していくために必要な情報交換のやり取りです!!!
看護師さんは最高のパートナーです!
いかがだったでしょうか!?
急性期病院における看護師と作業療法士の関係性|こう関係性を築く!と題して記事をまとめてきました。
他の部署の方より一番密に情報交換、情報共有をしていく相手です。
病棟では看護師さんと積極的にコミュニケーションを取り何でも話あえる間柄にしておくと
自分の臨床も進めやすくなりますし、看護師さんの業務を助けることになります。
また、患者さんに対しても
・多くのストレスを与えずに済む
・患者さんの自由度をあげることが出来る
・より適切な支援を行えるようになる
・患者さんの願望なども伝えられるようになる
・退院まで最短に支援することが出来る
などメリットが非常に多いものになります!
医療はチームです。
より細かくコミュニケーションを取れた方が良いに決まってます!
萎縮することなく、自分の意見も積極的に伝え情報も適切にもらえるようにしていきましょう!
それが作業療法士の行うことです!!!
以上、本日のブログでした。
最後まで目を通して頂き本当にありがとうございました。
その他にも
などの記事を書いています。気になる記事がありましたら是非、覗いてみて下さい。
少しでもあなたの未来が良い方向に向かうことを祈っています。
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